――誰であれ、何であれ、自分を揺さぶり滅茶苦茶にし、忘れさせて欲しかった。あの男を、あの男の不在を。
15世紀、フランス王国。
イングランド軍に包囲されたオルレアンの街に待ち詫びた援軍派遣の知らせが入る。
オルレアンの守備隊長であるラウー
ルは心密かに思いを寄せる友の到着に心弾ませるが、友の関心は既に得体の知れぬ「乙女」に移っていた。
傷心のラウールに声を掛けてきたのは、ブルターニュきっての大貴族、ジル・ド・レだった……。
※自サイトからの転載作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-20 00:00:10
12598文字
会話率:36%
数年ぶりに故郷の街へと帰って来た旅の医師、ジャン・ジャック・ジェラール。
忌まわしき思い出の残る街で、彼はふとしたことから宿場を経営する幼馴染と再会する。
その翌日、丘の上に住む伯爵の使いに呼ばれたことから、ジャンの運命は徐々に逃れようのな
い狂気の渦へと呑みこまれてゆくこととなる。
互いの想いが擦れ違い、その情念が爆発したとき、恐るべき惨劇の舞台が幕を開ける!!
闇猫鍋の、ヤンデレ小説第二弾。
中世フランスの田舎町を舞台に、オカルト色を混ぜ込んで書き上げた異色作!!
※ 注意 ※
本作品は、2010年11月より某巨大掲示板サイトにて公開させていただいたものを、新たに加筆修正を行い再編したものです。
現在は諸事情により、そちらの掲示板サイトとの交流はありませんが、本作品は作者の都合により、予期せず公開を停止する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-19 19:00:00
182506文字
会話率:17%