一人娘の真奈美に親友ができたことを、父親である彼は素直に喜んだ。
その親友……宵野美咲……は娘と同級生の11歳にもかかわらずとても大人びた印象を持つ、利発で素直な少女だったからだ。
来年には中学生になるというのに、いまだに子供っぽいところの
ある真奈美に彼女は良い影響を与えるだろうと男は確信していた。
だが、男は知る。
美咲の可愛いというよりも美人と表現した方が適切な容貌が、小学生とは思えないほど豊かに育った美乳が男の視線と欲望を集めてしまうことを。
そしてまだ幼い美咲はその大人の男たちの欲望を上手にかわすことが出来ないことを。
偶然から美咲の「かりそめの保護者」を演ずることになった男に彼女は言った。
「マナちゃんを塾に通わせるのはやめてください」と。
なぜなら塾のアルバイトたちが、男の愛娘を欲望の対象としているからだと。
十分に愛らしく、同時にその大人の偽善に容赦しない態度をとる真奈美を屈服させて、未熟な身体を貪ろうとしているからだと。
にわかに信じられない男に美咲は言った。
「嘘ではありません。証拠はあるんです」
友達思いの宵野美咲はついに決意する。
彼女が男に見せた携帯電話に収められたムービー。
そこには真奈美を狙う男たちが美咲を玩具にする様子が記録されていた。
誰もが振り返る美貌を涙と涎と、男の樹液で汚される映像が……。。
たわわに育ったEカップバストを男たちに弄ばれる映像が……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-16 23:52:03
418589文字
会話率:25%
写真コンテストを総舐めにするアマチュアカメラマン集団「春風会」
今回も大賞を奪い意気揚々と祝杯をあげていた彼等だったが
次回のコンテストが裸婦と聞いて意気消沈してしまう。
春風会はモデル事務所との繋がりがなくモデルの手配が間に合わないから
だ。
カメラマン達は会長が息子亡き後も大切に手元に置いている義理の娘に目を向けてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-15 10:27:14
10778文字
会話率:28%
イケメンが苦手な子爵令嬢シンディ・オルグレンは、見目麗しいが行き遅れていた。
懇意にしている侯爵のダンスパーティーで口下手で何を言うにも説明くさい侯爵クリス・セバーグ侯爵と引き合わされるが、苦手なイケメン。
イケメンというだけで拒絶反応する
令嬢はその場で断るつもりだったが、まわりくどい口説き文句を言う侯爵を見て嫌いになれなくなってしまう。
しかし、懇意にしている侯爵は勝手に婚約をしてはどうかとふたりの気持ちも聞かずに縁談を進めてしまう。
侯爵はゆっくりと気持ちを縮めていきたいと、ヒロインを連れ出しバラ庭園の散策をすることに。それを我慢すれば侯爵も気が済むかもしれないと令嬢は必死だったが、その日以来デートの誘いが。断ることも出来ずにいるが、イケメンな侯爵に慣れない。
顔を見ないようにすれば平気かもしれないとメイドの助言を受けるが、デート中の侯爵の低音で囁くような声音に令嬢は嫌いというより好きだから避けていると気付く。
突然実家に呼び出されると、無理をしなくてもいいとレブナント候との結婚もありだと言われてしまい、令嬢は自分の恋に蓋をしてしまう。
令嬢は侯爵との久しぶりのデートを受ける。そこで激しく抱きしめられてしまう。
「初めてを奪った意味は好意だけでなく、子が欲しいからだ」と言われて、令嬢は戸惑う。
それ以来、侯爵は逃がすまいと令嬢と体の関係を持とうとする。
しかし、侯爵の前に婚約者と名乗る女性が突如現れる。令嬢は裏切られた思いに。
その令嬢は自分が婚約相手だと吹聴。
シンディの元には断った筈の再婚探しの年のいった男が現れていた。
初めての恋を忘れることも出来ずに断ると、しつこく迫られてパーティーに誘われてしまう。そこで、令嬢は侯爵と鉢合わせに。しかし、侯爵は雄弁に事の顛末を話、正式な妻は令嬢だと言って抱き寄せる。
そして、寝室で思い切り抱き合い、互いに気持ちを再確認し合う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-10 21:00:00
82693文字
会話率:36%
魔石師の中でも国宝級の腕前を持つ東伯と、その養い子である那岐とのファンタジー小説です。東伯が自分と結婚したのは、義務感からだと思い・・・・。
この作品は「林檎紅茶」にも掲載しています。
最終更新:2018-07-09 22:00:00
10084文字
会話率:36%
月宮勇魚と真崎ウタは、ある日家族になる。
勇魚の母、のぞみと、ウタの養父、和希が再婚するからだ。
孤独な目をした美大に通うウタに、次第に惹かれてゆく高校生の勇魚。
「描いたら、それでおわり、だから……終わってしまったもの、見たくない」
※小
説家になろうでも連載しています。※印は18禁要素です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 20:32:24
60280文字
会話率:39%
王家の血をひく一の姫エリザディアは、平民の母を持つため公式の場に出されることはなかった。二十歳を過ぎた彼女が嫁にいけないその理由は、王家の姫は二百年に一度召喚される『勇者』の『癒し手』になる可能性があるからだった。勇者として召喚されるのは、
通例として黒髪の美少年である。年増のエリザディアに出番はないと思われたが、召喚されたのは成熟した色香溢れる美中年で……
蓮田いのり様、ヒトトセ様、月乃ひかり様主催の企画『春のテンプレ祭り』参加作品です。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 12:10:10
26604文字
会話率:55%
僕、ケンジャナハム=サージェンタ、通称「ケンジ」は所謂(いわゆる)賢者の血筋を受け継ぐ者だ。
賢者の名門サージェンタ家の次男になる。
十歳ですべての魔法を使えるようになり、「神童」なんてもてはやされたりもした。
しかし、僕の黄金時代
が続いたのはそれから僅か二年後の十二歳辺りまでだ。
精通を境に魔法を一切使えなくなってしまい、神童どころか凡人以下の烙印を押されている。
賢者としての道を絶たれた僕は、剣術の腕を磨くのに没頭した。
そうすることでしか、自分の存在価値を見出せなかったからだ。
そんな僕の日常は脆くも崩れ去るのだった。
分かり難いですが、タイトルの読みは
「すーぱーけんじゃたいむ ~けんじゃたいむはむてきです~」
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-02 21:52:42
811文字
会話率:12%
自分でない人に心を捧げる相手に恋したその瞬間、失恋は確定していた。それも、きっと一番ひどい状態で。何故なら、彼の愛する人を彼から奪ったのは私だからだ。
彼に憎まれているけれど、それでも傍に居たいのです。そのためなら何だってする覚悟で、魔力の
腕を磨き、将軍と呼ばれる彼の横に並べるように努力して、なんとかそうなれたのに、彼はもう王都にはいないという。
「お父様、親不孝なわたくしをお赦し下さい」「お前にはもうついてゆけん。――感動だ」「――喜んで」「待て!私は感動だ!と言ったのだ!」「さようなら。お父様」「ジュジュリアーーッ!!」(注:誤字ではありません)
辺境の地だろうがなんだろうが追いかけて行きます何処までも。
――ヴァンドル・エルアー様、お覚悟。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 23:00:00
73147文字
会話率:41%
そこはパリの地下、一度だけでいい舞台に立てれば本望だと望んだ女性は正体を隠した仮面の男にレッスンを受けていた、そして、ようやく舞台に立った。
彼女は姉の言葉に従い、ロンドンへ引っ越す、だが、その話を聞いて仮面の男は驚く。
生徒として接してき
たが、レッスンが続く中、女性として愛するようになってしまったからだ。
後日、一人ロンドンのアパートを訪れたヒロインは有名探偵、医者と知り合いになる。
そして仮面の男は我慢できずに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-29 22:48:07
14002文字
会話率:40%
見た目は顔もとりわけ良いわけでもなく、無精髭でボサボサ頭で冴えない感じ。女には絶対にモテそうにない奴がいた。
働いている会社は違うが、たまたま働いている現場が同じで、ただ昼休憩とかで何かと隣同士になり、それから話すようになった。
ほどなく仕
事終わりもよく会うようになり、次第に話す機会があった。共通の釣り趣味の話で少し盛り上がったからだ。
そのうちに朝の挨拶もするようになった。作業場も近場同士でなったりと段々と仲良くなってきた。そいつの名前は竹下と言った。年は35歳で俺よりも5つも年上だった。
年上のノンケ現場系の男を年下の現場系男が犯す話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-26 22:53:39
5411文字
会話率:37%
神様、神様が本当に居るのなら。もし願いが叶うなら、この人の「心」を下さい。他は何も要らない。
私の身体をなぞる指。情熱を帯びた吐息……惜しみなく与えられる熱。
そこに「心」だけが無い。
こんなに人を好きになるとは思わなかった。た
ったひとこと「好き」そのひとことがこんなに重いものだったなんて……
先輩は「彼氏の友達」。先輩にとったら、私は「友達の彼女」。そこに交差する道はない。
だけど、想いは徐々に育っていって……
先輩が私に構うのは、私が「友達の彼女」だからだけなのに。
こんなに距離が近いと……勘違いしてしまう。
だから、だから──一度だけ。「好き」なんて絶対に言わないから。だから、一度だけ、先輩を私にください。
*こちらは魔法のiらんど様で掲載していたものを抜粋、登場人物などの名前など設定を変えて転載しています。全く別のお話として読んで頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-25 15:41:39
12834文字
会話率:39%
携帯しているスマートフォンに何件もの着信があったという事に山下宏典が気づいたのは、その最後から数えて大凡で小一時間は経過した後であった。愛機であるところのそのスマートフォンのディスプレイに表示されていた着信の数は十三件。そして、そのどれも
これもが同一人物からのものだという事を知った山下は、その人物からのものという事実に逡巡する。何故ならその人物とは、約半年前に別れてからこの日まで疎遠となっていた笹原由奈だったからだ。
逡巡が焦燥にクラスチェンジする中、山下は笹原にコールする。暫しして聞いた半年ぶりの声は、暗く沈んだ音色をしていた。イヤな予感がする。付き合っていた頃の事が蘇る。悪寒が走る。そしてそのとおり笹原が発した次の言葉は、自殺を仄めかすものだった。
結局のところ、笹原が命を落とすという事態にはならなかった。しかし、違う問題が提示された。笹原が自殺を図っていた際、何者かによる放火も同時進行していたのだ。全身に火傷を負った笹原は現在、病院で生活している。山下は足繁くお見舞いに通う。半年ぶりの再会と笹原が背負う現状に、山下の心は激しく揺れ動く。罪悪感。そして、背徳感。山下は笹原に溺れていった。
そんな中、笹原を担当する医師でもある芹澤が殺害される。犯人は放火も実行した人物だった。山下は複雑な心境を内包しつつ、笹原との今後を考える。
一方で笹原は、事態の経過に大満足していた。これは、恐ろしい企みと危ない賭けによって漸く手にした幸せだったからだ。
そう、全ては。
笹原の思惑どおりに進んでいた。
………、
………、
筈だったのだけれど。
著者) 野良にゃお
雪やこんこの夜 2011/夏折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-23 13:00:00
203159文字
会話率:25%
わたし、小森陽菜。こう見えて男です。
企業との共同研究が盛んな東湾バイオ研究所に務める大学の先輩が、新しい薬を作ったんです。
なんでも、大学の研究室で共同研究した企業が出すサプリメントで、毎朝1カプセル飲むと1日に必要な
栄養素が取れるん
だって。ホルモンバランスも整えて、男女ともに抜群な効果を発揮。
しっかり交感神経・副交感神経の調子を修復して、毎日元気に活動できるって話みたい。
お試し期間2週間を終えたら、すっかり体力もあがって前よりイキイキ生活できるように。
先輩から製品化したサプリの試供品を頂いた、からだつきが丸くなったけど気にしない気にしない。
ある朝、違和感を感じた。それは確信に変わる。洗面台の鏡には、確かに自分の顔だけどそこには
女の子がいたのだ・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 12:33:54
438文字
会話率:0%
「信じている、信じられない」
「大好き、大嫌い」
「私を知って、何も知らないで」
「傍にいて、遠くに行って」
「愛して、愛して」
魔法少女ラヴリームーンこと、日根野月歌はアラサーの彼氏いない歴=人生で、魔法少女からの引退を考えていた。
体力
と魔法少女と名乗る事に限界を感じているだけでなく、天涯孤独の彼女は恋人が欲しいからだ。
しかし、彼女の引退を知った敵の魔王に拐われて無理矢理に処女を奪われてしまい……?
例にもよって、性描写は予告なく入ります。てか、忘れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-19 11:43:35
86585文字
会話率:28%
VRゲーマーで引きこもりの女の子、シェリの引きこもりライフは唐突に終わった。ゲーム仲間のヤトにリアルへ引っ張り出されたからだ。引きこもりライフはこれで終わるのか。それとも再び引きこもりに戻るのか。
いつもどおりあれやこれやありつついちゃいち
ゃする話。誤字修正程度の改稿だけだからすぐ終わります。ゲームに関しては拙作Off the pitchと世界観を共有していますが、内容的な関連は全くありません。
ツイッターで書いてたやつ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-13 18:12:06
28143文字
会話率:33%
雲のようにのほほんと空気として生きてきた少年。鷹宮空大。18歳。
彼が雲のようにのほほんとしているのは、理由がある。彼は8歳になるまで親に檻に入れられ監禁されて育ったからだ。
彼は8歳の時にお外にでたいな。とふと思い鉄格子を自力で開き、
監禁から逃れた。
そこからは、普段通り18歳まで過ごしてはいたが彼は檻から出た10年間の過程で自分の力が以上なことに気づく。
同年代との精神年齢の差もあるだろうが彼は一人過ごしていくこととなる。しかしそんな彼でも憧れている人物がいる。生徒会長の西園寺レイナだ。
空大は憧れの存在。生徒会長西園寺レイナがサラリーマンの肉棒を口淫している所を目撃してしまう。
目撃者となった空大。股間の膨らみは有頂天。ーーだが空大の瞳は真剣な物。
そして自分の母親を思いだし空大は言う。
「俺は、見たことを誰にも言いませんし、その弱みに付けこんだりもしません。生涯を懸けて幸せにします」
※自分の基準での判断ですが、結構残酷になると思いますので、血生臭いのが苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-07 18:07:42
27812文字
会話率:37%
いつからだろう、大好きなアイスブルーの瞳にジゼットへの憎しみが宿るようになったのは。けれどどんなに冷たくされても、どんなにひどい言葉を投げつけられても、アルメリオへの想いを断ち切ることはできなかった…… アルとジゼの切ない物語。どうぞお楽
しみください。
完結いたしました。支えてくださった皆様に心からの感謝を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 06:00:00
83960文字
会話率:56%
鮎原梢は幼なじみの鬼塚慶一と高3の時初体験をする。それきりで終わると思っていた身体の関係は、なぜか続くことになる。お互い身体の相性がいいのは自覚しているが、慶一は梢の求める恋愛関係に踏み込んで来ない。梢は慶一が失恋した田中樹里のことを引きず
っているからだと思っていた。
5年後、思わぬ形で樹里と再会した梢は、結婚式のブライズメイドを頼まれる。そして向かったフロリダで、梢は樹里の弟と出会い、慶一と似ているのに驚く。計が義姉に振られたのを偶然目撃した梢は、気づけば彼に声をかけていた――8歳も年下の、少年に。
※エッチ場面がある話には★つけてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-05 11:45:43
48033文字
会話率:36%
その日、普段にぎやかな街並みが悲鳴と怒号に包まれた。
逃げ惑う人々は一目散にあちこちに設置されている避難用地下シェルターへと逃げ込んでいく。
高いビルがいくつも立ち並ぶ東京の一角。
その一つの20階を超えるビルに、それを上回る大きさの巨大な
クラゲ型の生物が取りついていた。
複数の触手がビルに絡みつき圧迫された窓ガラスが幾枚もはじけ飛び、眼下のアスファルトに散らばっていく。
そのビルから逃げ出す人々は頭を抱えながら必死に混乱を抑えながら避難を続ける。
彼らがこうしてパニックに陥らずに避難行動をとれたのは、ひとえにこの巨大生物に襲われたのが初めてのことではなかったからだ。
宇宙人による地球侵略。
昭和の時代に持て囃され、今では目にすることもなくなったはずのそれが、この22世紀の日本で実態を持って襲い掛かってきていた。
今からおよそ1年前に現れたその侵略者を、現在では便宜的に<宇宙人(スペーサー)>と呼んでいる。
巨大生物はその<宇宙人>が使う生物兵器であり、彼らの意志に従い人間に襲い掛かっていたのだ。
無論、地球上の生物がただ大きくなったわけではない。
姿かたちは似ているものの、生態や行動原理、知能レベル、生物の持つ特性は全く地球の生物とは異なっている。
本来海中に生息する軟体生物のクラゲのような生き物が、こうして地上で暴れているのがその何よりの証拠だろう。
人類と<宇宙人>の戦い。
これはその戦いで重要な役割を担うことになった少女の、闘争の日々を描いた物語である――
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あらすじはどっちかっていうと「タイトル」の通りです。
高評価を頂けた場合、シリーズ化(連載形式)を検討しますので、続きが読みたい方はブックマーク登録や評価のほうお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-01 00:00:00
18955文字
会話率:31%
過去、浦島太郎という青年が居た。
苛められる亀を助け、その礼として水底の竜宮城へと連れられる。
一時を楽しみ、土産を持って意気揚々と陸へ。
だが、遊んでいたツケが回ったのか、其処は浦島という名が忘れられる程に時が過ぎていた。
あの時ああしなければ、この時こうしなければ、全ては後の祭りである。
そんな過去からだいぶ時が過ぎ、同じ様に青年が一人。
どんな経緯にて自分が其処に居るのかすら忘れ果てる程の長い時間。
そもそも、何の因果で自分は此処に居るのかすら憶えていない。
一人の青年は、本来自分が生きていた時よりも、ずっと未来に居た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-29 10:00:00
220526文字
会話率:24%