生まれ変わったら花がいいー。食い扶持を減らす為に売られた先で、暴力に耐えながらなんとか生きてきた。けれど主人の貴族様は借金まみれだったらしい。奴隷落ちと言われても、飯が食えて眠れるならそれでいい。どうせしょうもない人生なのだから。だからせめ
て来世では、花にでもなりたい。
※理不尽と暴力まみれの最底辺の世界で生きてきた青年が、死にかけの男と出会って人として生きる事、誰かのために生きる事を知るお話。
※暴力的な描写と無理やり・モブレがあります。苦手な方は観覧注意。
※不憫受ですが攻もかなり不憫です
※最後は絶対にハピエンですが、そこまでかなり長く不遇です
【奴隷落ちした訳あり元騎士×奴隷落ち平民青年】【性描写有りには※表記】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 12:00:00
314513文字
会話率:26%
お昼時の学食。大学一年生の羽澄(はずみ)は、同級生に絡まれていたサークルの先輩の一葵(かずき)を助ける。お礼にと街へ連れ出された羽澄。
真っ直ぐな性格そのままに、自らを語る一葵とは対照的に、羽澄は自分の事をほとんど話せない。
学食であなた
をを助けることが出来たのも、あなたの弱点に気がついていたのも、それはいつもあなたを見ていたから…
サークルで提案した旅のコンペに羽澄のプランが採用される。桜舞い散る羽澄の故郷で共に過ごすうち、二人はお互いの息苦しい家庭環境、生い立ちの共通点を知る事に、
ほんの思い付き、何気ない言葉、
大学を卒業した一葵はオーストラリアへ、一葵は一人の女性を伴って帰国する。幸せの絶頂の一葵。
しかし、女性は恋人に何も告げぬまま姿を消してしまう。
打ちひしがれる一葵を慰め、行方を探す手伝いを申し出る羽澄。
彼女はなぜ姿を消したのか、
複雑な胸の内を隠し続ける羽澄は、
当サイトで完結しております『沈丁花の咲く家』https://ncode.syosetu.com/n5706ga/と、
連載中の『風を感じるために生まれた』https://ncode.syosetu.com/n8937gi/と同じ登場人物が出てきますが、独立したストーリーとして、単独で読めるように書いていきます。
上記二作品の登場人物、西崎 羽澄と俊葵(としき)の父、一葵の学生時代からの話です。昭和の終わり、平成の始め辺りから始まります。登場するツールや表現が古いのはそのせいです。
BLの世界観を含んだ作品となります。やや、性暴力を匂わす表現が出て来ますが、性的表現は少な目です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 19:00:00
95231文字
会話率:47%
この話は、太田が異世界に行ってなにもしない物語。 時には誰かを
知らず知らずのうちに
傷つけてしまったり
失ったりして初めて
犯した罪を知る
戻れないよ、昔のようには
煌めいて見えたとしても
明日へと歩き出さなきゃ
雪が降り頻ろうとも
今の僕には
何ができるの?
何になれるの?
誰かのために生きるなら
正しいことばかり
言ってらんないよな
どこかの街で
また出逢えたら
僕の名前を
覚えていますか?
その頃にはきっと
春風が吹くだろう
真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
へばりついて離れない
地続きの今を歩いているんだ
真っ白に全てさよなら
降りしきる雪よ
全てを包み込んでくれ
今日だけは
全てを隠してくれ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 00:01:52
442文字
会話率:72%