古代日本、人に仇なす存在、妖魔を倒す為に現世に舞い降りた女神『アメノミツル』。なす術もなく妖魔に蹂躙されていた人類を救うべく一人奮闘するミツル。しかし、神の身でありながら現世で戦うには一つの条件があった。それは、自身と最も相性のいいとされる
人間の男との交わり、愛の力を補充すること。妖魔に襲われていた村で出会った、さえない青年『和哉』と契約したミツルは、数多の妖魔達を少数にまで追い詰める。しかし、追い詰められた妖魔達は、神から奪った神具『時の勾玉』を使い、時空の彼方へと逃げてしまう。ミツルは和也との別れを惜しむ間もなく、効力の失われた時の勾玉に、自身の神力を使って妖魔達を追って時空の彼方へと旅立っていく。
時空を越えて降り立ったミツルが目にしたのは、古代日本とは別世界の巨大な建物が並ぶ現代日本だった。神力の失われたミツルは、和也と瓜二つのさえない青年『天野和哉』と運命的に出逢い、再び契約(婚姻)を交わし、『天野美鶴』として現代で活動を始める。和哉と協力し、現代にタイムトラベルした妖魔達と戦う美鶴。戦いの中で二人は契約以上の想いで惹かれ合っていく。
しかし、美鶴は気付いていなかった、古代でも現代でも、自身に下卑た視線を向ける和哉の兄『達哉』の存在があることを……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 21:11:27
75374文字
会話率:49%
可憐な美少女の雛菊は、忍び里で忍法を会得したくノ一である。
雛菊の父親と母親は忍びの任務に失敗し、敵地で行方知れずとなっていた。両親が果たせなかった邪妖誅殺の任務を将軍から拝命し、大鬼・鬼灯道滿が治める『鬼灯ノ国』に潜入する。
―
―ところが、今から十六年前、道滿との敗れた雛菊の母・蝴蝶は美貌を見初められ、鬼胤で孕まされていた。世継ぎを欲する道滿は、凄腕のくノ一であった蝴蝶を陵辱し、子産みの情婦に堕とした。かろうじて逃げ延びた父・吉備彦は消息を完全に絶ち、己の妻を救い出すことは叶わなかった。
そうした過去の出来事を知らぬまま、『鬼灯ノ国』を訪れた雛菊に災禍が降りかかる。
先んじて入り込んでいた蒼月家の美女侍・桜刀斎は、邪妖誅殺の任務を帯びる身でありながら、現地の少年と恋仲に陥り、孕み腹となっていた。
桜刀斎を嫁にしたい便利屋の小僧・芦谷は、雛菊の任務を手伝うと申し出る。しかし、雛菊は桜刀斎と芦谷を信じ切れず、単独で任務に臨んでしまう。
道滿の動向を探るべく、敵城の本丸に忍び込んだ雛菊は、自身と同じ幻影忍法を使う鬼女に出会う。血縁遺伝の幻影忍法の使い手は、失踪した母・蝴蝶だけだった。
――謎の鬼女は、母のみが知る幻影忍法の奥義で雛菊を圧倒した。
自分以上に幻影忍法を使いこなす鬼女が、蝴蝶と道滿の間に産まれた胤違いの妹と勘付き、雛菊は激しく動揺し、深傷を負う。追い詰められた雛菊は、駆けつけた桜刀斎と芦谷に助け出され、一命は取り留めた。
鬼女の攻撃で雛菊は鬼毒に蝕まれてしまう。命を削る熱毒を癒やすため、雛菊は芦谷との房中術で解毒を試みるが、全ては仕組まれた罠であった。
◇ ◇ ◇
全十話くらいの中編小説です。
作者の性癖で登場するヒロインとサブヒロインは孕んで出産します。
舞台は飛鳥時代(西暦六六〇年)くらいの古代日本。鬼退治の「くノ一」と「女侍」が孕まされるお話です。メインヒロインは貧乳の女忍・雛菊! 現地に着くと何やら不穏な気配⋯⋯!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 12:00:00
58895文字
会話率:50%
古代和風伝奇BL。主従もの。ワケありの若君と、若君の諸事情に振り回される尽くし攻め。
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<あらすじ>
倭国に小豪族が乱立していた時代。
地方豪族・緒上氏の三男である神久良は、幼いころより身の内の別人格に悩まされていた。
別人格はたびたび彼の体を乗っ取り、戦で勲功をあげる。
だが性根の優しい神久良は戦へ駆り出されるたびに心傷つくのだった。
従者の隼勢はそんな神久良を献身的に支えるが、内心では満たされぬ想いを抱えており……。
そんな中、とある同盟相手の大豪族が神久良に目をつけたことがきっかけで、主従と緒上氏をとりまく状況は一変する。
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豪族のいた時代のような古代日本をイメージしています。
時代設定ふんわり、和ファンタジーです。
みずらを結った雄々しい若様が書きたくて書いてます。
威勢はいいが精神的に脆さのあるツンデレ強気受けです。
和風伝奇ロマンBLを目指しています。殺伐もしてますが中盤からはエロあり。
戦闘シーンなどわずかに流血描写あり、無理矢理な性表現や、攻め以外からの描写があります。
完結済のものを改稿しながらUpします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-27 16:10:01
26363文字
会話率:30%
産業革命…、世界大戦…。激動の時代を潜り抜けてきた人類は、増えすぎた人口に危機感を抱いていた。
世界は水面下で一枚岩と化し、『NWO(New World Order)』という組織が設立された。NWOは、アメリカのジョージア州に『カイドストー
ン』なる石碑を建て、『現代の十戒』を示した。
その一文はこう始まる…。
【大自然と永遠に共存し、人類は『5億人以下』を維持する】
そして、世界中で大規模な人口削減が実施される。
無差別的に人々が『削減』されていく中、日本国は独自の政策を提案、施行した。それは、『手水(ちょうず)政策』―――。
内容は公開されていないが、明確なのは、この政策の被行者に選ばれた者は『死ぬ』という事だ。それだけならば、他国が行っている削減と大差はない。しかし、手水政策には『その先』があった…。
生い立ちに少し難がある天涯孤独の『今泉拓也』は、ある日突然、手水政策の被行者に選ばれる。現世に何の未練もない拓也は、あっさりと政策の施行(安楽死)を受け入れたが、死後は別世界に飛ばされる事を告げられる。
口減らしの為に命を奪われた彼を待ち受けていたのは、それまでの常識や価値観が一切通用しない世界だった。
突拍子もないハチャメチャな世界で、暴走族を潰したり、刺青を入れたり、ドラッグをキメたり――…。
同じ様に政策を受けた者同士や、現世にはいなかった『アヤカシ』と共に、好き勝手できるこの舞台を作った『日本』の目的とは…??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 21:38:52
591106文字
会話率:41%
日本神話の英雄日本武尊《やまとたけ》は、大陸からの干渉により独立を目論む九州地方の豪族の連合からなる反乱軍の首魁、川上梟帥《かわかみたける》を殺害し、分国状態であったヒタカミを帰順させることで、天皇《すめらみこと》のもとでの統一を成し遂げる
。その、日本武尊の活躍の影には、現代日本から経験をそのまま記憶に残したまま転生した社畜コンサル(悠斗《ゆうと》)による事業指南があった。長い歴史の中で蓄積した行き違いをただし、再統一の過程で判明した日本の歪みを正すため、新たな事業に着手するが、内部の行き違い《抗争》により、その事業は頓挫してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 00:05:20
3041文字
会話率:29%
戦から戻ってきた、幼馴染であり許嫁でもあるホスセリと、いよいよ夫婦の契りを交わす。
トヨホギは喜びに胸を膨らませて初夜に臨んだ。
ホスセリの愛技に高められ、乱れるトヨホギ。
ホスセリはトヨホギを愛しながらも、苦痛を浮かべていた。
そんな二人
の寝台に、ひとつの影が忍び入る。
ホスセリはそれを自分の化身だと言って、トヨホギを貫かせた。
純粋に相手を想うがゆえに、関係がゆがんでいく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-01 18:00:00
101258文字
会話率:40%