フェリクスは神域の守村ピュートーで、神官として暮らしていた。そこに大貴族で“龍の先祖返り”であるアスカニウスが現れる。アスカニウスは帝都で開催されているザーネス大祭をピュートーに誘致したいと言い出し、排他的なフェリクスと衝突する。
ふたりは
互いの違いを認め合い、惹かれあっていくが――フェリクスには誰にも言えない秘密があった。
貴族たちの思惑渦巻く帝都で、フェリクスはアスカニウスへの想いを自覚し、ひとつの決意を固める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-21 18:12:55
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