彼は可哀想なおじさん。
誰よりも劣る社会的弱者であり――誰よりもこの世を謳歌する勝者である。
最終更新:2023-05-07 21:51:40
14747文字
会話率:25%
「アンタ……名前は?」
「ほぇ??」
「名前。あるんでしょ?」
「あ、あるわよ!! あたしは|珉花《みんか》! ジャックラッセルのアニマの珉花よ!!」
「そう」
ある日の夕暮れ時、一人の男と一人の少女が出逢った。
女性も羨む美貌を
持ち、オネエ言葉を使う自社ブランドを経営するメイクアップアーティストの、|朝生《あそう》|鳥海《なるみ》。
ある時世界中で発生した新人類――人間以外の生き物の特徴を持って生まれる|獣人《アニマ》の、犬の耳と尻尾を持つ少女珉花。
片や容姿にも経済的にも恵まれた生活を送っていた、社会的成功者。
片や親も身寄りも無く、同じ境遇の者達と共同生活を送り、施設に〝保護〟されている社会的弱者。
人権は認められているものの、未だ立場も弱く社会的地位の低いアニマである珉花とのやり取りを経て、鳥海は色々と曰くの有る施設から彼女を引き取ることに決めたのだが……
「アンタ……何してんの?」
「分かってるわよ……! どうせあんたも園長みたく、こういうことしてほしくてあたしを拾ったんでしょ!?」
地位が有るがゆえに満たされない日々を暮らしていた青年と、何も持たないがゆえに己を守ることに必死な少女。
二人の奇妙な歪んだ関係は、まるでお互いの傷を舐め合うようにして加速していく――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-17 01:21:39
25848文字
会話率:54%
いきてるんだよね 悪いけど
最終更新:2020-10-25 17:40:04
464文字
会話率:0%
これも間違った価値観なのかなあ
最終更新:2019-09-17 21:37:11
367文字
会話率:0%
淫紋――それは《不当な快楽》を支配するもの。
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ここは新興の迷宮都市。王権と教会の支配がせめぎあう境界領域。
その最底辺に、ふたりの迷宮探索者がいた。
異端の烙印を押された忌み子の少女=ノノアと、手淫常習の元聖女=キノイ。
彼女た
ちの目的は、迷宮の底にいるという《神様》に会い、自らの信仰を確かめること。
そんなふたりに立ち塞がるのは、迷宮の試練――ではなく、彼女たち自身の欲望と快楽だった。
これは、信仰と欲望に揺れる子どもたちが、ほんとうの愛と幸福を――あるいは、それを持っているという確信を――求めて抗う話。
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あるいは、悲惨な過去を持つマザコンの社会的弱者少女(褐色肌白髪メカクレ緋眼のちび、年上の彼氏持ち、13歳)が信頼していた相棒(褐色肌金髪碧眼の痩せ型で長身、自慰中毒、21歳)に淫紋を刻まれて人生めちゃくちゃにされる話。
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第一章完結。二章はもう少し先になります。
→淫紋や愛についての考え方の変化があり、このまま続きを書くのは難しい状態です。今後更新するとしたら、一章から再度別作品として投稿することになるかと思います。申し訳ありません。(2022/06/10追記)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-30 19:04:51
121749文字
会話率:37%