病弱な妹と侯爵家の跡取りである弟の存在で両親からの愛情を全く知らずに育ったアリシアは、ある出来事をきっかけに、美しく冷たい銀の仮面を常に身につけて誰にも素顔を見せることなく過ごしていた。唯一心を許せるのは、自分を相棒と認めてくれた、幼いころ
に出会った黒い飛竜だけ。
17歳になり国の指定通りに飛竜に選ばれた者として、アジェスト王国史上初の女性飛竜騎士として飛竜騎士達専用の学院タルナードに入学する。そこで実力を見せパートナーにつけられたのは、なんと第二王子エリオス。そしてパートナーになって少ししてエリオスに助けを求められる。
「兄上の飛竜探しを手伝ってほしい。」と
面倒だと思ったものの、アリシアはとある思惑のために、特に深く考えずその話を了承する。
そしていつの間にか、王位争いに巻き込まれていくのだった。
※R-18は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 22:00:00
346979文字
会話率:30%
無慈悲に人を殺す、鬼のような奴を殺人鬼と呼ぶのであれば、無慈悲に鬼を殺す、人であって人でなしの俺はきっと「殺鬼人」だ。この世界には異世界転移者たる特別な加護も必殺技もなかった。強大なモンスターに対峙し、男は虐殺され、女は嬲られる。望まなかっ
た異世界譚…これは俺と、俺と出会った人たちとの苦難に満ちた異世界譚だ。(旧『何故、モンスターは襲って来るのか?』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 00:00:00
76747文字
会話率:59%