氷雨楼には、生駒という男娼が居た。
彼は類い希なる美貌を持つ代わりに、人間誰もが持ち得る、四肢と声を持っていなかった。
それでも当人は己の生に運命に、粗方満足していたのだ。
己を不幸と理解しながらも、その不幸に酔うだけの俯瞰と理性があったの
だ。
――あの娘に出会うまで。
なろう様の怪談企画に投稿した、『怪談、生駒』の年齢制限版になります。
あちらと合わせて読むと互いにまた違った解釈が出来るように作ってあります。
元のお話では省いたり淡々とした言葉で濁した表現がそのまま出て来ます。
ある種の身体的欠損を取り扱いますが、それに対してフォローや表現の緩和を殆どしません。
匂わせる程度に同性愛描写もあります。
あくまでフィクション、下世話な見世物だと割り切ってお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-11 00:00:00
26296文字
会話率:25%
ちょっとずれてる平凡な女とヘタレで非凡な美男子の、恋の話。
本番行為は出てきませんが、それを匂わせる描写があります。苦手な方はご注意ください。
本編前後編完結。おまけ短編あります。
番外編はじめました。主役は男勝りなエセル少尉(25)、彼
女の初恋のお相手は・・・?
完結までマイペースでがんばります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-30 08:00:00
29049文字
会話率:41%
その種族は〈蝶〉、と呼ばれていた。記録は語る。――彼らの番(つがい)は、存在自体が一対の羽。決して分かたれることのない、番(つがい)の蝶、と。
■Ⅰ/〈蝶〉×〈蝶〉
■Ⅱ/〈魔人〉×〈蝶〉(※メインカップリングの相手以外との行為を匂わせる描
写があります。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-20 21:01:40
47876文字
会話率:30%
肝試しで地元の山に踏み込んだ三人は霧の中に迷い込み、それぞれ異世界の別地点に飛ばされてしまう。ロリババア、素直クール、絶倫スレと、某巨大掲示板複数にまたがって書いた三作品です。掲載する度にタグを増やしていきました。まあ、合流を匂わせる辺りで
完結になってますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-01 22:00:00
44174文字
会話率:50%
豪華客船のカジノでディーラーをしている巽 幸星の元に、ジェームズ・王が現れた。何か事件めいた仕事を抱えている事を匂わせる王。高嶺 遥と理樹の夫妻に紹介を受けた巽だったが、そんな折り、船内で殺人事件が起きる……!
浪漫艶話シリーズ第三弾
。
巽の実家にお泊まりするぞ~編です(笑)。
(初出:2004.8 同人誌「ラ・ヴィ・アン・ローズ」より転載)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-11 10:00:00
36243文字
会話率:50%