幼馴染の少女とともに、異世界へ勇者とそのオマケとして召喚された猪角勇史(いづの・ゆうじ)。彼に与えられたのは勇者というにはいかにも使い勝手の悪い、洋上戦闘スキルばかりだった。勇史は海軍に身を置いて陰から幼馴染の戦いを支える道を選ぶ。
魔王軍
との戦争が停戦を迎え、いまは現地風に「ユージン・ホーンドボア」と名乗る彼は、慣れ親しんだ指揮艦を後にして次の任務へと向かうことになった。
それは、停戦を好機として次代の海軍士官を養成する、訓練船の教官という重責――だが、集められた候補生たちは、いずれも素行や性格に難ありの曲者ばかり。そして全員が、エッチなことに興味津々、色気ざかりの年若い少女たちだったのだ。
公私にわたってユージンを援助しその一方でもてあそぶ謎の美女、はたまた魔王軍の残党を指揮する異形の美剣士も加わって、彼の奮戦と冒険は昼でも夜でも休みなし。戦えホーンドボア、海の召喚勇者!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 23:38:43
8026文字
会話率:40%
魔王が討伐されて平和になるはずの世界。勇者が不在になった世界は新たな脅威にさらされていた。
竜骨兵。魔王が使役していた竜の骨を素材に作られたモンスターによって魔王軍の残党狩りを行っていた人類連合は次々と壊滅させられていく。そんな竜骨兵に
対策を取るべく開かれた人類連合の会議でそれは出現した。
「そろそろ魔王退治の報酬を払ってもらおうか。一国を救った冒険者が王に就くんだ。当然、世界を救ったオレへの褒美はそれ以上だよなあ」
勇者ルセインの襲来である。
「もちろん莫大な報酬を即時、払うなどしたらキサマらが破産してしまう。だからその間オレは暇つぶしに悪党狩りでもして遊んでいるよ。
魔王軍に内通してオレを後ろから刺した奴ら。魔王軍の残党狩りと称して侵略をやっていたクズどもを蹂躙して貪りつくしてやるよ」
かくして勇者の暴虐は始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 20:00:00
43133文字
会話率:38%
王国・共和国・聖都の連合軍と、魔王率いる魔族軍が戦った人魔戦争は、王国軍の勇者レイビアード卿が魔王の首を討つ形で決着した。
魔王が死ぬと同時に、その肉体の蓄えられていた大いなる魔力は世界へ散らばり、人民のもとへ還元されていった。
ある者は異
形の肉体を手に入れ、ある者は望んだ物体を召喚できるようになり、ある者は運命を覗き見る力を手に入れた。
これを知った連合国議会は「魔の力を宿したとなれば国民が混乱するだろう」と、「力」は魔王を倒したことによる大神からの報奨だと定義した。
そして「力」は【大神報奨】と呼ばれた。
アズサ・ミエール
元・王国第四騎士団(通称女神騎士団)団長。女ながら国内随一の剣の使い手。
人魔戦争の折も、女神騎士団を率いて多大なる活躍をしたが、魔王との最終決戦において命を落としたと伝えられる。
実は魔王戦後も生きており、現在は流浪の旅を続けながら、山賊や魔王軍の残党狩りなどをして暮らしている。
彼女が騎士団を去った理由……それは彼女が受け取った【報奨】にある。
アズサの【報奨】、それは今まで培ってきた武術の腕前、スキルを淫乱な属性へと変換させるものだった…。
その効果は永続であり、どれだけ鍛錬を積んでも剣技が上達することはない。
なぜ他の者たちと違い、アズサだけがこのようなバッドステータスを得てしまったのか?
それは何を隠そう、魔王を倒したのはレイビアード卿ではなくアズサだったからだ。
魔王の呪詛の念を一身に浴びたため、アズサは目を覆うような淫乱な体に変貌してしまった。
アズサはレイビアードに手柄を譲り、一人放浪の旅へ出たのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-19 03:13:00
8175文字
会話率:29%
書籍化決まりました
詳細は改めてお知らせします
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祖父から受け継いだ特殊浴場かすぱぁらんど
一応表向きはスーパー銭湯だったこの施設ごと、落雷の影響で異世界にとばされてしまった僕、広野健太なのですが……
狼に襲われていた女の子を助けたところ……この女の子が結構訳ありな魔族の子だったもんだからさぁ、大変……
メルビィの提案もあって、この世界で特殊浴場を宿屋に改装して営業することになったのですが……メルビィの元部下だった魔族の女の子達がやってきたかと思ったら、メルビィを追って女勇者がやってくるし、奴隷として売り飛ばされそうになっていたエルフと一悶着あったりと……毎日あんな目やこんな目にあってしまうのですが、何か起きる度に女性陣達の好感度がぐんぐん上昇していって……僕ってばこれからどうなってしまうのでしょうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 16:24:14
215283文字
会話率:37%