姉のように慕う年上の女友達との何気ない会話で、畑中真理はつい自分のことを「処女ではない」と言ってしまった。そのたった一つの強がりが、真理の許へ何倍にもなって戻ってくる。まさかこんな大惨事になってしまうなどとは、彼女に予想できようはずもなか
った。
人生初の恋人になってくれそうな彼に、自らの身が処女だとバレたくない真理は、あろうことか大変よろしくない対策を講じてしまう。
「――の内の……誰か一人にね、あの、えっとね、私の処女をね、奪ってほしいの――」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-18 04:27:53
12456文字
会話率:28%
どこにでもいる28歳フリーターが、高校卒業して何故フリーターであり続けるのかを、バカバカしく呆れつつも、なんだかほっこりするような日常交えて語ってます。
これを読んで、就職活動に励んでくださいww
最終更新:2013-12-19 16:28:47
1676文字
会話率:0%
乃木坂は大学二年生になる。
彼には恋人がいた、アガタ亜紀。一年前に死んでしまった彼の恋人。乃木坂と亜紀はトラックとバスに巻き込まれるという重大な交通事故に一年前にあってしまったのだ。
乃木坂は奇跡的に全身打撲と骨折程度だったが、彼女は、死
んだ。それも、無惨な姿で。
「今でも、肉体が引きちぎれて、眼球が自分の目の前に転がってこっちをみていて、内臓がとびでた彼女の肉塊と化した死に際を思い出す。」
乃木坂は、いつもどおり、大学の先輩であり、宇宙人を見つけようと孤軍奮闘している真北と軽く話す。
1人孤独へアパートに帰る。アパートには、ブラック企業に内定した、理系の女性の先輩、益本さんが虚ろな眼をして、あいさつをしてくれる。
そんなとき、乃木坂は奇妙な生物と出会う。
まるで、死に際の彼女亜紀にそっくりの、無惨な姿である「肉塊」にそっくりの。
宇宙人探求の真北には隠し通そうとするが、同じアパートの益本さんにはその存在がバレてしまうも、益本さんは、この奇妙な生物を「宇宙人」と呼び、3者で共同生活が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-03 19:15:22
3505文字
会話率:13%