――誰であれ、何であれ、自分を揺さぶり滅茶苦茶にし、忘れさせて欲しかった。あの男を、あの男の不在を。
15世紀、フランス王国。
イングランド軍に包囲されたオルレアンの街に待ち詫びた援軍派遣の知らせが入る。
オルレアンの守備隊長であるラウー
ルは心密かに思いを寄せる友の到着に心弾ませるが、友の関心は既に得体の知れぬ「乙女」に移っていた。
傷心のラウールに声を掛けてきたのは、ブルターニュきっての大貴族、ジル・ド・レだった……。
※自サイトからの転載作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-20 00:00:10
12598文字
会話率:36%
富も、栄誉も、何もいらない。私が望むのは、目の前のこの女性(ひと)だけ───
時は15世紀。百年戦争終末期のフランス。
相次ぐ国難の末、落ちぶれ果てた王国の宮廷に、奇跡の少女が現れた時、フランスと一人の男の運命を変えた──陰謀と愛憎蠢く幻想
伝奇。
サイトとPixivにて公開中のかなり独自解釈要素が強いジル・ド・レ元帥とジャンヌ・ダルクをモチーフにした恋愛ファンタジーです。作者の手癖で『萌え』よりも『燃え』重視の展開ではあるものの、割と糖度もエロスも高めです。本編完結済。
設定の都合上(ぬるいですが)BL要素・および残酷描写有。(あらかじめ閲覧に注意が必要な部分はサブタイトルに注意書き有)表紙絵付き。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-21 11:38:12
220111文字
会話率:23%