彼が眼を醒ませばそこは異世界だった。色とりどりな侍女達が生まれてきた彼を見て、
「おっ、おち×ちんっ!」「おち×ちんっ!」
熱烈なおち×ちんコールを浴びせられて、生まれてそうそう貞操の危機を感じた。そう、ここは男の数が少なく、そして貞操
観念が逆転した異世界。生まれてきた王子を見て、おち×ちんがあることに立ち会いの女性達は驚愕したのであった。
ヤリー・チーン・ハメハーメと名付けられた彼は、貞操観念だけではなく言語体系までぶっ壊れたこの世界、そこで稀有な男、しかも王子という奇跡のような存在であって、そのため彼を、女性を怖がらず、むしろ自分から積極的に襲い掛かっていくようなエロ王子に育てようと、宮廷魔導師長ロリー・ノージャを中心としてエロ王子育成計画が提唱された。ただ――前世の記憶を持っている彼には必要のない英才教育ではあったのだが。
エロを制限されるどころかむしろ推奨されるような境遇。実の母、実の姉、妹、侍女、宮廷魔導師長、騎士団長、牛人族の乳母などなど、属性テンコ盛りな女の子達がいっぱい。ただしヘンタイ注意。ギトギトし過ぎて合わない方はご注意を。
よぅし、試してやろうじゃねぇか、という方のみどうぞでございますですのす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 07:00:00
145465文字
会話率:43%
北の大国の王太子エミールに嫁いだ、南の端にある小さな国の第三王女ソフィア。
しかし、結婚式にエミールは現れなかった。夫不在の奇妙な結婚式を挙げ、そのまま月日だけが過ぎていく。
ソフィアはエミールが『呪いの王子』と呼ばれ、湖畔の城に住ん
でいると突きとめた。護衛と侍女を伴い城に向かったソフィアは、そこで信じられない光景を目の当たりにする。
──異臭の漂う廃墟と化した城の一室に、エミールは十年以上軟禁されていたのだ。
「呪いなど信じません」
世話する者もなく、ただ生かされていただけの美しい呪われた王太子エミールと、呪いを解くため奮闘するソフィアの、婚姻からはじまる恋物語。
◆本文1ページ目表紙イラストあり。
◆呪いの王子様企画参加作品。
◆アルファポリス、エブリスタにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 23:47:20
30226文字
会話率:53%
公爵令嬢のわたくしは5歳のある日、階段を踏み外して落ちた。
そのショックからか、夢を見る。
その夢は今の私が過ごしている場所ではない世界。
そして、“げーむ”という中で、私と同じ名前の、私と同じ髪と瞳を持った女性が現れ、私の一つ上の第二
王子であるユリウス王子の名前も呼んでいた。
私はユリウス王子をとても気に入って、最後まで“ぷれー”をした。
だけど、最後の婚約破棄の場面ですごく、がっかりとさせられた。
『何故、こんな生ぬるいの!!
もっと罵りなさい!!ユリウス!!』
転生しても、ドMであることに変わりのない私は決意する。
「絶対に、ユリウス様をSにして見せるんだから!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-22 00:33:52
5818文字
会話率:34%