辺境地区騎竜中隊隊長のヴァレリアンには悩みがあった。小柄で女顔、その上士官学校時代は落ちこぼれヴァルと周りからはバカにされてきた。そんな自分がなんの因果か、傭兵ばかりの中隊隊長なのだ。一癖も二癖もある傭兵たちの中で、もっともヴァレリアンの
頭を悩ませているのが、漆黒の撃墜王の二つ名を持つノーランだった。このノーラン、上官に対し態度が悪いだけではなく、とにかく勝手が過ぎる。部下に頭を悩ませる上官と、上官を上官とも思っていない傭兵のお話。
なんちゃってスチームパンク風味の世界観です。
一章、二章は二人の馴れ初め的な話ですので、面倒な方はあらすじだけ目を通していただき、三章から読んでいただいても恐らく問題ないかと思います。
この作品はアルファポリスさんにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-25 09:00:39
183285文字
会話率:44%
《世界樹》の上に建設された新興国家カエターニア。
ルネ・オトテールは駐在武官としてカエターニアを訪れる。
そこで出会ったのは、《東の君》に仕える少女ユディテ。
お互いに利害関係にあるルネとユディテは、ぎこちないながらも交流を深めていくが、あ
る日突然起こった爆発事件に巻き込まれ――。
スチームパンク風味のファンタジー小説です。じれじれな上に甘めな展開はあんまりありません。
エロシーンは先の方です。
BL風味の表現があるかもしれませんが、そのものはありません。そこに期待していると肩透かしを食う程度だと思いますが、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 00:01:38
9784文字
会話率:38%