同期入社の男性社員がパワハラを切欠に自殺した日、実家の秋田犬も寿命を迎えていた。煌めく才能を持ちながら死を選んだ寡黙な「彼」と、闘犬の血を引く過ぎるほどに従順な「犬」。
「なぜ、あなた達が死ななければいけない。死ぬべきは彼奴らなのに」
ふたつの理不尽な死に苦しみ深夜過ぎまでひとり飲みをした「私」は、トンネルを思わせる寂れたアーケード商店街で突然の息苦しさを覚え異世界に転生する。
そこは愛欲と暴力が支配する世界だった。大円都トラキアの政務官のひとり、円形闘技場を支配するティトゥス造営官の第二婦人である「もうひとり私」イレニアは、暴力と姦欲の化身「イヌ」に生まれながら優しさに苦しむ赤銅色のたてがみを持つ大イヌ、剣闘士ダンテと出逢う。
設定
円形都市国家(サークル)が点在する異世界
製鉄炉あり、蒸気機関なし
人力を主とする工場制手工業の実用
炎を神とする宗教を軸にして習俗・言語は他サークルを含めて統一
治癒力と知覚に作用する魔法あり、物理干渉する魔法はない
人
男 支配階級・市民
女 市民
有尾人
イヌ 戦士・労奴(男のみ)
ネコ 準市民・労奴(女のみ)
ブタ 奴隷・食用 (女のみ)
バン(蛮) 未開人 (オオカミ・ヒョウ・イノシシ・サル)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-07 19:57:15
11570文字
会話率:27%
食用の人間の少女とその飼い主の少年の話。中途半端に終わります。色々ぼかしてはありますが、念のためR18です。満足したら消すかも知れません。//この作品は自創作サイト「ささめき」にも掲載しています。
最終更新:2017-04-02 20:17:40
12167文字
会話率:47%
ドアリーという蛇。生きた財産とする派、蛇を食用にする派で別れた世界。突然その間に入った無所属の刃物遣い男。蛇派が祟りとしての奥義を繰り出す時に投擲用短剣レイピア状の刃物で各所属メンバーを怖がらせては一時退却させた。
しかし、投擲用短剣で両者
撤退させる能力は、また別の敵を増やすこととなり、その男……カムザは命を狙われてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 21:23:27
530文字
会話率:0%
もう二度と恋なんかしない――不要と切り捨てた恋心を代償に翼は転生を果たしたものの、転生先はなんと食用予定のコウモリだった。
絶世の美貌を誇る女王(男)に踊り食いされかけたとき、その口に放尿してしまったことで、翼の運命が変わる。
大飯食いの女
王(ライフワーク踊り食い)と食用予定コウモリ(地球産日本男子風味)の食人と失った恋心のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-02 11:51:58
104342文字
会話率:29%
少女はある日森の中で狼さんに出会った。
「腹が減った……」「俺おいしくねーから!」
人狼と肉食少女のお話。
美味しくいただかれるのはどっちでしょう。
第三視点/やや男性よりの下品さがあります/変態注意報発令中
最終更新:2014-06-18 12:56:31
7918文字
会話率:54%
人が生きるために人を喰うのが当たり前の時代、狗川は食用の為に一人の青年を購入したのだが――。
最終更新:2013-11-28 11:35:40
3013文字
会話率:9%