まだ寒い、三月の上旬。
子供が迷い込むには深すぎる路地裏で、天塚匠は見た目だけは花丸、口を開けばただのクソガキ――大貫三治を偶然拾う。
何かに怯える三治と、匠の”仕事”が交差して、二人の関係が変わっていく。
最終更新:2024-11-23 11:00:00
23992文字
会話率:43%
成瀬(なるせ)リソウ──年齢25歳、険しい表情をしていることが多いが、イケメンという言葉が似合う端正な顔立ちの男である。
そんなリソウの”仕事”は、間違いなく普通と呼べる代物ではなかった。
何せリソウは──”催眠術師”なのだから。
リソ
ウの催眠にかかれば性格が一変するどころか、本来持っているポテンシャルを120%引き出すことすら可能だ。故にリソウは知る人ぞ知る超一流にして大人気の催眠術師であった。
その気になれば億万長者にすらなれるが、その道をリソウは選ばなかった。自身が持つ催眠の才能は、”理想の自分になりたい”と強く願う人の為に──リソウは心にそう誓っていた。
端正な顔立ちもあり、リソウの催眠を求めるのは女性が大半を占めていた。これまでに様々な女性達に催眠を施し、彼女達を救ってきたのだった。
だが、これまでにリソウの催眠を受けた人々は知らなかった。
リソウの催眠術は──性行為をすることで最も効果を発揮することを。
キスやディープキスに始まり、胸を揉み尻を揉み首筋を舐め、仕上げには挿入してセックスを致す。行為がエスカレートすればするほど、リソウの催眠は最大の効果を生む。そこに、確かな愛情と誠実な想いを込めるほど、揺るぎない効果となる。
しかしリソウは自身のそんな催眠術に嫌気が差し、絶対に使おうとはしなかった。自身の犯した”罪”を、再び繰り返さない為に。
”今をときめく超人気アイドル”
”絶世の美貌を持つモデル”
”怪人二百面相と呼ばれる女優”
だが、リソウはとある3人の女性と出会う。それが彼女達の運命も、自身の運命も大きく変えることをリソウはまだ知らなかったのだった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 23:00:00
318301文字
会話率:45%
ガラスに閉じこめられた人々、の話です。
※残酷な要素が入る可能性があります。R18要素がある場合、タイトルに※印を付けます。ご了承お願い致します。
最終更新:2021-01-05 17:36:36
25789文字
会話率:23%
矢霧夕子28歳。好きな事は”趣味に没頭する事”。そして自分の”仕事”には誇りを。公私混同は嫌悪する対象。”目には目を…”のハムラビ法典万歳(*但し奴隷制度は嫌悪)。そして何より目指せ格好いい独身貴族。
対するは、神倉徹利35歳。好きな
事は”矢霧さんの観察”。”仕事”は大事。使えない部下や自身に群がる蠅共は嫌悪の対象。つか、仕事と矢霧さん関係の邪魔をする奴等は全員滅びろ!そんな困った御曹司君。
寂しさを感じつつも仕事一筋で独身を貫こうとする女性と、そんな彼女に惚れた男性の恋愛譚を描けていれば良いな〜と思います。
作者は初心者ですので、温かい目で見守って頂けたら幸いです。後、ご意見・感想等、御待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 00:49:09
169801文字
会話率:21%