失恋の傷心を抱えながらひたすら仕事に没入して暮らす飛脚問屋『きつね屋』の若旦那(20)が、子どもの頃に助けた狐に突然求愛され、まだ片想い相手を忘れられないままずるずると身体だけの関係を続けていくうちに絆されてしまって…という「俺が忘れさせて
やんよ」みたいな湿度高め系の和風恋愛譚です。
態度は乱暴だけど尽くし系の飛脚狐×失恋直後の仕事人間な若旦那の拗れた両片想いのすったもんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 20:17:13
100017文字
会話率:35%
「竜になったら乗せてあげるよ」と笑う彼女に、不遇の竜騎士見習いは「私と竜を産んでくれ」と手を伸ばした——。
貧民街の鬼強い〈竜憑き〉と有名なティアは、ある日、王国竜騎士団のミシェルから遠征への同行を求められる。敵国が擁する〈勇者〉の一団か
ら野生竜を保護するために。面白そうだと引き受けたものの、問題の竜に会う前から騎士団の駄竜に惚れられ、人に獣に襲われ、殺し屋に睨まれる羽目に。おまけに、取り憑く竜が日に日に体を疼かせて——⁉︎
野生の竜みたいな女の子が、冒険したり、恋したり、珍妙な愛を叫ぶ勇者に捕獲されそうになったりしながら、自分の竜騎士を得る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 22:07:07
246434文字
会話率:46%
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの細通じゃ
天神さまの細道じゃ
ちっと通して下しゃんせ
御用のないもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札を納めに参ります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
作者不
明の童謡やわらべ唄には当時の風習を風刺したものが多い。
人身売買を唄った花いちもんめ、義母に階段から突き落とされて流産した女が犯人を捜す様子を唄った又は罪人が斬首されている様子を子供が唄ったかごめかごめ、そして、神隠しや人柱を唄った通りゃんせ、どれも都市伝説の一種だが、決してデタラメではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 22:16:43
11073文字
会話率:20%
今年から大学一年生となる柿ノ木修。
東京で念願の一人暮らしを始めるために選んだ部屋は事故物件でした。
「幽霊?アホくさ。いるなら出てきてみろっつーの」
怖がる人が多いお陰で家賃も安いし最寄り駅まで徒歩3分の好立地マンション。
幽霊に感謝
しなくちゃなーなんて思っていたら、本当に出てきちゃった爆乳の女幽霊。
夜中にパンツとワイシャツ一枚って、そんな薄着で跨ってきてナニしてんの?
やっぱりここ謂く憑き物件でした。主に下半身が祟られています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 15:59:02
8336文字
会話率:9%
民俗学者伊坂幹比古は、一枚の手紙に招かれ、静かな漁村を訪れる。そこには人魚憑きと言われる、美しい少年、石榴がいた。幹比古は石榴を救うため、とある方法でもって憑き物落としを執り行う。
伝奇もどきのおにショタ。時代背景が迷子。アルファポリスにも
掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 15:44:28
33552文字
会話率:62%
訳ありの客や品を扱う店にやって来たのは、店を預かるヨヨの幼馴染の騎士ストルツだが、訳ありの花瓶の憑き物に意図せず憑依されてしまう。ストルツを救うため、ヨヨは憑き物の『童貞で死んだ』心残りを解消することになるのだが…。
最終更新:2019-05-21 23:00:00
8679文字
会話率:40%
山の麓の小さな町には物の怪と呼ばれる奇怪なモノが出て来ては人々に悪さをする。今年、高校を卒業したばかりの千瀬はその町で静かに暮らしていた。だが代々物の怪を祓う声聞師の末裔である幼馴染が町に戻ってきたことで静かな暮らしは変わってしまった。幼馴
染の心之助は兄のように慕っていた千瀬の身体に妙な悪戯をして結婚の約束までさせているのだ。
大人の男に変貌を遂げた彼に怯えながらも、千瀬は盆に家人が憑き物にあったことで助けを求めに行くが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-07 19:46:50
236226文字
会話率:30%