かつて世界を救った三本の聖剣——光、闇、風。
あまりに強大な力を持った彼女たちは、大戦の後、無用の長物として封印された。
人格を宿した聖剣たちは、力と共にその心を削り続け、
放置すれば、やがて暴走し、世界を再び滅ぼす危険物となる。
そんな
彼女たちを守るための役職、「封印剣管理官」。
それは、ただ彼女たちに触れ、声をかけ、温度を感じさせ、
人間らしい営みを繋ぎ止めることで、人格の崩壊を遅らせる——
決して報われることのない、終わりを待つだけの仕事。
主人公レイフは、その役目を担う一族の末裔。
彼もまた、彼女たちに触れ、名前を呼び、微笑み、
指先に残る熱と、甘い声の残響に胸を軋ませながら、
少しずつ、確実に彼女たちの「余生」を見守る。
触れなければ壊れてしまう。
でも、触れ続けることで、自分自身の理性もまた削れていく。
——これは、終わりを知りながらも繰り返される、
誰も救われない「お世話」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 00:00:00
2073文字
会話率:10%
愛らしい少女が、醜い男に凌辱される話。童話赤頭巾の原典モチーフ。誰も救われない。残酷な描写あり、食人あり、苦手な方はご注意ください。
最終更新:2020-04-11 21:35:45
10061文字
会話率:47%
死にたがりの高校生と殺したがりの男の報われない恋話。気付いてしまったら、誰も救われないから、気付かない振りをする。
最終更新:2018-04-15 04:02:10
2190文字
会話率:27%