令嬢マガリーは社交界で『魔性・性悪』と呼ばれる有名な悪女だった。寝取った男は数知れず、最近も愛妻家だと言われていた男と寝たと噂されていた──が、当の本人は魔性どころか恋のひとつもしたことが無かった。本当は奥手なのに妖艶な外見のせいで、行く先
々で声を掛けられまくるマガリーは男に口説かれる事にうんざりしていた。そんなマガリーの元に一つの縁談が舞い込む。相手はどんな女から言い寄られても首をぜったいに縦に振らないという女嫌いで有名な侯爵アノックからだった。マガリーは思った。女嫌いのアノックの元ならば、私はもう男から迫られない、と。
◆アルファポリスにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 22:00:00
24099文字
会話率:34%
村田沙耶香さんの小説「コンビニ人間」のパロディー小説です。
最終更新:2022-03-07 12:50:06
58748文字
会話率:25%
「ルンディガルディ」「何言ってるのか全然分かんない!」
王女のリゼルレチアは、言葉の違う国の王子ヴァレリオとの婚約が決まっている。
ある日、ヴァレリオが勉強のために通訳なしでリゼルレチアの国にやってきた。おまけに滞在先は彼女の城。
婚約者が
イケメンだったことを知って、リゼルレチアは大興奮。言葉が通じないのをいいことに、彼に甘い言葉を言わせようと画策する。
そして滞在初日の夜、突然リゼルレチアの部屋にヴァレリオが訪れて……?
恋に恋するおてんば王女と、言葉の壁を無視してグイグイ迫ってくる王子のトロあま異文化コミュニケーションは果たして成立するのか!?
※全10話です(予約投稿済み)。
※R回にはタイトル横に※がつきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 20:00:00
62838文字
会話率:34%