漆黒の高楼が立ち並ぶ花街には、早朝、ひとりの花売りが現れる。名前は玉葉(ぎょくよう)。美丈夫である彼に妓女たちは秋波を送るが、そのなかでひとりの男娼翡翠(ひすい)だけがつれない態度を取る。
花売りに扮した王様×国を滅ぼされた元王子。執着×矜
持。
実はお互いひとめ惚れの両片想い。婚約者と結婚間近だった王子を奪うために国に攻め入った王様。花売りの自分に靡けばなにも知らせず郊外の離宮に監禁予定だったが、王族にしか身を売らないと言われたので、真正面から身請けして後宮に入れることにした。
文章の雰囲気で世界観を楽しむためにむかし書いたものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 19:06:10
2586文字
会話率:32%
「離婚しましょう」
エスメラルダは大陸において有数の資産家、ディアス家のひとり娘である。将来は男性にもひけをとらず働きながら、幸せな家庭を築くことを夢みている。
ところがある日、大学卒業と同時に、父が勝手に結婚を決めてしまった。
相
手は外国人。しかも没落寸前のカリスタ魔法伯。
当初結婚に乗り気でなかったエスメラルダは、美貌の魔法伯と顔をあわせてびっくり! なんとひとめ惚れしてしまう。
もしかしたら夢が叶う、エスメラルダはひそかに希望を抱くが……
「おまえなんか嫌いだ!」
初夜、向こうから結婚なんてしたくなかったという本音をぶつけられてしまった。
「なによ、このインポ!」
これに怒ったエスメラルダは、あることを条件に離婚の取引を持ちかける――
ツンデレ×ツンデレのケンカップルが、たがいの気持ちを認めあうまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 20:01:26
126250文字
会話率:30%
シェラーレン王国に住むセレナは、立ち入りを禁じられた神殿に向かうことになった。
しかし閉ざされたはずの神殿に先客がいて……。
アドベンチャー・ロマンス。
最終更新:2018-09-04 06:00:00
9867文字
会話率:27%
完全無欠冷淡無情無敵無敗な最強有能執事(ただし超人見知り)のヒミズさんが…倒れた!
ヒミズさん唯一無二のお気に入りであるバイトの春川くんがお見舞いへと向かうのだが…!?
※別作品「2月14日」の番外編です。
こちらの番外編のみをご覧の
場合は、以下の人物紹介にざっと目を通していただけますと幸いです。(たいした紹介ではないので、読み飛ばしていただいてもかまいません(笑))
※性描写はほとんどありません。
※4話完結。ほか1話おまけあり。
【人物紹介】
・春川くん
…21歳。店長のカフェでバイトをしている。
虐待を続けようとする叔父から逃げ回っていたところを店長に偶然救われた。以来店長のカフェでバイトを続けている。
店長のことが好きだが、店長はヒミズさんのことが好きだと思っている。
ヒミズさんのことはとても怖いお兄さんだと思っている。
・ヒミズさん(冷水(ひみず))
…店長の執事兼シェフ兼カフェの総合事務担当兼店長の恋人?
様々な資格を持っているが医師免許はない。
春川くんにひとめ惚れしてしまっているが、そこは絶対みとめない。
暗いトラウマを持っていて、他人に直接触らないよう常に薄手の半透明なゴム手袋をしている。
・店長(咲伯(さいき))
…カフェの店長だが、実は財閥の御曹司。
能天気。楽観主義。好きなことだけしていたい派。
春川くんが来る前はヒミズさんにべったりだったが、今は春川くんもヒミズさんも好き。ヒミズさんが暗いことが気になっている。ふたりがいい仲になったらみんな幸せでいいよね、とかぽわんと思っている。
春川くんもヒミズさんも店長に振り回されてばかりいる。
・アンドーさん(安堂(あんどう))
…店長とヒミズさんのお抱え医師。
オカマのゲイなので女性口調で話すが、見た目はモデル並みにいい男なのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-14 14:00:00
24990文字
会話率:17%
獅子のたてがみのような真っ赤な髪をした王子セインは、隣国に攻め入りその国の美しい姫を見初める。
武骨な王子と囚われの姫の一夜の物語です。
最終更新:2014-08-07 03:06:11
4299文字
会話率:68%