大学を一年留年してギタリストを目指してきた奥田孝史だが、レーベルとの契約打ち切り通告を機に、目標を就職に切り替える。同居している二歳上の姉でカウンセラーでもある佐代と、男女の仲にある孝史としては、旧家であるが故に後嗣を早く求める両親の手前
や生計の必要から、正業に就かずにいられない事情があった。
通告の翌日、女性ヴォーカルで一歳年上の三品茉莉花の自宅マンションに、孝史は別れを告げるために赴く。この二年間ほとんど専属のような形で、孝史は茉莉花のバックを務めていた。しかし恋愛関係がある訳でもなく、ただバックを下りると告げればいいとしか考えなかった孝史は、自宅マンションの一階のカフェに来てほしいという茉莉花の依頼にも、特に疑問を持たずに応じる。
しかしこれは、茉莉花の罠だった。カフェで待ち合わせた孝史は、茉莉花の指図のもとに動くユカという名の女性に昏倒させられ、気が付くとベッドに両手足を拘束されていた。
そのまま茉莉花は孝史を求め、破瓜の鮮血を流しながら、孝史を犯す。そして孝史に、自分がこのマンションのオーナーであること、その立場を利用して定休日のカフェに孝史を呼び、ユカを使って拉致させたこと、これから孝史が自分の体に耽溺するまで、何ケ月でも拘束して犯しぬくことを宣言した。
茉莉花は孝史に浣腸して排便を強要し、介護用ベッドで食事を摂らせ、生理欲求の処理時にまで互いに裸体で、孝史と愛し合う行為を終日続ける。佐代も孝史の行方を求め警察官とともにマンションまで尋ねてくるが、茉莉花に「その日店は休みで会えなかった」と言われ、引き取るしかない。
そのまま茉莉花に犯されぬく孝史。その生活が三日続き、ようやく茉莉花は孝史に、同い年で、容姿から演奏まで瓜二つだった弟がいたこと、その弟と肉体関係を結ぶ直前に、何気ない一言から、最後には弟を事故死させた過去につき話し出す。
茉莉花の異常な執着が、それ故であったことを知った孝史の感情が、憎悪や屈辱感から微妙に変化したその瞬間、部屋に入ってきた佐代にスタンガンを押し付けられて茉莉花は倒れ、孝史は救出された。佐代はカウンセラーという職業知識も生かして孝史が監禁されている場所を知り、ユカを倒してきたのだった。
しかし「大切な人をこれ以上失うくらいなら、これから死ぬ。」と言う茉莉花を前に、孝史はそのまま部屋を立ち去ることができない。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 22:00:56
53626文字
会話率:38%
30代の男。
長髪。
かび臭い暗い部屋。
酒のグラスを片手に、ダーツ。
ジャズが流れている。
?「あ~?小説?あらすじ?・・何で俺がそんなモン・・あ?」
?「まあ・・確かにそう言ったけどよ・・カメラ回ってんのか?」
?「ッチ・・めんどくっせ~な」
?「あ~はいはい分かったよ!話すよ!話ゃあいんだろ?」
?「ッチ、あ~今からする話は・・あ~・・なんつ~か、くっだらねえ・・過去バナだ」
?「未来が見えたら良い奴がいるとすれば〈グビ〉」
?「〈ヒュ、タン!〉〉ソイツは相当に病んでいる」
?「ん?はっは何故かって?・・傑作だぜ?クハ!〈グビ〉例えばだ!いいか?お前が宝くじを買うとする、すると当然お前は当たる未来の番号を見ようとするだろ?なあ・・そこにお前が当たる未来が見えると思うか?ッチッチッチ答えはハイ残ね~ん!外れてる未来しか見えないんだよ~あ?何故かって?当たるヤツはな、決まってるからだよ」〈ヒュ、タン!〉
???「番号なんてのは問題じゃないんだ、問題なのは「人」だ、外れる「人」、当たる「人」、これらはみ~んな最初から決まってるんだ・・え?あ~はいはい、嘘だっていう気持ちは分かるぜ?・・だって俺も若い時は、あ?・・これ以上話すな?何でだよ!」
?「冒頭だけで良いってお前、折角気分が乗って来たのによ~もう少し、あ!おい!止めんな!ちょ〈ブッ〉
未来は本当に決まっているのだろうか?
幾度語られてきた事象だろう。
それらを認識出来たとしても、行くつく果てが同じならばー。
その道を、過程を歩ばねばならない理由とは何なのだろう?
この未来視の男がその疑問の答えを知っている。
もしくは過去話の中にそのヒントが有るのかと思い、カメラに撮って、小説に・・まあ・・何だ・・結局・・可能性の話というモノは堂々巡りだ。
例えそれがどんなに辛くとも。
なってしまった過去はもうー。
しかしこの瞬間から頑張れば、何とか、・・と言うつもりもない。
つまり皆が検証すべき事象、知りたい事とは・・未来とは・・本当に過去の延長なのか?という事だろう。
ある日突然道が変わる。
そんな人物達の共通点とは一体何なのだろうか?
私も一緒にもう一度検証してみようと思う。
では・・早速始めよう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 20:37:25
237215文字
会話率:61%
それは一瞬の出来事だった。
仕事の途中で立ち寄ったカフェ。
偶然、隣のテーブルに居合わせただけのスーツ姿の男の人。
その人から漂う香りに、僕はうっとりと酔い痴れてしまい―。
天然系美人×可愛い系匂いフェチ
※自サイトより転載※
読みきりシ
リーズのため完結としましたが、続きができたらアップしたいと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 02:07:04
14135文字
会話率:28%
「驚いていますか? 驚いて泣き叫んでいますか……?」
驚いているのに、驚いて愕然としているのに、穏やかにほほ笑んだまま表情を変えない人形の私の横に立ち、メイドが口を開く。
「貴女が人形の中でどんな顔をしているのか、私にはわかりません。貴女
が人形のなかでなにを言っているのか、私にはわかりません。貴女がなにかを伝えようとしても私には……いえ、私にかぎらず、誰にも伝わりません。そして……」
メイドがスマートフォンにも似た黒い端末を取り出し、鏡越しに私に見せた。
その端末にメイドの指が触れた次の瞬間――。
人形の中に閉じ込められ、完全拘束される女性のお話です。
※この作品はPixiv小説でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-05 20:27:17
19243文字
会話率:27%
俺は陽の光りを吸い、温いカーテンに包まるが好きだった。
そう、好き"だった"。あの瞬間をむかえるまで。
……誰も居ないと思われている旧校舎の余り教室で幼馴染が告白された。
彼が断った理由の「好きな子いるから」と聞くまで、
この教室のカーテン裏は俺の一番お気に入りの場所だったんだ……
短編で現代男子高校生モノを書いてみたくポツポツ進めていたんですけど、分けた方が良さそうかなと思ったので思い切って連載にしました。
全4話の予定です。更新は……不定期です。タグやあらすじ内容は徐々に回収予定です。
急な加筆修正やBL要素やR18要素を含みます。……が、今回はR18要素はラストだと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-05 12:13:07
20449文字
会話率:39%
七井美祢子(なないみねこ)はある月夜の晩に神社の境内に住み着いている家族同然の猫達が騒いでいる声で目を覚まし、どうしたのか見に行く。そこにはぐったりと横たわっている小さな黒猫が…。その身体に触れた瞬間に何かが起きた――。
小さな黒猫になっ
てしまった美祢子に父(だと思っていた人)は衝撃の事実を教えてくれた。美祢子は異界から流刑されてきた異界人だと言うのだ。そして生きる為には元の世界に還らないとならないらしい。
大雑把でいい加減な父に碌な説明も貰えず送られてしまう異界。
そこで美祢子を助けたのは真っ白でルビー色の瞳をした美しい男だったが――。
エロリ変態ドSで性格が最低な命の恩人にペット(性的な意味で)にされた挙句になんだか絆されちゃった美祢子が、エロく溺愛されたりするお話です。無理矢理やお口や手で奉仕等の性的表現があります。
多分、あまり事件は起きません。ある意味いちゃいちゃしてるだけだったりします。Rシーンは予告なく入ります。
人外と、又は人外姿でのRシーン等もありますので苦手な方はご注意下さい。ちなみにヒロインがつるぺったんなロリ体型ですが年齢的には18歳以上です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 15:01:01
187660文字
会話率:46%
いつもセックスに積極的になれず、彼氏任せにしてしまう灯里。
そんなことではイケメン彼氏の瞬に飽きられてしまうのではないかと焦り、男性を感じさせるラブコスメを購入した。
それを使って瞬を気持ちよくさせたいが、なかなか上手くいかなくて……?
※
コンテスト応募用の作品のため、実際の商品名が出てきます。
※「女の子の為のHなラブコスメ小説コンテスト」でLC賞を受賞しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-03 22:00:00
8060文字
会話率:34%
初めての一人暮らし。大学入学の数日前、同じ大学に入学する予定の女の子にセックスを誘われる。
大学に入学して、初めての一人暮らしをする中で自由と責任を感じながら、本当に好きと言うことを少しずつ理解していく。人に言えない秘密を僕達は少しずつ持っ
ていて、だからこそ欠けた心を他の誰かで埋めようとするのだと思う。
傷つき傷つけられながら、最初の1年は瞬く間に過ぎていく。初めてのバイト、一人暮らし、大学生活、サークル。そして、セフレと恋人の違い。痛いほどに感じていく、身体だけの関係という呪い。僕達は、また罪を繰り返す。そして、新しい欠けらを求めて先に進むのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-01 13:52:55
2743文字
会話率:55%
「や…ぁ…」
冷たい? ううん、熱い?
ね、知ってる? それとも、あたしがヘンなの?
目隠しされて、氷で素肌をなぞられると、一瞬わからなくなる。
酷く冷たいものを当てられたのか、それとも熱い何かなのか。
氷川 有(ひかわ ゆう)、別名
アイス。
煉瓦の校舎を曲がった先で、あたしにlock onした彼は、
冷たい仮面の下に 熱い独占欲を隠すオトコだった。
第1章〈ロックオン〉
第2章〈捕 獲〉
第3章〈翻 弄〉
第4章〈氷 点〉
第5章〈Second Love〉 4/29(土)完結
ブログもちょこっとやってます(●´ω`●)
「猫と小説、ときどき投資」http://pinmomo.fun/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 06:00:00
387164文字
会話率:47%
名医と呼ばれた男、ハルイチ・ヴォン・ヴォルグ。勿論日本人である。幼なじみを助けられず、其の身をロシアの軍隊に投じてしまう。そこでも恋人ナタリーを助けることが出来ず、退役、安寧な生活を送っていたハルイチは、趣味が講じて夜釣を楽しんだ、帰り道で
、ベルトを拾うと周囲が真っ白に…、次の瞬間居たのは、月が3つ有り、浮遊する岩が見える世界だった。心が少し?いや、かなり歪んでるハルイチが異世界で生き抜く為に、あれこれ実験しながら生き抜くあちこちに悪意あるお話が出てくる世界です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-28 23:00:00
7961文字
会話率:22%
あの日私はある人にメールを送った。その日から新しい日々が始まる。そう、私は自分の嗜好を認めSMという世界に一歩を踏み入れたのだ。私にとって辛い思い出ばかりだった男女の交わりの瞬間がだんだんと色味を帯びて鮮やかに輝き始める。辛さもあるが良い時
もあった。楽しめるようになった。それでも、その関係はいつまでも続かない。始めがあれば終わりがあるのだから。
✳︎R18に事前予告はありません。
✳︎ハードSMまではいきません。血だらけになったり、スカトロ系はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-13 22:00:00
127401文字
会話率:44%
オナニスト、小名盛郁男(おなもりいくお)、童貞。
日課の朝オナの最中に光に包まれ――。
光が晴れた瞬間、高まる射精感。
郁男の目の前には金髪ツインテールで碧眼の美少女が居て……つい、ぶっかけてしまった。
姫様、近衛兵、王宮魔道師の三人を
相手に郁男はどう勃ち向かうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-13 20:20:23
56160文字
会話率:34%
野々村香澄(19歳)は男が大嫌いだ。
そんな男に撲殺されたかに思えた次の瞬間、目覚めた先に広がっていたのは異世界だった。
そこで救われ拾われた恩人に放り込まれた冒険者ギルドで受付業務をしながら、美女と共に現れる恩人を待つ平凡な日々。
男が大
嫌いなはずなのに何故か気になる恩人ヴァルツは、ギルドでも有名人で究極なタラシ冒険者。
女と見れば任務後回しで尻を追う(美女なら尚良し)最低オオカミ男なのに……。
自分が分からないと思っていたある日。タラシ男の任務に同行者募集の広告が出て、香澄は考えるより先に立候補していた。
「あたし行きます!――料理人枠で!」
「…いらねぇ…。」
そんな感じで始まるラブエロコメディ冒険物語(予定)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-10 17:00:00
25881文字
会話率:34%
投稿すらきちんとできていたのか謎。な『クリスマスにお仕置き(笑)』
を作り直したものです。一瞬でも投稿できてた可能性があるので『改稿版』としています
エロ未遂でしかありません。内容なんてないよう
あらすじ?いちゃこらしてます。以上!
最終更新:2017-04-09 09:30:03
1294文字
会話率:49%
美の価値って年を重ねるごとに落ちていき
最後は、しわしわになり枯れる。
花と一緒ね。
一瞬が綺麗な薔薇なんて興味がないの
その一瞬の美に価値なんてないわ
なら私は、常に咲き誇るわ
これから
枯れて堕ちていく様を見続けるなら
この身を紅に染めてでも私は彩りましょう
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-07 03:34:14
1107文字
会話率:7%
都会から捨てられるように家も、職も、恋人を失った高崎有理は見知らぬ田舎で再起を誓い電車に揺られていた。
次の瞬間突然耳を揺らすほどのブレーキ音と同時に襲われる衝撃。運悪く脱線事故に巻き込まれた有理は目を覚ますとそこは電車内でも、病院でもない
森の中だった。
そして有理を拾ったのは黒髪碧眼の美青年。
ここは現代の日本じゃない。地球でもない。魔術と科学が融合した別の世界だった。
有理はあっさりと故郷を捨て、新たな世界で生きていくことを決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-16 20:00:00
213984文字
会話率:39%
目覚めた瞬間、全身を、嵐のような快楽が襲った。
自分が誰か、分からない。ここがどこか、わからない。
分かることは、身体がひどく敏感になっているということ。
そして、絶え間なく与えられ続ける快楽のみ。
「助けて差し上げましょうか?」
快楽に
悶える男に声をかけたのは、ラピスラズリの瞳の男だった。
記憶喪失の男と、瑠璃の目の男の、快楽の日々。
※性的描写を含む話には、タイトルに ※ がつきます
※全10話予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-13 20:34:20
5923文字
会話率:29%
私は自他ともに認める醜女である。その人間離れした外見のために、周囲は私を腫れものにでも触るように扱っている。私の夢は、美しいものを凌辱し、ふた目と見られぬ姿にしてやること。そんな私の前に、彼女は姿を現した。豊満な肉体とアイドル並みの美貌を誇
る美少女、笹原杏里。彼女をひと目見た瞬間、私の狂気は発火し、心のダムは決壊した。私は杏里を監禁し、私以上に狂った母とふたりで彼女をなぶりものにする計画を立てるのだが…。
『タナトス・サーガ』外伝です。本編では書ききれないエピソードを、短期連載でつづっていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-12 20:52:17
4755文字
会話率:12%
兄と妹の二人が両想いだとわかった瞬間、2人の関係は兄妹を超えてしまった。高校生兄妹禁断の恋物語
最終更新:2017-03-12 01:00:01
46208文字
会話率:64%
「いま、君たちの手には
最も可能性のある一瞬がある。
だから、この学院の門を潜る その意味を
君の中で もう一度考えて欲しいと
俺はそう願う 」
無愛想な平凡?主人公が、正体不明のヒーローぽいことをして、生徒会を敵にまわしながら、不
器用に人と関わっていくお話。
(見た目平凡変装/身体能力は非凡/王道ぽい学園/革命/not総受/無理矢理表現あり)
自サイトからサルベージ、軽く加筆修正して転載。ですので、開き直って、昔のケータイ小説的なご都合主義展開そのままに進んで行きます。
苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-02 18:00:00
126356文字
会話率:43%