山の神彼の治める国の浜辺にとある日、黒船の船団を数多引き連れ芸王が侵略しにやって来た。
彼は光の如く現れ、芸王が拠点を置こうと侵略を開始した浜辺の国に奇襲をかけたが、それは自国の置かれた状況を危惧し、敵ではあるが、見どころのある芸王に彼の生
き残った一人娘を、類を類に知らせず嫁入りさせる為だった。
それほどまでに、彼の国や、周辺が芸王と同じ、天津神に侵略されつつあり、悩みの種だったのだ。
彼が山の獣であるならば、芸王は海の鯉だと、林は言った。
そんな、芸王と類の物語。(続編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 14:00:00
11566文字
会話率:44%
パラレル・ワールドから転移してきた若者が、その保有する能力と富を使って、貴族社会に取り入り、朝廷の官位を得て、攘夷か開国かで揺れる激動の幕末・そうして維新への時代を、愛する女たちとともに先駆ける。
最終更新:2020-01-24 19:00:00
55431文字
会話率:17%
時は江戸、黒船来航まであと数年。佳穂(かほ)は望月藩月野家上屋敷で奥方様に仕えていた。幼い頃の出来事がきっかけで清らかな身体のままでの一生奉公を望んでいた佳穂だったが、若殿様の急死で養子となった慶温(よしはる)こと又四郎にその望みを砕かれる
。
初めて閨に侍った夜、「そなたにはずっと前にも会ったことがある」と言われるものの、佳穂にはまったく心当たりがない。その上、危険な発言までも。果たして又四郎は何者なのか。佳穂の幸せはどこにあるのか。
R18は終盤近くになってから。最終話は十二月十三日午後五時更新予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-13 17:00:00
186129文字
会話率:45%
遠州の農村から男と女が知らぬ世界へ出た。未知の町で繰り広げられる生き様と他人
との「葛藤」を描いたもの。
最終更新:2015-05-23 09:35:37
2686文字
会話率:35%