クールビューティーとも、怜悧とも、静謐とも大人とも、あらゆる形容が思いつかなかった。スミレはただスミレとして美しいひとだったし、俺は小さなお坊ちゃんとして彼女のスカートに甘えてしがみつくばかりだったと思う。
でも、ほんの小さな国の片隅
で出会い、生き延びたことが奇跡とも思えるような一年間を過ごした二人としては、なかなかプラトニックだったと思う。
彼女は美しくて、俺のことを愛してくれて、誰よりも献身的な女性であって、同時に──
──かつて伝説的な殺し屋でもあった。
ただそれだけの、イチャイチャと気恥ずかしいラブコメです。
加筆修正版というか、リメイク版というか、Rewrite版です。
もともとは2017.5.8〜2021.5.7まで本編連載していたものなのですが、筆者の精神的な失調等の関係で削除・改稿投稿する形になります。
第33回フランス書院さんの官能大賞において新人賞をいただきまして、初めて書いた作品を改めて書き直したいなと思った次第です。
改めてよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 07:10:00
65397文字
会話率:32%
私、大神雪音。原因不明の激痛のせいで小さい頃から長期入院してる女の子。気付いたら死んじゃってたんだよね。死んでから分かったことなんだけど、激痛の原因は私の体内で増え続ける膨大な魔力のせいだったんだって! 病院で調べても分からないはずだよネー
。
それで、地球で生まれ変わっても同じことを繰り返しちゃうからってことで、地球の神様が異世界の神様にお願いして私の魂は異世界に引き取られちゃったの!
っで、異世界の神様に話を聞いたら、異世界は魔物でいっぱいだなんて言うんだよ!? ひどいよね!? そんな世界でひ弱な私が生きてくなんて無理だから私は神様にお願いしたの! そしたら希望通りのお願いを叶えてはくれたんだけど、種族は魔族にされちゃってたんだよネ……。まぁ、今ではこの身体にも感謝してるんだけどね? 神様のおかげで異世界で死なないで済んでるし!
えっ? 物語の始めの頃と口調が違う? 途中でプッツンしちゃってからは、こんな感じの口調だったと思うよ? たま〜に、ですます調に戻るけど。
とりあえず、私の目標は異世界で死なないこと! 夢は、お金持ちになって異世界の綺麗な景色を見るためにあちこち旅行することだよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 00:39:00
2129918文字
会話率:62%
良一「あの日関田が休んでいなければ、きっとずっと友達の友達だったと思う」
蓮「ハッピーエンドだって分かってたら、何も怖くないのにね」
出会って全てが変わっていく、いいことも悪いことも
今に迷う二人の、青春とラブストーリー
最終更新:2024-07-07 08:31:57
256310文字
会話率:43%
7年前、公爵令嬢リゼリア・ファラデムは予言の力を持つ聖女から「断言します、貴方はきっと悪役令嬢としてその名を轟かせるでしょう」と宣告された。
聖女によって悪役令嬢の烙印を押されたリゼリアは王太子との婚約を解消し、19歳の年に新たな婚約を貧乏
な子爵家の長男アルヴァン・ウォルテルと結ぶ。
だがリゼリアがアルヴァンと結婚したのにはとある理由があった。
逞しく生きようと頑張るちょっとポンコツな令嬢(19歳)と貧乏ゆえに捻くれてしまったが実は面倒見がいい子爵家当主(23歳)の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 19:51:19
51987文字
会話率:46%
何年ぶりかで顔を合わせた幼馴染は、もはや別の人間になっていた。
当時はオレよりも背が低くてよく泣くガキだったと思う。今やバスケ部の副主将でポジションはセンター。身長は見上げるほどで、実際には202cmくらいあるらしい。巨人の末裔か何かだろ
うか。
対するオレは生徒会の副会長という地位にいて、ふたりの接点は基本的には全然なかった。
家庭事情で遠くへ引っ越して、高校で再会しても長らくすれ違い続けて距離を置き続けた関係性は、卒業を間近にした今になってようやく動きはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:00:20
50238文字
会話率:52%
高校のころ水泳部だったが、女子部員や他の同級生とかとやりまくってた。
大学や社会人になってからと比べたら大したことないはずだが、俺的には一番強烈な体験をした時期だったと思う。
最近思い出す機会があったので書いてみることにした。
最終更新:2023-07-11 01:00:00
20084文字
会話率:51%
彼女が舌ピアスを付けたのは、確か中学生になってからだったと思う。
僕はその事実を知っていたが、何も言わなかった。
それは僕のためじゃなくて、男の先輩に言われたからやったことなんだってことを知っていたからだ。
最終更新:2023-05-15 16:05:31
18295文字
会話率:49%
ねえ、もし僕が悪魔になったとき、誰か止められるのかな……。
精神病というのは怖くて、運が悪ければIQが変わらず、性格だけ悪魔になる可能性がある。
俺が悪魔になればそれはサイコパス。
正直僕は悪魔になれば本気になれば核戦争を口先だけで起こせる
気がする。
誰も止められないのかな……。
悪魔にならなくても、殺されそうで……。
怖いよ……誰も理解できないんだろ?
未来と過去の人間は同じだけど別人なんだ。
精神病というのが存在するからさ。
本来、過去の発言がいくら正しくても、未来の発言を肯定する根拠にならない。逆もある。否定でも入れ替えでもさ。
言っても分からないかな……。
ごめん、昨日じゃなかった14日だ。
14日におかしくなったんだ。
最新話前書きも怖いこと書いた。訂正した。
17日2時7分。
プロフィールじゃなかった、あらすじも修正
これ全部自分語りだな……。
人を見下したくなかった。
いつもそうだ、俺はなぜか無意識に人を見下している気がしていた。
それが昨日か一昨日ようやくわかった。
俺は変人だと思ってはいたけど、そうなのか。
だから俺は、ひとりになったのか。
普通の人もだと思うけど、俺たちって子供の頃は、何も知らないバカだったのにな……。
悲しくなってきた。ほんと、悲しくなってきた。
なんなのこれ。なんでなの……。
心が追いつかない原因……
ーー
やっぱり本当のこと言ったら俺のことみんな怖いのかなぁ。
言わなきゃよかったかなぁ。間違ったか。。
まあどうでもいいんですけど、自己中なんで…。
ただ、誰かを精神病とかにしてしまったら嫌なだけで。
よしよし、いーこ。大丈夫だよ……。
なんかもう泣きたい。人が苦手なため、悔し涙以外で泣けないんだよね…。人の作品で無理やり泣こうともするけどさ、自分の作品書いてるときでもさ、潤む程度でちゃんと泣けない。
天才よりバカの方が強いんだよ。多数決で。
だから俺は人間が怖いんだよ。昨日気付いたよ。昨日急に天才になったから、テンションバグって本当のこと言っちゃったあたりやっぱバカだは俺。
昨日まで天才じゃなかったんだよ。ちょっと天才くらいだったと思う。昨日急にIQがあがっちゃったみたい。
ー
ちょっと最新話の後書きに怖いこと書いたのにミスったから、修正のとこ前書きに書いといたね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 00:21:13
49052文字
会話率:34%
定番の展開で異世界へと誘われる私と幼馴染。
ひたすら続く苦難と冒険の日々…と言ったことはなく。日帰り旅行感覚でスキルをゲットして無事元の世界に帰還出来たのは本当にラッキーだったと思う。二人の引き当てたスキルが良かったのとあいつの機転のお陰だ
。そこまではまあ良かった。結果として常人では考えられない便利なスキルを得ただけだし、
私は得たスキルの事は心の片隅に置いて元の生活に戻った。ハチャメチャな一瞬ではあったが、元々の世界での慣れ親しんだ普通の生活に戻っていった。まあ、便利なスキルなので、ちょくちょく利用はしてた。あいつも同じような心持ちで使ってたりしたのかもしれない。だが、何事もやりっぱなし、出しっぱなしは良くない。そして幼馴染のスキルは事象を継続出来るスキルであり、幼馴染はスキルを使ったのを忘れて放置してしまった。傍から見れば不可思議な現象が起きているだけで、それで終わりの筈だった。だが、私達が住んでいた国はそういうのを観測したり、計測し、研究したりする科学技術が非常に発達していたのがいけなかった。国の研究機関は不可思議現象をすぐに観測し、現場に駆けつけ、研究し、その現象の再現に成功してしまったのだ。この時点で、大分まずい話のように思えるが、現象の再現は色々革命的な技術であり、それは国に莫大な利益を与え、国が豊かになり、国内を見る分には幸せな社会と言えた。しかし、ここから国は迷走を開始する?国の経済が安定していると判断した政府は次に末永い繁栄を考え人口バランスの調整として子作りを奨励しだしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 18:35:22
6126文字
会話率:53%
僕は弧琴人
以前はちょっと根暗な高校生だったと思う
以前は の話だけど
以前の僕は学園に通っていて
クラスではオタクと呼ばれていた
クラスメイトにも見下され
一部の人たちに
虐められていたのだけど
学園はもう無く
クラスメ
イトも数人以外 ほぼ死んだ
それは思い出すのも嫌になる
凄惨な事件だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 22:29:51
2337文字
会話率:100%
公立大学三年の俺、
望月 翔(ショウ)21歳には妹がいる。
親の再婚によって出来た義妹。
大学一年、彩(アヤ)。19歳。
ついこの間までは、側から見たらいたって普通の、そこそこに仲の良い兄妹だったと思う。
俺たちの関係が変わったのは、両
親たちが寝静まった、ある日曜の晩のことだった。
遅めの風呂から上がり、自分の部屋に戻るとき、義妹の部屋の半開きのドアから溢れる光と声に気づいてしまった。
やめておけばよかったのに、
そのドアの隙間から覗き見てしまったのだ。
義妹が、息をふっふと嚙み殺しながら、脚をMの字に大きく開き、華奢な身体を小刻みに震わせながら、その可憐な指で股座をちゅくちゅくと弄っているのを。
義妹は、自らを慰めていた。
お互い年頃の男女、隠しておきたい痴態の一つや二つはあるものだ。ここは兄として、心寛容な気持ちで見なかったことにしてやればいい。
そう一瞬で判断できれば俺の男としての器は大したものだったが、現実はそうはいかなった。
動揺して、手から解け落ちたバスタオル。
落ちる最中、不幸にもノブにひっかかり、少しばかり軋み音を立てて開くドア。
はっと見つめ合う瞳と瞳。
「……え……あ……!?」
「………………悪い」
「……ッ!!!!」
お互いに気づかなければ、俺たちはまだ仲の良い普通の兄妹でいられたのかもしれない。
「ショウ兄のオナニーも、見せてよ」
「ふふ、今日はコレ、使ってみない?」
「ショウ兄ってば、やっぱ変態だよね。妹のオナニー見て、自分のオナニー見せて……それで興奮しちゃってるんだから」
「あっ……あっ……いいの、これは…オナニー…オナニーぃだからッ……大丈夫、なの……ッ!」
もう、今までの兄妹には、戻れない。
その日から、俺と義妹との、キミョウな関係が始まった一一。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-29 18:35:08
32982文字
会話率:40%
異星人ボナムカーターによる侵略が開始された。
草太はその被害者であり取り込まれる事になった。
彼の性欲を利用し女を犯し精神支配すると言う恐ろしい計画だ。
草太は仮面つけウイングと名乗り、侵略の手先となり手始めに近くの聖ユグドシール女子学
園に魔の手を伸ばす。
そこにはエンジェルと言う組織が異星人の侵略と日々戦っていた。
エンジェルは魔法衣(バトルスーツ)と言う派手なデザインの衣を纏い、魔法武器で戦う不思議な集団だ。
魔法少女と呼ばれているらしい。
魔法とは超科学であり、現代の水準では到底成し得ない技術のことである。
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思いっきり見切り発車です。
どういう展開にするかは未定ですでが、魔法少女vs怪人と言う流れで落としていくみたいな。
序盤は組織づくりで、草太が総帥になって行く感じなのか???
これは飽きて続かなさそう。
中古のゲームに入っているレベル30位のデータから始めるより、初めからのレベル1から遊びたいでしょう?
タイトル名はランダムネームジェネレーターで作ったから特に意味はない。
前作の反省点としては、登場人物を増やしすぎた。
固有名と種族名がごっちゃになって分かりにくい。
漢字2文字で夢魔サキュバスみたいな表記にしておけば種類名+種族名って解りやすかったかも知れない。
固有名は種類名が付かないから解る。
残すものと変えるべきの検証は、作ってみないと解らない所があるから。
そう云う実験的になってしまうのは、仕方ない所です。
今回の目標はキャラクターをきっちり書くことです。
前回の軸は出来事であり、それに沿ってキャラが出てくる感じでした。
それは失敗だったと思うので、その辺りが改善できたらなと思っています。
挑戦することを諦めたら其処でゲームオーバーであり、敗北の確定です。
諦め続けない限り勝利は手にできる。
という精神論はどうでも良いから、評価下さい(ぺこぺこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-29 20:27:41
74134文字
会話率:33%
叶恵は、幸せな老後を過ごしていた。
愛する夫を見送る事もできた。
愛する子ども達を巣だたせる事ができた。
幸せな人生だったと思う。いろんな事があったけれど、それでも幸せだったと思う。
人生の終幕。
この日、期せずして静かに幕を下ろせた叶恵
は、三途の川へと行く前に、菩薩様の後ろにうら若い女神様に懇願され、なにやら見慣れない容姿の種族に転生する。
世界を救う勇者や聖女や英雄を育ててください?!
え、嫌だそんな殺伐とした世界...拒否権なし?!
金髪エルフとか見慣れないしなにやら照れるんですけど?!
そんな感じでスタートした異世界生活。
幼馴染みの双子のエルフ男子に、ギルド長の筋肉オヤジ、美貌の盗賊の若頭、果ては王子様まで出てきて(*/□\*)イヤンでアハンな生活になるか?はたまたおとなしく畑耕して終わるのか?
神様からの祝福でひっそり静かに暮らせるのか?
そんなエルフの少女のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-12 02:28:58
14286文字
会話率:16%
長いようで短い、そう、まるで満開の花びらが散りゆくように一瞬の出来事だったと思う。
駆け落ちまで約束した最愛の人を失くし、おとぎ話だと思っていた桜と梅の化身に出会い、最愛の人の妹に捕まり牢に閉じ込められた。
でもあの一件があってから、同業者
でお互い睨み合っていた梅納寺家と簾桜家は良きライバルとなっていった。
ただ我武者羅に、あの人を失った部分を埋めようとして敵の情報を探り自分を使えると認めてもらいたいと願っていた。
兄と比べられ同じ思いを抱いていた彼の妹は、行き場のない怒りと悲しみを誰かのせいにしたくて。
どちらもあの人を失ったことで深く傷つき、どうにもできないでいた。
そんな事態を救ってくれた少女達はもういない。
これは、最愛の人の妹が実は弟で、私が女だと気づかれ、お互い惹かれ、少女達と別れた後の、私と彼の初めての旅行のお話。
【補足】なろうの方で公開している「梅桜物語」「梅桜物語・続」のメインキャラの結婚後のお話です。そちらを読んでいただくと更にお話の理解が深まりますが、多分読まなくても問題ありません。軽くさらっと流し読みいただける程度のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-24 14:57:28
7852文字
会話率:43%
男性が苦手で男女間の事柄に疎い花森は、手触りのいいものが大好き。目下のところ気になるのは同期の滝本の唇と、水鳥課長の頬――触りたくて、仕方ありません!
※拙作「OFFICE LOVE CHU」「OFFICE LOVE CHU CHU」の裏
話です。お読みいただいていないと、まったく分からない造りになっております。分かっていただく努力すらしておりません。申し訳ございません。
※本作では、最後までイタしません。何を、と聞かないのが大人のルールです。たぶん……
ご了承ののち、お読みいただけるとありがたいです。制約多くて、本当に申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-28 00:00:00
31697文字
会話率:49%