生まれてこなければいいのに。
生まれてこなければいいのに。
私の中に巣食うもの。
煙草を吸うと苦しがるのに、
どうしてお前は死なないの。
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1964年、アジア発の東京オリンピックが開催される中、高藤恵美は望まぬ男児を出産する。
我が子を愛せない恵美と、自分の父親に服従を強いられる夫の隆治。
高度経済成長を遂げる日本で、前世代から手渡された神経症という病をどのように自分自身に取り込み、病と同化してしまったのかを、夫と妻両方の心理に寄り添って描きます。
#作者自身と家族が神経症に苦しんでいた経験から誕生した小説です。テーマは「神経症は世代を超えて引き継がれる」です。
家族という小さなグループの中で、子供たちがどんな風に神経症を患っていくか、親たちが神経症でどんな苦しみを抱えて生き続けているのかを3世代にわたって描きたいと思っています。
今回お届けするのは、3部構成のうちの第1部です。
この物語で親世代にあたる高藤隆治と恵美が、彼らの両親からどんな影響を受けて神経症で苦しんでいるのかを描きます。
毎週水曜日に更新する予定ですので、共感いただける方に読んでもらえたら幸せです。
長丁場ですが、精一杯書いてきます!
#この作品は「あまやどり出版note(https://note.com/amayadori_syupan/m/mcf650ee73b01)」にも掲載しています。
#夫婦の日常生活を描いているため多少の性描写があります。念のためR18をつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 16:55:50
46234文字
会話率:42%
昭和の高度経済成長を遂げた日本で出会った摩利子と保。そしてその娘摩夜子と雁から始まる華麗なる一族、嵐山家の面々、その4世代に渡る昭和から平成、令和そしてさらなる未来の物語。
金と権力、愛とセックス、そして哀しみ憎しみ…。全80話。
第1部
CLUB千年王国
第2部 香港返還
第3部 不知火優真
第4部 ステーション・ヒデヨシ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 06:00:00
251737文字
会話率:55%
【pixivから転載】
久々の「体験談」風です。
舞台は例によって昭和の高度経済成長期!
・・・所は〇〇県の〇〇市。
マグロの遠洋漁業の基地として全国的に知られている〇〇港があることで有名な市です。
遠く南太平洋やインド
洋まで出かける遠洋漁業は、一度港を出ると三か月から半年は妻子と離れて海上生活が続きます・・・。
大変キツい仕事ですが、経済が右肩上がりに急成長を続けていた当時、このような遠洋漁業の乗組員さん達の収入は悪くありませんでした。
マグロ漁船に3年乗れば豪邸が建つ・・・そんな風に言われたものです。
厳しい仕事でも頑張れはそれに見合った収入が得られる、そんな時代だったのです。
・・・しかし、そんなマグロ漁船の乗組員の人達の一番の心配事と言えば、何か月も会うことが出来ない家族の事でしょう。
特に子供のいない家庭では、一人残された奥さんの事は「色々な意味」(!)で心配の種だったのです!
この物語の主人公の「僕」は、そんな遠洋漁業の船員さんが多い港町の、とある〇学校の野球部に所属していました。
そして、その地元密着の野球部には、10年ほど前から伝わるあるヒミツの「伝統」が・・・そんなお話です。
【登場人物】
●僕(マサカズ)(〇〇歳)
この物語の語り部、〇学1年生。
野球部に所属し日々先輩にしごかれている。
●ヨシオ(義男)(〇〇歳)
「僕」の同級生で同じ野球部仲間。
やや小太りの気のいい親友。
●吉崎 喜美代(42歳)
夫がマグロ漁船の乗組員。
女優の〇〇〇子似の小柄でムッチリ豊満な美女。
子供がいないので夫が船に乗っている間は一人暮らし。
●祐樹先輩(〇〇歳)
2年生で野球部の先輩。
身長178cmでチームのレギュラー。
●和也先輩(〇〇歳)
2年生で野球部の先輩。
副部長のしっかり者。
※この物語はフィクションです、実在の人物、名称、地名、団体等には一切関係がありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 19:37:27
43913文字
会話率:37%
高度経済成長の時代、とある女子校のトイレで起きる百合なスカトロ?です。
平凡な少女と高嶺の花のお嬢様が、どうなるかをお楽しみにください。
最終更新:2021-06-05 00:22:53
6486文字
会話率:39%
私、梅と申します。
これからお話する事は他人様からは信じはくれない話でございます。
時は昭和50年、高度経済成長のまっさかりでございます。
5年前の事でございました。
家政婦の御奉仕で旦那様の元へ参った時、
即決でお屋敷の住み込みに承諾
をして頂けた時の話でございます。
その初夜の事でございます。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-03-10 18:41:39
1518文字
会話率:9%
高度経済成長期に入りかけた時代、巷で名を馳せつつある探偵がいた。名家で起こる血なまぐさい事件も三文ゴシップになりかねないありきたりな事件も見事に解決してみせる探偵である。その確かな仕事ぶりは高く評価されていた。
事務所を訪ねれば、いかにも推
理小説から抜け出たかの如き名探偵と言いたくなるようなスーツ姿の男前が話を聞いてくれるだろうが、彼は助手だ。その助手と客人に優しい笑みと共にお茶を出す、着流し姿の両性具有的美貌の青年こそが探偵である。
助手は道行く女性から秋波を送られ、時に事件に関わるご婦人達からも熱っぽく見つめられるが、微塵も心は動かない。
探偵はすれ違う男からの視線を集め、時に事件の周囲にいる紳士達からギラギラした目で見られるが、いっこうに気にしない。(助手は険しい表情になるが)
この助手と探偵の二人、実は同じ名字である。といっても血のつながりは無い。共に身寄りがないところを、篤志家の養父に引き取られた義兄弟である。ちなみに2歳年上の探偵が名義上の兄だ。
義兄は天真爛漫で、突然できた賢い義弟を非常に可愛がり、奇抜な思考のもとに振り回した。義弟は大人びていて、突如できた美しい義兄に戸惑い、突飛な行動に呆れつつも付き従った。
しかし、思春期を迎え、二人の間に壁ができるようになる。
義弟は義兄に欲情していることに悩み、義兄は頑なに距離を取ろうとする義弟の態度に心を乱された。ある日、義弟の「あんたを兄だと思ったことはない」という一言でついに二人は決裂してしまったかに思えたが…。
そんな過去を持つ義兄弟は、共に仕事をするのみならず、成人した今も同居生活をおくっている。思春期の頃の張り詰めた空気が嘘のように、危なっかしい義兄を放っておけない義弟と、彼に世話を焼かれるのが嬉しい義兄という関係性は少年時代のように変わらない。
ただし、子供の頃とは違い、入る寝台は1つであるが。
フジョッシーやカクヨムにも掲載しております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 19:11:25
3773文字
会話率:54%
かつて、残虐非道を極めた最凶と名高い【魔将(デヴィラル)】が高度経済成長国家「ヒノクニ」と製薬企業「ベノムス」が極秘でつくりあげた有機生命体兵器「クリーガー」の青年として生まれ変わるダークSFファンタジー小説。
最終更新:2019-05-20 17:00:47
3885文字
会話率:36%
ある日、婚約者の和重に呼び出された幸恵は婚約破棄を言い渡された。結婚を前提に和重の両親と暮らしていた幸恵は家を出る事を決意する。しかし、和重の父の会社が経営不振になり多額の借金を作った事で、幸恵の持っている株を寄越せと和重の両親が押しかけ
て来るようになる。
元婚約者とその両親から逃げ続けた幸恵は、逃亡先に選んだ場所である兄弟に出会う。幸恵が過去に囚われるようにその兄弟も過去に強く囚われていた。
他のシリーズを読まなくても単体で読めます。
主人公は身体障害者ですが、怪我等には詳しくないのでふんわり設定です。
今回の時代背景は高度経済成長が失速し、女性の社会進出が増えた頃をイメージしました。ただ、歴史にも疎いのでこちらもふんわり設定です。
ふんわり設定ばかりですみません。
閲覧前にもう一度キーワードを確認いただく事をお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-28 02:00:00
28937文字
会話率:67%
これは高度経済成長期 のただ中に酔いしれていた昭和41年、神奈川県の内陸部に位置する人口15万足らずのS市に起きた淫靡な女子高生陵辱事件である。
この聖霊ヒバリ学園は2年前に新設されたばかりの私立高校で、 そのため周囲からも″底辺校″とい
うレッテルを貼られ、勉学意識も何も持ち合わせない他に行き場の無い不良達が数多く集まる無法地帯と化していた。
そんな状況を知るすべもない美しく汚れも知らない少女の飯島秀美が特待生として入学してくるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-30 18:43:31
14396文字
会話率:33%