紅蓮の女騎士ジョエル・ラクナムに、突如として持ち上がったのは、第二王子ライドン・ル・メルクランティスとの政略結婚だった。
王命として下されたその話を、一介の騎士ごときが断る事など許されない。
国中の独身淑女が、ライドンの隣を狙っていたという
のに、選ばれたのは国最強の女騎士。
結婚に興味もなかったジョエルは自身がライドンの妻となる役割を護衛だと思うことにした。ライドンに相応しい結婚相手が現れるまでの間、王子を護ること。いつでも身を引くつもりだったのに、蓋を開けて見れば、ライドンに別れるつもりは毛ほどもない。
むしろ、溢れんばかりの愛情をジョエルへ注ぐ毎日だった。向けられる愛に戸惑い、怖がるジョエルに、ライドンは懲りずに愛を囁く。
愛に臆病な国最強の女と、腹黒(ぺ)天使、そして、2人を応援する周囲の人間たちによって繰り広げられる愛のお話。
【定期更新】
隔週水曜日 8:00予定
※事情により前後する場合がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-19 18:05:17
52961文字
会話率:40%
気弱な男、木村良樹(きむら・よしき)は自分には釣り合わないような器量良しの和田小百合(わだ・さゆり) と結婚する。最初はまったく振り向かれなかった良樹だが、小百合の恋愛が常に不幸なものであったためか、遂に待望の結婚に至る。二人の幸せの日々
が続き、やがて息子の創(そう)が誕生する。創は小百合そっくりだ。が、良樹には似ていない。けれども「世間には良くあることだ」と良樹は息子と自分の顔の相違を受け入れる。
創はすくすくと成長し、やがて三歳となり、幼稚園に通う。ある日、創の幼稚園の友だちが、「そうくんと、おなじかおをした、おとなのひとを、みたよ」と創に告げる。創は良樹にそれを伝えるも、すぐに忘れる。また良樹の方もまるで気にしない。自分の目で、その男の姿を目撃するまでは……。
まさか、托卵? 創はその男と小百合との子供なのだろうか? それともただの「他人の空似」なのだろうか?
芳樹の心の葛藤が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-29 10:00:00
23884文字
会話率:52%
昭和××年。冬の小学校、その校庭。ブルマ一枚で乾布摩擦をしていた武内光代は、ガキ大将の健太にからかわれる。窮地の光代を助けたのは、幼馴染のあきらだった。あきらに淡い恋心を抱く光代だったが、そんな二人を良く思わない者たちが姦計に陥れようとして
いた。 全国に向けた生放送で恥を掻かせようとするその企みを、二人は掻い潜ることができるのだろうか? 最後に待ちうけている運命とは? ~~以下、台詞を一部抜粋~~「生放送でハプニングが起きるのなんて良くあることだよ」「仕返しに、パンツも下ろしちゃおっか。それでおあいこよね」「どこからがおちんちんの始まりなのかな?」 二人の絆が、今試される。 ※Pixivにも同名の小説を掲載しています。展開は同一です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-29 00:04:20
41544文字
会話率:51%