あの人が意識していたことは、ただ一つだった。
刻むこと。
残すこと。
痕跡を、紡ぐこと。
彼の人たちは引き止めない。
あの人がこちらの音に耳を貸さないのを知っていたから。
彼の人たちは、使われないレールも同然だった。
置いてきぼりの
彼の人たちは、そうして、立ち去って行った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-20 21:00:00
4930文字
会話率:7%
男子高校生の正人は、親友の勝とともに休日に遊んだ帰り、勝の家に立ち寄っていくこととなる。そこで偶然、彼の妹である愛理の寝姿を見てしまい……
最終更新:2017-04-20 18:14:58
9528文字
会話率:35%
キリストは生きていた。しかも、意外な形で……。
下請け映像プロダクション勤務の宮原紡(みやはら・つむぐ)はインドとタイの若年娼婦及び男娼を取材中、奇妙な妙な噂を耳にする。どんな受給者(レシピエント)とでも拒絶反応を起こさない万能臓器の闇
市場があるというのだ。もちろん臓器の移植には生体拒絶反応が伴うので俄かにそれは信じられない。宮原と付かず離れずの関係にある恋人坂下理紗子(さかした・りさこ)は「その用途だったら生体クローンよりもiPS細胞の方が望ましいでしょう」と結論付ける。
その後、謎の万能臓器について意外なところから情報がもたらされる。N新聞社勤務の情報通三枝木晴正が「世界でも有数のハイテク企業CEOが膵臓癌から立ち直ったのは万能臓器のお陰だ」と告げたのだ。また同様の移植を受けたと思われる金持ち達が移植後必須となるはずの免疫抑制剤を服用している様子がないとも言う。
その三枝木が突如姿を晦ませる。宮原がフィリピンへ臓器売買の取材に行く前日に……。伝手を頼り、宮原は取材中にマニラ速報社の記者アブドゥにアポイントメントを取り付ける。アブドゥは失踪した三枝木が取材メモに名を残した人物の一人。そのアブドゥが万能細胞は奇跡だと宮原に告げる。更にその奇跡は宗教上の奇跡ではなく奇跡を起こした本人そのものに由来するとも言う。万能細胞の符丁は『ダビデのパン』で、それは現在まで生きながらえたイエス・キリストそのものだ、というのだ。しかも、その売買を取り仕切っているのがユダヤ人の結社であると……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-20 16:00:00
35653文字
会話率:60%
気づけば異世界にやってきた俺。しかしやることは変わらない。悠々自適な田舎生活を楽しむだけだ、と思ったら。「その髪色と瞳、顔立ち、その香り。ざっと1000年は待ちました」美形な人型魔物に攫われました。ーーーー特殊体質の人間魔王(本人否定)と、
主人を至高とする魔物たちのお話。人間魔王は、元いた世界へ帰ることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-17 00:00:00
19880文字
会話率:50%
僕はまだ硬い殻をまとった小さな蛹。
あの人の手で羽化を待つ―――。
此処ではない何処か。都市郊外には娼館や妓楼が立ち並ぶ遊郭が存在し、近代と中世が入り混じったような世界。
娼館の一つで今はまだ下働きとして働く少年は、その身に『神巫
(みこ)』という秘密を抱え、一人の男との出会いによってその運命を大きく変えた。
【別サイトより転載】初出:2014.04.01
閲覧ありがとうございます。
この作品にはアダルト表現を用いた章がありますので、全編を通してR18の閲覧制限を設けさせていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-16 10:00:00
76858文字
会話率:43%
仕事で海辺の町に立ち寄った楠木海翔は、近くで飲み屋をやっているという酒井修に声をかけられた。
酒井の店に飲みに行くようになった海翔は徐々に酒井と親交を深めていく。
面倒見がよく普段はからりとしている酒井は、しかし時折寂しげな表情を見せること
がある。海翔はそれがとても気になっていたが、ある日、酔っ払った酒井に「海翔に触りたいんだ」と囁かれて――。
・地味な近未来。
・※バイ、女性、NLカプが出てきます。
女性は恋愛的な意味で受けと攻めにかかわってくることはありませんが、作中にはそれなりに大きく関係しています。
・1月3日/完結しました。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-09 16:33:12
150569文字
会話率:48%
学生生活から始まった鈴音との物語
彼女の綺麗な鈴のような声に惹かれた彼と彼女と日常から始まる不思議な出来事彼と彼女は幸せになれるのか!
ある日たまたま隣の席になった彼女
彼は鈴音と付き合う事ができるのか!
これからいくつもの試練に立ち向かう
事になる彼はそのいくつもの試練を乗り越えなければならないが彼はまだそのことを知らない。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-04-03 15:09:15
1239文字
会話率:65%
ーー運命。そんなものがあるとしたら私の運命は生まれてから死するまでただ逃げること。そう思って生きてきたクラークはある日遂に追っ手から捕らえられた。はずだったが…。目覚めると森の中に。クラークを含め訳ありの若者たちは怪しい無人島に置き去りにさ
れていた。やりたい放題の若者たちは見えない敵に立ち向かう為クラークを中心に団結できるのかー⁈若者の無人島での様々な葛藤、恋を描いたサバイバルファンタジー。
性的描写→※マーク折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-29 10:03:43
85934文字
会話率:39%
グリーク王国では、先代の黄金帝が崩御してから数年が経過していた。
王様を選ぶ役割を与えられた生き物を、この国では「宝珠」と呼んだ。
いつまでも現れない新王の行方を案じて、宝珠は途方に暮れていたが…。
第1章 宝珠が王様を見つけるまで
第2
章 エリンの学生時代
第3章 ゴールディングの生い立ちと王宮に戻るまで
第4章 ついに宝珠は王様を指名したが……
第5章 ……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 23:47:25
131524文字
会話率:35%
元公女マルティアーゼが出奔して五年、ギルドを作り活動していた。
旅の途中で立ち寄った宿場町でリザードマンの襲撃を受ける。
この戦いから彼女の運命に波が立ち始める。
自身も知らなかった秘密が明かされた時、彼女の心は翻弄されていく。
最終更新:2017-03-23 17:08:22
181316文字
会話率:41%
正義感の強い男が、世界に蔓延る人間の敵である鬼を倒すため旅立ち、道中で出会った三人の仲間を連れ、鬼ヶ島へと向かう。
最終更新:2017-03-23 15:39:26
60605文字
会話率:59%
邪竜を倒す旅に出た勇者一行に、侍女が一人ついて行った。
その侍女は、勇者一行の性欲処理の役目も負わされていた。
そして、旅が終わる。
※当社比的にエロさ控えめ
※脇で3P&二穴責めしてますが描写はなし
最終更新:2017-03-23 00:14:37
6987文字
会話率:23%
政治家として何代もの成功を為してきた大杉家は、先祖代々忍者を護衛として栄えてきた裏政界を牛耳る五条院家との結束を強めることでその繁栄を築いてきた。
結束を強める、それは即ち大杉家に産まれた女児を許嫁として五条院家に嫁がせることだった。
大杉家の一人娘である高校三年の大杉 七瀬は、ある日突然学校からの帰宅中何者かに薬を嗅がされ誘拐されてしまう。
意識を取り戻したそこは見たこともない屋敷の一室。
部屋をこっそり抜け出そうとした七瀬の前に、護衛頭の都築 清丸を筆頭とする“Ninja”と呼ばれる五条院家SPの5人が立ちはだかった。
「お前には、ここで五条院家現当主 五条院 是匡様に相応しい奥方になってもらうべくそれ相応の教育を受けてもらう」
しかし、尚も反抗的な目つきを向ける七瀬に清丸が不敵に嗤う。
「俺を怒らせたらどうなるかその身をもって教えてやろう」
それは教育という名の淫らな調教の始まりだったー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-22 13:07:26
70788文字
会話率:32%
『誰にも言えない秘密の話』 体験談風BL小説オムニバス。
第1章(男子高校生のBLノロケ話)完結。
第2章は『王様の耳』創設オーナーの悲しい生い立ち(近親相姦※排泄あり要注意)です。
────
《王様の耳》には、誰にも言えない秘密を口に
したい人ばかりが集まります。
秘密の恋を惚気てみたい。屈辱の体験を忘れてしまいたい。抑圧してきた自分を曝け出したい。
目的は様々ですが、みな自分を守りたいという点では同類です。
大丈夫。ここは現実から切り離された世界。秘密のみを詳らかに語ることが可能です。
さあ、あなた様もどうぞ。遠慮なさらずに……。
────
体験談風味で話が進みますが、完全なるフィクションです。たとえ同名の人物や団体が実在しても一切関係ありません。1章1体験談。各章1話目の冒頭で、どんな話を語ろうとしているのか前振りさせますので、好みでない場合はUターン願います。できるだけ章タイトル&サブタイで予想がつくようにしますが、内容が完全に一致するものではありません。
予告なくエロシーンに入る場合があります。必ずしもエロ合体に辿り着くとは限りません。リピーター(後日談)出現の可能性があります。
必要に応じて、あらすじ変更・タグ追加していきます。1話目標2000文字。アルファポリスにも同時投稿。更新情報はツイッター@aismonakaでも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-20 02:23:47
57237文字
会話率:5%
学年トップを誇る男子大学生は自分の彼女のために立ち上がる。それが教授の罠であるともしらずに……
最終更新:2017-03-18 20:51:27
9485文字
会話率:47%
高校を中退し介護職に就いた内海桜太は、ある日、老人の孤独な死に立ち会う。その老人の死に桜太は精神的に衰弱する。ゲイである自分にも同じような死が待っているように感じたからだ。
女手一つで自分を育ててくれた母の自殺も重なり、桜太は自宅の浴室で腕
を切った。
死んだと思っていた桜太が目を覚ましたのは、昭和19年――太平洋戦争末期の日本だった。
※追記 性的な表現が含まれる話には★をつけています。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 23:00:00
72924文字
会話率:38%
世間から冷酷と評される社長、和臣(カズオミ)と同居することになった少女達樹(タツキ)。大切な人を失い傷ついた彼女の心と体を、和臣は侵食していく。溺愛していながら素直に好きと言えない男と、少しずつ心を許していく少女。だがそこに現れたのは、かつ
て少女を闇に堕とした危険な男だった。BL要素なし。Rシーン中盤から濃くなったり情感重視だったり色々です。ストーリー重視。主人公の生い立ちは【蝶たちの予感】で更新。別サイトからムーン版に編集しつつ掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 08:46:53
579758文字
会話率:32%
短大生の詩織です。
最近知ったんだけど、彼(タツヤ)に、生まれつき目が不自由な18歳の妹さんがいるんだって。
目が見えないからセックスは怖いけど、お年頃だからそろそろ体験したいっていう気持ちも自然よね。
それで、初体験の相手は、安心でき
る実のお兄さんでって……それ、近親相姦だから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-14 20:53:08
2297文字
会話率:20%
街で少年を拾った魁は、あまりに悲しい生い立ちに、自分の家に置こうと決める。
銀という名の少年は、小学生かと思うほど小さな体をしていたが、十五歳だった。
その日から、プラチナと呼ばれる魁と、銀の生活が始まる。
二人の生活は周りに見守られなが
ら、順調に進んでいくかと思われたが……
数年後、金融業を営む魁の仕事を手伝いながら、大学に通い始めた銀の前に姿を現した母親の目的は?
話中のこと、全てが作者の妄想です。
法律的なこと、各職種のことなど、厳密に調べているわけではありません。また、誹謗中傷めいた表現があるかもしれませんが、決してその意図で書いたものではなく、文章を組み立てる上において必要な表現ですのでご理解ください。
性的描写もありますので、苦手な方はご遠慮ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-14 20:00:00
81141文字
会話率:36%
生まれながらにスパンキング(お尻叩き)趣味があった人の、生い立ちを交えた思い出話です。
最終更新:2017-03-14 12:00:25
113433文字
会話率:23%