その日の早朝、小倉由美は、H学院にとって最寄りの駅となる、それでもH学院からバスで40分ほど山道を下った先にあるローカル線の小さな駅の駅前にいた。
小倉由美は駅舎には入らず、じっと道を見ていた。
白い飾り気のないブラウスに、薄い青のジ
ーンズ。かかとの低いパンプス。小さな革鞄を手にしている。フォーマルな姿でもないし、かといってカジュアルでもない。
右足の前に左足を出して、両の足をねじるような姿勢でじっと立っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 15:42:41
13249文字
会話率:36%
大雪で電車が止まった朝の北国の無人駅。灯油臭いストーブの前で、青島カンナは幼馴染みの少年に告白される。北海道の田舎の閉鎖された空間で、もどかしいセックスが始まる――【エロシーンがあるページはサブタイトルのあとに★が付いてます】
最終更新:2020-03-18 20:34:19
4715文字
会話率:49%
見渡す限りの草原、どこまでも真っ直ぐに伸びる一本の線路と、小さな駅。
無人の駅舎と小さな家。
それ以外には何もない、奇妙な小さな異世界。
人生初の彼氏に振られた日、偶然にその世界に迷い込んだ平凡なOLと、孤独な異世界の青年のラブストーリーで
す。
じれったい展開です。R18シーンは後半のみで、サブタイトル横に※表記アリ。
本編完結しました。
忘れ去られた頃に番外編を追加予定ですが、いつになるかまったくわからないのでとりあえず完結済みにしておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-16 00:00:00
50371文字
会話率:34%