エレナことエレオノールは元伯爵令嬢だが、没落して今は市井の冒険者に身を落としていた。そんな彼女に付き従う従者のヴィクトールと二人で荒仕事に明け暮れる彼女は、片思いしている相手のヴィクトールが自分の祖父のいいつけで仕方なく自分についてきてい
るのではと不安になっていた。彼を自分から解放してやらなくてはと思い込んだ彼女は催眠魔法のスクロールを怪しげな店で購入し、決別の前に最後の思い出として彼に抱いてもらおうと催眠をかけるのだが、やはりというかそのスクロールはインチキの偽物で……?
※SKIMAの依頼で書いたものをクライアントの許可を得て公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 10:12:16
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