エレナことエレオノールは元伯爵令嬢だが、没落して今は市井の冒険者に身を落としていた。そんな彼女に付き従う従者のヴィクトールと二人で荒仕事に明け暮れる彼女は、片思いしている相手のヴィクトールが自分の祖父のいいつけで仕方なく自分についてきてい
るのではと不安になっていた。彼を自分から解放してやらなくてはと思い込んだ彼女は催眠魔法のスクロールを怪しげな店で購入し、決別の前に最後の思い出として彼に抱いてもらおうと催眠をかけるのだが、やはりというかそのスクロールはインチキの偽物で……?
※SKIMAの依頼で書いたものをクライアントの許可を得て公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 10:12:16
11763文字
会話率:67%
無い内定崖っぷちの大学四年生・瀬之口 稔(せのぐち みのる)。
いつものように下宿先のボロアパートで何通目かもわからぬ不採用通知に泣き喚いていたある日、ついに隣人に怒鳴り込まれる。
玄関に立っていたのは隣室に住むJK、亜理栖(ありす)だっ
た。
隠せない高貴さが溢れ出る彼女は元・超お嬢様。
父親の事業失敗による破産、一家離散の憂き目に遭いながらも、再興の炎を胸に商業高校に通い出して数ヶ月。
そんな庶民の常識に疎く、性的な知識も乏しい箱入り娘。
伸し掛かる将来への重圧と身の回りのヤバい奴らに心をやられ、限界までストレスの溜まった大学生が見逃すはずもなく……?
「あなたはほんとうに駄目ですわね」
「お嬢様……」
「仕方ありません。わたくしがあなたを立派な人間にしてみせますわ!」
「ママ……!」
クソ大学生と没落お嬢様の繰り広げるハートフル(?)コメディ、はじまります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 19:00:00
28767文字
会話率:37%
私はお嬢様…だった。半年前までは。
両親が飛行機事故で亡くなり、一人娘の私が未成年のため、会社の経営が親戚に任された後、あっという間に倒産した。
家屋敷を手放し、手元に残ったのは、なんと数千万。
執事や運転手、メイドの給与なんてとても払えな
いので、みんな辞めてもらった。
執事は、私の結婚相手を見つけるまではと残ってくれた。お金がなくても、お嬢様は由緒正しいお嬢様でございます。私が必ず良い嫁入り先を見つけますと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 02:10:09
2682文字
会話率:41%
デミトリアはかつてジャックから酷い仕打ちを受け、彼と仲違いした。ジャックはジャックで謝罪の機会を与えてくれず、自分を拒絶した(誤解)デミトリアを恨んでいた。
仲直りすることがないまま年月が過ぎ、デミトリアの家は父親の死によって没落の危機を迎
えていた。そんな時デミトリアの前にジャックが現れる。彼は金で爵位を買った、成り上がりの貴族となっていた。
ちょっと気の強いお嬢さんと、色々と詰めが甘くて復讐に徹しきれない男が関係を修復していくお話。
※タイトルに「海賊」とありますが物語の舞台は陸地です。海や船は殆ど出てきません。
※Rは薄めで「こじれる→もだもだする→両想い→初夜」程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-13 06:41:46
97862文字
会話率:34%