「貴女を、私の婚約者にしたい」
そう突然求婚してきたのは、女嫌いで有名な冷徹な大公・レオナルトだった。
戸惑いながらも断れず、流されるように始まった婚約生活。
けれど彼は毎日のように現れ、甘く、激しく、私を口説いてくる。
「他の男
に笑いかけるな。君は……私のものだ」
なぜ彼は私にだけ、こんなにも執着するの?
その真意と過去に触れたとき、私は彼に深く、愛しく囚われていた。
――氷のような大公に、独占される恋が、今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 23:43:39
20518文字
会話率:35%