きっと、出会った頃の印象はひとりひとり違うのだろう。それは自分には数ある記憶の中で最も鮮烈に刻み込まれたものだとしても、きっとあの人とっては違う。そんなこと、言われなくても分かっていた。***颯太には好きな人がいる。それは文系クラスの天童寺
さくら。遠くから眺めているだけでよかった。しかし、それをある日、隣の席の天宮夏夜にばれてしまう。しかも、何故か彼女は「協力してあげようか?」なんて言いだして…。理由を訊いてもはぐらかされて終わる。「ひみつ」そう笑う夏夜。彼女は自分に何かを隠している。***物語は第一部、第二部と続いていきます。高校生~大学生までの話になる予定です。第二部から話が急展開しますが、ハッピーエンドになる予定です。タグは今後も更新される予定です。リアル多忙につき、更新はゆっくりになると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-16 00:00:00
37227文字
会話率:25%
今の私があるのは、オリヴァーがいたから――。
自分の全てがオリヴァーに支えられた結果だと、ルーシェは感じている。男の子と気軽に遊べる年を越えてしまってから、だんだんと顔を合わせる機会が減ってしまったけれど、ルーシェが落ち込んだり悩んだり
したときに、支え慰めてくれるのは記憶の中に深く住みついているオリヴァーの笑顔だった。
だから、どれほど魅力的な相手に望まれようとも、ほんの少し、誰でも浮かべてしまう小さな胸の高まりを、軽く味わうだけで終わってしまう。そしてそれを感じた後は、必ずオリヴァーへの思いが湧き上がり、疼くような痛みを胸に感じるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-13 17:00:00
10244文字
会話率:45%
広大な砂海にそびえたつセンター。
新時代の人間が知らないそれは、旧時代の遺物。
そこに代々住まう不自然なニンゲン、ニュークローン体のシャイとフォルク。
対でありながら、決して互いを満たすことのできない二人。
代々受け継がれてきた記憶の中で、
彼らが交わる意味とは何なのだろう――。
※未発表作品の番外編のような作品なので、あまりストーリー性ありません。とはいえ単体でもお楽しみいただけると判断して投稿いたしました。性描写もこの程度なら15禁じゃないかな、という感覚です。直接的な表現があるので、一応18禁です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-14 13:15:49
6514文字
会話率:37%
私は同僚の妻になる予定の女性と記憶の中の女を重ねた。ほんの悪戯心でカマをかける。
現代劇です。
完全な寝とりです。
※完全なフィクションです。嘘っぱちだから信じたらダメ
最終更新:2015-04-26 02:28:40
7525文字
会話率:19%
明治中期、裏吉原と呼ばれた花街に揚羽太夫と云う男花魁がいた。過去の記憶がなく、右肩に揚羽蝶の刻印をもつ彼は、未だに客に最後まで許さない。
侯爵家嫡男・和泉斗真に愛されるも受け入れられない揚羽。
過去、何者かに犯されかけ、揚羽蝶の刻印を
刻まれたその恐怖からであった。時折蘇る記憶の中の男に怯える揚羽だが、見えぬ相手の存在を感じるようになる。
そしてついに斗真に、強引に貞操を奪われた揚羽は、帝大生・葛城東吾の告白を受ける。
「斗真か、自分か。どちらを愛しているのか、決めて欲しい」
愛される悦びを知った揚羽は、東吾との情事に溺れて行くが…。
----------------------------------------------
★【檻の中の揚羽蝶】の設定変更バージョンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-08 17:19:31
19250文字
会話率:59%
社会人2年目にして、ようやく、自力で生きて行く事を決心しつつあるここ最近。心穏やかに日々忙しく過ごしている僕の前に、ようやく記憶の中に封印できそうと思えた彼が現れて……。
――――――――――――――――――――――――――――――――
――
『キミのニオイ』http://novel18.syosetu.com/n7387bc/ (高校生編)
『キミのスキマ』http://novel18.syosetu.com/n4871bh/ (大学生編)
の続きになります。大学生編は短編です。初回から続いているので、コレだけを見ると訳がわかんないかと思います。3部作として、ここで完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-14 00:00:00
49468文字
会話率:52%
平凡な女子大生の泉美は突然高校時代の担任に食事に誘われる。
そこから思い出す記憶の数々と現在をつなぐ想いの欠片たち。
クールを装う泉美の心をときほぐすかのようなラブストーリー。
最終更新:2012-06-23 00:24:05
151813文字
会話率:38%
塔野は水環境専門の設計士である。夏の終わりのその日、入札に同行した塔野は、重大なミスを犯して憔悴する他社の新人社員、和喜に出会う。 そして塔野は、記憶の中のある人物のことを思い出すのだった。※これは、以前「黄みどり」名義で連載した作品の、微
改訂版です。駄文の修正程度なので、内容は、以前のものと全然変更ありません。読んだ記憶のある方はスルーしてくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-06 09:55:56
23161文字
会話率:26%