明治中期、裏吉原と呼ばれた花街に揚羽太夫と云う男花魁がいた。過去の記憶がなく、右肩に揚羽蝶の刻印をもつ彼は、未だに客に最後まで許さない。
侯爵家嫡男・和泉斗真に愛されるも受け入れられない揚羽。
過去、何者かに犯されかけ、揚羽蝶の刻印を
刻まれたその恐怖からであった。時折蘇る記憶の中の男に怯える揚羽だが、見えぬ相手の存在を感じるようになる。
そしてついに斗真に、強引に貞操を奪われた揚羽は、帝大生・葛城東吾の告白を受ける。
「斗真か、自分か。どちらを愛しているのか、決めて欲しい」
愛される悦びを知った揚羽は、東吾との情事に溺れて行くが…。
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★【檻の中の揚羽蝶】の設定変更バージョンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-08 17:19:31
19250文字
会話率:59%
社会人2年目にして、ようやく、自力で生きて行く事を決心しつつあるここ最近。心穏やかに日々忙しく過ごしている僕の前に、ようやく記憶の中に封印できそうと思えた彼が現れて……。
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『キミのニオイ』http://novel18.syosetu.com/n7387bc/ (高校生編)
『キミのスキマ』http://novel18.syosetu.com/n4871bh/ (大学生編)
の続きになります。大学生編は短編です。初回から続いているので、コレだけを見ると訳がわかんないかと思います。3部作として、ここで完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-14 00:00:00
49468文字
会話率:52%
平凡な女子大生の泉美は突然高校時代の担任に食事に誘われる。
そこから思い出す記憶の数々と現在をつなぐ想いの欠片たち。
クールを装う泉美の心をときほぐすかのようなラブストーリー。
最終更新:2012-06-23 00:24:05
151813文字
会話率:38%
塔野は水環境専門の設計士である。夏の終わりのその日、入札に同行した塔野は、重大なミスを犯して憔悴する他社の新人社員、和喜に出会う。 そして塔野は、記憶の中のある人物のことを思い出すのだった。※これは、以前「黄みどり」名義で連載した作品の、微
改訂版です。駄文の修正程度なので、内容は、以前のものと全然変更ありません。読んだ記憶のある方はスルーしてくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-06 09:55:56
23161文字
会話率:26%