スカーレット・ダリアは貴族令嬢でありながらも剣を好み、騎士隊の隊長に抜擢されるほどの女性だった。その苛烈な性格で相手が貴族令息であろうと不貞を行えば容赦なく拳を振るった。が、ある夜会でメイドを襲おうとした者を叩きのめせば、彼自体はどうにかな
ったのだが、その夜会を主催した公爵が引き下がらなかった。今回のことを水に流すためにはとある男と婚姻を結べ、と。
何故か娘を可愛がっている両親が止めもせず、その公爵は公正な男としても知られていたのだが、……スカーレットはしぶしぶ紹介された男と婚姻を結ぶことにした。そこで彼が言ったことは、
「今後問題を起こさないように、私に調教されてくれませんか?」「ご安心ください、貴女が本当に拒否することは行いません」「おや、女騎士ともあろうものが怖いのですか?」
乗せられた彼女はそれを受け、――「貴女を決して離しません、貴女から私を求めるようにしてあげましょう」――
病み気質のヒーローと、蕩かされて好きにされてしまうヒロイン。結局のところはイチャラブ。調教とはいいつつも調教目当ての方には物足りないかも思う程度の成分です。お愉しみいただければ幸いです――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 10:37:24
18228文字
会話率:47%
姉ヶ崎将太には三つ離れた姉がいた。姉とは言っても血は繋がっていない。四年前に父の再婚した相手の連れ子だった。はじめて彼を見た彼女はそこで初潮がくるほどの衝撃を受け、彼女は将太を溺愛し、将太も彼女に良く懐いた。現在、単身赴任の父に母がついてい
き、家には二人っきり。美貌の義姉は、義理の姉弟がより仲良くなるにはより親密なコミュニケーションが必要であると主張し――。
「お姉ちゃん、ぼくのち✕ちんが変なんだ」
「まさか、こんなエロ漫画みたいなシチュエーションがあるなんて……ごくり。いいえ、なんでもないわ。お姉ちゃんに任せて!」
「うん、お姉ちゃん、ぼくのち✕ちんをお願い」
「ふぐぅっ、お姉ちゃんの理性が大丈夫じゃないわ」
そんな、――ぼくのお姉ちゃんは、変ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 19:00:00
47652文字
会話率:44%