斉藤勇作はフォルクスワーゲンのポロ1300cc 5MTを新車で購入してから、すっかりドイツ車のファンになった。日本車では感じられない、その転がって行くような軽快な走りが気に入った。数年後に中古で見つけた3速オートマチックのゴルフⅡに乗り
換えたが、
やはり搭載するエンジンのパワーが強く意識されるモデルだった。そして、いつかはメルセデス・ベンツかBMWに乗りたいと思うようになっていく。
いかにドイツ車が優れているか友人の磯貝洋平に会うたびに話すと、所有している灰色のゴルフを譲って欲しいと彼は言い出す。そこで勇作は、この機会に車の乗り換えを考えた。丁度、BMWの318 tiというコンパクトでスタイリュなモデルが中古車市場に出回っていたのだ。
ミスティック・ブルーで5MTのモデルに絞って探す。するとカーセンサーで近くの中古車ショップに在庫があることを知った。車を見に行くと、掘り出し物と言っていいほどの極上車だった。その場で手付金を払う。でも隣に展示されていた紫色のBMW318iが気になった。そっちは新車同様に見えた。家に帰ってからも頭から離れない。次の日、再び中古車ショップを訪れて気が変わった。トルマリン・バイオレットのBMWを購入してしまう。
自宅に帰って妻の明美に見せると、意外にも彼女は嫌悪を露にする。理解できなかった。紫のカラーが気に入らないらしい。たかが色じゃないか、と説得するが効果はない。
そのうち慣れてくれるだろうと勇作は期待するしかなかった。自動車自体は素晴らしい。買って大満足だ。こんな新車みたいな車をどうして前のオーナーは手放したのかと、勇作は不思議に思うようになっていく。保険証に書かれた以前の所有者の名前を見る度に強く意識した。
数日後、勇作は友人の磯貝洋平と一緒にスイミングクラブの飲み会に参加した。そこでセクシーで魅力的な女性と知り合う。意気投合。飲み会を早めに切り上げて二人でモーテルへ行く。その翌日から不可解な出来事が起こり始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 22:00:00
82941文字
会話率:52%
斉藤勇作はフォルクスワーゲンのポロ1300cc 5MTを新車で購入してから、すっかりドイツ車のファンになった。日本車では感じられない、その転がって行くような軽快な走りが気に入った。数年後に中古で見つけた3速オートマチックのゴルフⅡに乗り
換えたが、
やはり搭載するエンジンのパワーが強く意識されるモデルだった。そして、いつかはメルセデス・ベンツかBMWに乗りたいと思うようになっていく。
いかにドイツ車が優れているか友人の磯貝洋平に会うたびに話すと、所有している灰色のゴルフを譲って欲しいと彼は言い出す。そこで勇作は、この機会に車の乗り換えを考えた。丁度、BMWの318 tiというコンパクトでスタイリュなモデルが中古車市場に出回っていたのだ。
ミスティック・ブルーで5MTのモデルに絞って探す。するとカーセンサーで近くの中古車ショップに在庫があることを知った。車を見に行くと、掘り出し物と言っていいほどの極上車だった。その場で手付金を払う。でも隣に展示されていた紫色のBMW318iが気になった。そっちは新車同様に見えた。家に帰ってからも頭から離れない。次の日、再び中古車ショップを訪れて気が変わった。トルマリン・バイオレットのBMWを購入してしまう。
自宅に帰って妻の明美に見せると、意外にも彼女は嫌悪を露にする。理解できなかった。紫のカラーが気に入らないらしい。たかが色じゃないか、と説得するが効果はない。
そのうち慣れてくれるだろうと勇作は期待するしかなかった。自動車自体は素晴らしい。買って大満足だ。こんな新車みたいな車をどうして前のオーナーは手放したのかと、勇作は不思議に思うようになっていく。保険証に書かれた以前の所有者の名前を見る度に強く意識した。
数日後、勇作は友人の磯貝洋平と一緒にスイミングクラブの飲み会に参加した。そこでセクシーで魅力的な女性と知り合う。意気投合。飲み会を早めに切り上げて二人でモーテルへ行く。その翌日から不可解な出来事が起こり始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 20:00:00
38169文字
会話率:47%
悪魔によって荒廃した東京
東京克魔隊の新人隊員であるシモジマに可食悪魔の納品依頼が届く。
‐可食悪魔を討伐して その食肉を納品せよ-
東京を舞台にありとあらゆる体液を撒き散らすダークストーリー
魔都の何でも屋は悪魔討伐から迷子探しまで何でも
こなす。
共通の舞台で描く短編集
本作は荒廃した世界での食料調達!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 01:54:52
730文字
会話率:4%
地上文明の崩壊により人類の拠り所は宇宙ステーションSheolに託される。
そこで生まれた3人の少女ユリア、デボラ、ニカウレーは共に北極圏のトムスク新素材核技術ナノテクノロジーバイオ研究所へと降り立つ。
しかし彼女達は衝撃の真実を知ることとな
る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 12:04:23
1191文字
会話率:6%
ついに最終決戦。
はたしてアメリカの命運は…
Dorothy MiryamことD-Ladyに関しての報告書が研究所内に報告される。
有機生命体兵器として申し分無い威力を見せつけ、
スウォームドローンさへ制御できる。
だが、肝心なEMPには外
骨格以外、弱点の露呈が発覚したものの有機生命体兵器の護衛群であるドローンの弱点は無視されることになる。
なぜなら、D-Ladyその物が証拠であることがD-Ladyに、とっくにバレており保安警察は証拠隠滅を計り、大規模なクーデターを画策しておりテキサス州ヒューストンを襲撃し、この襲撃が後のヒューストン攻防戦に発展する。
ついにアメリカ軍はCBIRFを投入したが、D-Ladyの防弾光学迷彩と着衣型外骨格によりHK416、COLTSOPMOD-Ⅱでも歯が立たなく、膠着状態が続いた。
そこでアメリカ陸軍特殊部隊デルタフォースとアメリカ海軍DEVGRUの合同極秘部隊シャドーカンパニーを護衛につき試作型対有機生命体巨大兵器Calvaryの実戦投入を開始する…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 22:44:44
1607文字
会話率:14%
2010年White Umbrella時代から計画されていた有機生命体兵器の計画。
その第一号がEveだったが失敗に終わる。
しかし10年後、パトリシア・ドロシーと言う女性がBlake Chapelに代理母を申し出る。
Blake Chap
elは表向きは代理母提供条件としたが、パトリシアはその条件に署名をし顕微授精させ同年10ヶ月後、出産を終えdonor babyを授かる。
このDonor Babyが後の惨事を起こすことになろうとは誰も予想だにしなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 15:40:02
6843文字
会話率:0%
Dorothy MiryamことD-Ladyに関しての報告書が研究所内に報告される。
有機生命体兵器として申し分無い威力を見せつけ、
スウォームドローンさへ制御できる。
だが、肝心なEMPには外骨格以外、弱点の露呈が発覚したものの有機生命体
兵器の護衛群であるドローンの弱点は無視されることになる。
なぜなら、D-Ladyその物が証拠であることだから折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 08:47:15
472文字
会話率:0%
バイ○ハザード風、搾乳ゾンビサバイバル第二弾!
第3シェルターの惨劇から数日、ミルの下にある1通の手紙が届く。
早速軍に呼び出された彼女は、断る事の出来ない緊急の任務を伝えられたのだ。
国からの命令に逆らえない彼女は、言われた通りに第3シ
ェルターに赴くのだが……。
※ゾンビもですが、色々なクリーチャーも出す予定です。
特に前作を読まなくてもどっちでも分かりやすいように書いていきますので、こっちから読んでもオッケー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 18:14:25
7310文字
会話率:38%
志藤来夢、19歳。インディーズバンドのベース担当。
行方不明の妹を探しに行ったが、四肢を切断されて死に瀕し、怪人因子を投与される。
その際に怪力と再生能力を得たが、製薬会社の陰謀に巻き込まれ、怪人達との戦いを余儀なくされる。
理知的なスライ
ム怪人・シズルと惹かれ合いながらも、妹の行方と真相に迫ろうとするのだが……。
血と粘液と情念でドログチャな、特撮風味エログロバイオレンスSF。
「真夜中のファミレスにて、怪人とチョコパフェを」
「溺れる少女はクラゲと泳ぐ」
「愛しき毒は怪人の針に」
「遠き島にて怪人は凪ぐ」
「君がいるから、波は煌めく」
五つの短編に登場した怪人達と、その過去を繋ぐ話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 18:02:41
409582文字
会話率:56%
人々を脅かす存在「ケモノ」「マモノ」がいながらもそれなりに平和な世界でのんびり生きてる自称・最強の魔法使いレギ。諸事情により、容姿も頭の中も成長しない見た目は10歳ほどの年齢不詳な彼は、魔法使いと言いながら双小剣を手に直接攻撃が基本スタイル
。食べるの大好き肉弾系魔法使い。
そんな彼は、現在それなりにレベルの高い狩人・カガリにからかわれつつ彼の仕事の助手をしている。
元はバイオノイドと呼ばれる戦闘向けの人造人間だった彼は、諸事情により世界中を旅して“あるもの”を集めていた。そしてカガリも“あるもの”を持つ人間の1人。
レギはカガリが持つ“あるもの”を回収するのに四苦八苦して……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 03:02:46
8855文字
会話率:33%
クズなノワールバイオレンス
最終更新:2021-01-03 19:21:00
214文字
会話率:0%
※本編には残酷描写、自殺を連想させる描写があります。
詠ヶ谷町にある私立詠ヶ谷学園。今年この街に訪れる春の街に名家の娘である春原菫、劣悪な家庭で育った清永桜はおろしたてのセーラー服に身を包み古めかしい石畳を進んでいく。
同じ春に咲く彼女ら
の春が劇しい嵐になることを誰が知っていただろう。
これは互いを愛するあまり愛か哀かの感情を倒錯した春の鼓動の物語である。
同性愛、カニバリズム、いじめ、自傷、精神疾患、バイオレンス要素を含みます。
そらごとつむぎが17年間の創作人生で初めて挑んだ純文学小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 22:25:33
26024文字
会話率:46%
心因性のショックから声を失った弥市と、弥市のヒモで曲芸師の勒郎。
さらには弥市の幼馴染で危険な職業に就いている男、恭一郎。
個性豊かな三人の織りなすほのぼの日常コメディ、時々バイオレンスな読み切りシリーズ。
今回はほのぼのなお花見話です。
再掲作品です。
この話は「爛壊書簡」(http://vilside.web.fc2.com/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 19:00:00
12269文字
会話率:43%
ぼくには一ヶ月に数回、声の出なくなる時期がある。
その症状は十代の頃にあらわれたもので、原因は心因性のショックによるものだと推測されているが、成人した今も、明確な答えは出ていない。
月に数回、ホワイトボードで会話を行うぼくは、幼馴染みで3
歳年上の恭一郎さんと2人、小さいながら会社を興し、軌道に乗せている。
恭一郎さんは生真面目で、頭の切れる頼れる幼馴染みだが、ぼくたちの間にはひとつ、問題があった。 ぼくの友人であり、家賃を払わない同居人であり、諸事情から肉体関係を持つ男、勒郎の存在だ。 自称マジシャンで生活能力に欠ける勒郎を見るたびに、恭一郎さんは苛立ちを覚えるという。 ぼくと、ぼくの友人の情けない勒郎と、幼馴染みで完璧主義者の恭一郎さん。 三人の日常は、平和に、時にバイオレンスに、緩やかな時間を紡いでゆく。
「三角」シリーズ第4話。弥市と勒郎と、車椅子の青年と、彼の恋人である勒郎の友達、マジシャン、アランの話。
再掲作品です。
この話は「爛壊書簡」(http://vilside.web.fc2.com/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-09 22:00:00
6907文字
会話率:44%
できのいい実弟に劣等感を抱きながら成長した透と、幼い頃家庭環境に恵まれなかった葵は、高校生の時に出会って以来、互いにシンパシーを感じ、友人としての関係を確固たるものとしていた。
しかし、高校二年の冬に起こったとある事件が引き金となって、二人
は徐々に対等な関係を逸し、やがて葵は透の願う通りの生活を送るようになったのだが……。
「等閑式」シリーズ第2部、社会人編9作目。
性描写を含みます。
再掲作品です。
この話は「爛壊書簡」(http://vilside.web.fc2.com/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 21:00:00
17344文字
会話率:37%
★はじめに★
恋する錬金術師の続編です、物語全体のラストまでを描きます。
美人 (だけどエロさと萌えが全く皆無な)女錬金術師・国府台瑠未がメインを張る物語となります。
前作・前々作より殺伐かつ重厚 (…のつもり)な世界観で物語は展開していき
ます。
前の作品群でちらっと見えたエロエロで萌え萌えでほっこりするところが全くありませんので、そのタイプの作品が好きな読者様は回れ右したほうが良いかと存じます…とりあえず警告してみました。
無双もハーレムもございません、読者様をスカっとさせる展開も皆無ですので、ご注意ください。
※大人向けの描写がある場合は以下のマークをつけます。
▲…性描写あり
◇…凌辱描写あり
□…戦闘、流血、殺害描写あり
■簡単なあらすじ■
存在そのものが最終兵器なホムンクルスの生成術を巡って、悪い錬金術師とホムンクルスを作った錬金術師がガチの戦争をおっぱじめるが、美人錬金術師・国府台瑠未とゆかいな舎弟達がホムンクルスを作った渡嘉敷政実の一派に加勢して、踏んだり蹴ったりの酷い目に遭う。
その手を血で汚すことになる彼女達の運命は如何に?
★登場人物★
国府台瑠未:錬金術師。邪気眼娘だったがすでに卒業。若手アニメ声優みたいな甲高い声。
ネズミのヒメネス:国府台のペットでバディ。錬金術が使えるヒメネズミのかたちをした錬成ペット。
渡嘉敷政実:錬金術師。ホムンクルスを量産して沖縄を独立させたいアラフォーのおっさん (ただし割とイケメン)。
遠坂源助:新人錬金術師ですっごい美少年、だけどロリコン。
八王子照子:ホムンクルスになったヤリマン少女。小柄だがおっぱいはGカップ以上 (現在も発展途上)。
田中雄一と青砥和佳子:前作前々作の主役格。本編では殆ど活躍しない。
幕張静香…女錬金術師。渡嘉敷政実と因縁をもつ。
※以下は序編の主役
富士見恵…女性錬金術師。船橋市在住。別編の主人公の元妻。
高良信吾…那覇市に住む小学生。女の子にいじめられたり可愛がられたり、と女難の相をもつ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 15:44:26
628275文字
会話率:33%
怪人レプアルこと玖条壮馬はフリーランスでレイプ活動を続けていたが、三年目の節目に思い切って大手悪の組織「バイオレン」に入団することを決意した。その入団テストで壮馬と対決することになったのが巨乳巨尻の無自覚ドスケベ魔法少女、マジカル・アイリ
スである。白熱した戦い――には残念ながら至らず、クソザコ魔法少女だったアイリスは腹パン一発で敗北してしまい、壮馬の公開レイプショーが始まった!
陵辱色の強いお話ですが、なるべく明るい雰囲気で進めていきたいと思ってます。
お気に入りいただけましたら、ブクマ、評価、感想など、応援よろしくお願いいたします!
※微妙にタイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 23:00:00
566418文字
会話率:59%
がたいが良くて理系脳の多趣味で気弱な若者が、どう考えても罠としか思えない課程を経てパイロットをさせられた。そんな彼の配属されたのは諜報機関と同じ指示系統の「特殊な部隊」。ある才能を見抜かれて「特殊な部隊」運命を変える選択を迫られた。その部隊
名は長すぎて不便なのでは略称「火盗」と呼ばれる「特殊な部隊」とされている。辞令を受け取った彼を迎えに来たのはちんちくりんな「人類最強」のエースを名乗る口の悪い幼女。彼女に連れられて行った先には、駄目人間でインテリ、「プライドを捨てた男」を自称する奇妙な隊長だった。他にも勤務中にバイトで下請けのシステム開発をしている、バイオノイドの女小隊長。銃を肌身離さず持ち歩く気分屋でいつ発砲するか分からない「中島みゆき」命で女ガンマン気取りのサイボーグの下で働けという。さらに運用する艦の艦長は「脳ピンク」隊長の言う事を本気で信じていてギャグしか頭にないバイオノイド。必要と感じないと割り算すらできないが何故か人望がある生涯「ワル」の技術班長など、ほとんど犯罪者寸前の馬鹿ばかり。そんな犯罪者一歩手前のイカレタ連中と生活して、彼らを理解することで若者は成長していく。彼はある事件をきっかけに強力な力に目覚める。それはあってはならない強すぎる力だった、その選択が宇宙のすべての人々を巻き込む戦いになる。コア(裏歴史、地方文化ネタ(千葉県 例)いすみ鉄道)、芸能ネタ(J-POP,、時代劇、やくざ映画、戦争映画等)、明治大学ネタ、なギャグ連発のサイキックロボットギャグアクションストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-12 21:27:59
18764文字
会話率:43%
魔王に立ち向かった(自称)勇者ヘレンが意外な形で敗北し……戦後処理の一環としてあんなことやこんなことをされます。
最終更新:2020-09-27 17:46:20
15916文字
会話率:30%
異世界からある使命を持ってやってきた魔女は、予定よりも十数年だけ早い世界に降り立ってしまう。
未来を見通した魔女は別の世界から、暴力によって消される寸前だった幼い姉妹を偶然選び、自分の世界に転移させる。
姉妹は魔女によって運命を翻弄され、そ
れぞれの行く道に薔薇は咲き誇る。
後に語られる紅の王国と焼けた孤児院の伝説。その唯一の生き残りにして、魔女の生涯ただ一人の弟子となった少女は、魔女が持っていたペンダントと魔剣と同じ名前、アイアンローズと名付けられる。
その後二人は二年間、人間一人住んでいない危険な山奥で拷問のような修業をしつつ生活するが、ある時魔女は彼女の記憶を消去した上で、姿を消した。
アイアンローズは十歳で帝国によって居場所を発見されるまでの実に七年もの間、たった一人森の中で生きていくが、彼女は一人で怪物を倒せるほどの圧倒的な強さを得た代償に、人間らしさや常識、文明というものから乖離した「人間兵器」同然の野生児になってしまう。帝国の説得によって連行された彼女は、魔女から教えられた「戦うための4ヵ条」だけを信じて帝国を受け入れ、対革命軍のための私有軍である帝国内に新たに発足されたばかりの「特務機関」に最年少で加入することとなる。そこで初めて自分以外の同世代の人間と出会い仲間を知り、外の世界を少しずつ知ることになる。
彼女は決意する。「私たちは今後、誰一人欠けない。必ず全員生還する」
任務に従うことこそが自分の戦いだと信じるアイアンローズ。しかし、彼女はある時から世界に対して疑問を抱くようになる。自分は何者なのか。なぜ戦っているのか。絶大な戦闘力を持つ革命軍の「四妖星」との戦い。
革命軍の切り札を打ち破り、戦うほどに成長し、大切なものを失っていく少女たち。それでも、彼女は戦い続ける。ついに現れる革命軍を操る存在、世界最強の敵、ディザイア。それは終わることのない人間の欲望の化身だった。
人の欲望が形を成した最強の病原菌、胎動する究極の破壊神。人の歪んだ希望が産み出した狂気の伝説が今、目覚めようとしていた。
伝説の勇者とと出会いを経て、彼女は剣の極致を知る。ついに訪れる終焉の時、世界は破壊と混沌に飲み込まれてしまうのか。
未来の選択を賭けた、逃れられぬ宿命の戦いが始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 19:00:00
444184文字
会話率:63%
都内のある高校で、バイオハザードが発生したとの通報を受け、特殊部隊が派遣された。
だが、そんな彼らを迎えたのは、想像を遥かに超える怪物の数々だった──
最終更新:2020-09-14 21:01:33
3503文字
会話率:45%
数年ほど前、南極の深い氷の中から、未知の生命体が発見された。生物と言うにはあまりに奇怪なそれは、様々な利用価値を見出され、バイオロボティクスを始め、様々な業界で利用できないかと模索されていた。
しかし、この触手産業が初めに発達したのは、言
わずもがな性業界であった。
次々と新たな触手が発見、開発され、それに伴い人間の性欲も満たされていく。まさにうってつけとも言える業界だった。
都道府県すべてに少なくない数の触手屋が建ち、レンタル業にまで手が伸ばされた。
これは、触手販売、レンタル業の先駆けとも言える、触手店「テンタクル」にやってくる客のレポートである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 15:11:48
2753文字
会話率:43%
その女、傍若無人にして慇懃無礼。目的一切不明。物語の終着点は誰にもわかりません。※途中胸糞悪いお話しとなっております。覚悟のある方だけご覧ください。
最終更新:2020-08-16 00:04:56
655940文字
会話率:74%
近未来。世界は中央政府によって統治され、紛争などが沈静化したが、樹立から数十年が経過し、内部は腐敗が始まっていた。
事なかれ主義の政治家が増え、統治前の世界情勢へと戻りつつあった。
そんな世界で、要人暗殺を主とした仕事を請け負う二人の少女が
いた。
遺伝子操作エラーで意図しない容姿で生まれたせいで、親に捨てられた「シャロン・サザーランド」。
遺伝子提供によって作られ、暗殺者として育てられた「レア・アルヴィエ」。
彼女たちは、命を糧に闇の世界で生活をしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 19:00:00
33528文字
会話率:65%
有機セクサロイドのハーレムを構築する研究者のおはなし。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
※表記揺れ、誤字脱字などありましたらご容赦下さい。
※適当に、自分が
直したいと思った部分は断りなく改稿します。
ストーリーを変えたりとかは無いと思うのでご安心?ください。
ご閲覧、ご感想、評価、誤字脱字等のご指摘など、ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 05:57:52
3439文字
会話率:6%
『美貌の侯爵α×記憶喪失のΩ』
--《スブ・ロサー》は、どこにいても花の香りが追いかけてくる。
“薔薇の花を敷き詰めた巨大な棺”だと評される屋敷《スブ・ロサー》を舞台に、【運命】の歯車が動き出す。
ミステリアスなインヴァネス侯爵
(α)に、狂おしい恋情を抱く記憶喪失のミリアム(Ω)。
赦されない想いだと知りながら、恋心は募ってゆき……
--インヴァネス侯爵の隠された過去とは?
‐‐ミリアムの失われた記憶とは?
--“運命の番”とは何なのか?
溺愛思考のαにとろとろに融かされる……
甘くほろ苦い、ラブロマンス・サスペンス。
✥《スブ・ロサー》シリーズ第一弾✥
[R18]
⚫過激な性的表現・無理矢理・バイオレンスな表現を含みます。
18歳未満の方、苦手な方はご遠慮下さい。
該当箇所には、章タイトルに※マークを表示しております。
他、オカルト・ホラーともとれる描写があります。ご注意下さい。
fujossy 2019年10月
「オメガバース・兄弟・闇BL」BL小説コンテスト応募作品
※fujossyからの転載作品です。
※ムーンライトノベルズ限定書き下ろし短編掲載。21ページ~(全4ページ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 20:00:00
36787文字
会話率:18%
生意気な甥っ子・昴(すばる)との同居生活に、病弱な春光(はるみつ)は振り回されながらも、ささやかな幸福を感じていた。
昴は昔の恋人の一人息子でもあり、昴を見ていると、春光は懐かしさと共に痛みを感じる。
--子どもの頃から、気配が薄い
と言われてきた。
世界に馴染めないぼくを、昴だけが必要とする。
消えそうなぼくの輪郭線を濃い鉛筆でなぞり、留めようとする。
--昴。人の優しさって、目には見えない光のようなものだよ。
傷付いた二つの魂の、再生と喪失の物語。
【インビジブル・ライト…不可視光線】
[R18]
⚫近親相姦・軽度の性的・バイオレンスな表現を含みます。
18歳未満の方、苦手な方はご遠慮下さい。
該当箇所には、章タイトルに※マークを表示しております。ご注意下さい。
fujossy 2019年11月
「セリフ縛り」BL小説コンテスト応募作品
優秀賞受賞
[セリフ縛り]
⚫そういうとこ、好き
⚫本当に嫌だと思ってる?
⚫俺の身体って、全部お前でできてるんだな
……を、使用しました。
※fujossyからの転載作品です。
※fujossyに続編の【ビジブル・ライト~春待つ甥と透明な叔父~】を掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 10:00:00
6238文字
会話率:16%