シングルマザーの沙羅にとって、4歳になる娘の怜がすべてである。
怜の誕生日の前日、日系アメリカ人男性の崚介が沙羅を訪れる。彼とはアメリカでDEA(アメリカ麻薬取締局)の潜入捜査官をしていた際に出逢った。五年前沙羅が潜入していた裏組織『ナ
ーヴェ』。彼は組織と取引するブローカーだった。
犯罪者を娘に近づけまいとする沙羅だったが、崚介は「FBI捜査官だ」と名乗り捜査協力を依頼される。理由は『ナーヴェ』の幹部が密かに沙羅を探させているため、沙羅が持つであろう情報を開示してほしいというものだった。しかし崚介が予想していた情報を沙羅は持っていなかった。
だが沙羅は強力な薬物耐性という特殊な体質を持つ。
当時『ナーヴェ』が開発していた『アスモデウス』は強い興奮作用を引き起こすセックスドラッグでありながら、同時に使用者の命を奪う確率の高い危険なものだった。『ナーヴェ』は5年以上経った今も改良に難航している。沙羅は『アスモデウス』にもその耐性を発揮する。組織の狙いは沙羅の体質そのものだろうと結論づける。
FBIの望む捜査協力はできないと一度は別れるが、組織に沙羅の居場所がばれてしまう。沙羅への脅しのために、巻き込まれた弟が大けがを負う。沙羅は組織の魔の手が娘の怜へ向く前に組織を摘発すべく、崚介とともにアメリカへ渡る。
※アルファポリスでも公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:30:00
60035文字
会話率:57%
「優しい敬語サド悪魔刑事さんに、もし理性が無くて妖精ちゃんをガチ監禁したら」というタイトルのままの話です。本編と違ってメリーバッドエンド(?)の方角へとひたすら突き進んでいくヤンデレ人外悪魔男性なジェイデンが楽しめる内容です。セリフが9割9
分です。
★直接の性的行為の描写はありませんが、言動が全年齢(R-15枠)には絶対に載せられない内容なため、R-18というレーティングで投稿させて頂いています。
実際に作中でR-18Gな行為をする描写はありませんが、暴力描写の具体例が「監禁されたら普通はこんな事をされるんですよ」という文脈で、淡々とではありますがグロテスクな行為について書かれているので、ハードSMの行為に言及するのを見たくない読者様はお読みにならないほうが良いと思います。
全体的にSM要素今回は物理的には控えめです。ヤンデレ要素のほうが強めです。全体的に言動が不穏です。
犯罪要素(主に監禁)がありますが、現実での犯罪などを賛美・美化・肯定・助長などする意図は一切ありません。あくまで現実とは無関係の架空の話としてお楽しみ下さい。
なお、表現は割と柔らかめにしてますが、現実で犯罪被害等を受けトラウマに苦しんでいらっしゃる方は、この小説の閲覧は止めておいた方が無難だと思われます(ご自愛下さい)。また、コンセプトが合わないなと思われる方も閲覧を控えて頂くことをお勧めしております。
なお、本編更新はまだです(猫耳ヒーローと同じでスランプです)、すみません……! しばらく短編を書いているような気もします(予定なのでまた気まぐれに変わるかもしれませんが)。いつもありがとうございます。
ムーンライトノベルズとpixivに投稿しています(pixivFANBOXは内容が内容でガイドラインに引っかかりそうで怖いので載せていません)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 04:06:07
9396文字
会話率:0%
「鮫の人魚だから碌な恋愛、出来ねえと思ってたハズなのにな……」
鮫の人魚であることを理由にないがしろにされていたことで拗れ、気を紛らわすために非行に走っていた王家出身のイタチザメの人魚・砕波(さいは)。しかし、ついに素行の悪さを咎められ、
更正名目で南の人魚界に追いやられてしまう。誰にも心を開けないまま南の人魚界で過ごしていたがある日、怪我をして衰弱していたところを盲目の少年・内海琉璃(うつみ ゆり)に助けられる。鮫…特にイタチザメが好きだと言う琉璃に心を癒されていることに気付き始め、徐々に心に変化が訪れていく。捻くれ者なイタチザメの人魚×鮫の好きな盲目の少年の恋物語……人魚シリーズ第二弾、遂に始動。
※この話は人魚シリーズの第二弾となり舞台は違えど前作シロワニの花嫁とリンクしているお話となります、砕波の過去の所業はシロワニの花嫁をご覧になっていただくと幸いです。
※性的描写が入る際は*マークがタイトルにつきます。
※他の作品と並行していますので更新が遅れる場合があります、ご了承下さいますようお願いします。また、ご感想、レビュー、評価など是非よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-29 17:04:12
200786文字
会話率:49%
終戦後、目まぐるしく変化を遂げる時代に取り残された軍人・大山平蔵は、慎ましく日々を暮らしていたが、ある日歓楽街で成金御曹司の新延精市に難癖つけられ絡まれてしまう。
自制心が強い大山は、凶暴で皮肉屋で情緒不安定な精市に振り回されながらも、精神
病を患う精市を見放せず、何時しか不思議な通い妻生活を始めてしまう事に。
戦争で負った傷を癒せぬままの大山、幼い頃より精神病と戦う孤独な精市。互いに少しづつ歩を寄せ、気づけば互いの傷を舐めあう様に恋へ堕ちていく。
その恋が、後に己を壊すとも知らずに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-11 10:40:04
33125文字
会話率:28%