ただの会社員である直彦は、まじめな性格ゆえか自分の中の色欲に素直になれなかった。そんな彼をよそに、夏の熱風は直彦を危険な道へ誘いだす。
カクヨム様へ投稿していた、真夏の色欲のR-18版になります。
最終更新:2023-04-23 22:00:00
16371文字
会話率:31%
●コロニアル・ブルーに輝く海、頬(ほほ)をなでる熱風。猥雑(わいざつ)な街にあふれる様々な言葉。 ”死”だけをみつめ、凄惨(さいさん)な写真を撮り続ける報道カメラマン小田切を惹きつけたのは、そんな沖縄の、照りつける太陽だったのか、揺らめくネ
オンだったのか――。
「小田切、オレを撮ってくれよ」
男を相手に自分を売るストリートボーイ領。その孤独を閉じこめた瞳の奥に、強烈な“生”が光るのを、小田切は見た。
なにもかもが眩(まぶ)しい沖縄で、痛切な愛の物語が始まる。
●著者の原田千尋(はらだちひろ)は、日本で70年代の耽美派少女漫画、初期BLをけん引した萩尾望都、竹宮恵子らが連載をしていた90年代の伝説的マガジン「JUNE」で人気を極めた作家のひとりで、当時の本職はカメラマンだった。
彼の多くの作品は角川スニーカー文庫やいくつかの版元を通じて発表されベストセラーとなった。台湾、香港でも翻訳刊行され、現在の世界的なBL人気の基盤を作ったともいえる。
●本作品は、彼が1991年に発表した、沖縄を舞台にした初の長編書き下ろしです。ここでは、全5章(約10万文字)を18回に連載形式で公開していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 17:00:00
69250文字
会話率:30%
26歳のうだつの上がらない契約社員・武納一郎。
しかし、一郎は、自分の厭う人物の常識を改変することのできる特殊能力の持ち主だった。
彼がその対象に選んだのは、一郎への軽侮を隠さない34歳の直属上司・氷上玲子。
一郎は、自身の能力によって、玲
子に「親族特別法」なる架空の法律の存在を信じ込ませ、その法に基づいて一郎と仮の「家族」として生活することを了承させる。
一郎が玲子に与えた立場は「妹」。
34歳の玲子を17歳の女子高生として、“理想の妹”に近づけるべく一郎は様々な管理を実行していく。
※羞恥責めに特化したストーリーです。一般的な男女の性描写は、ほぼありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 21:54:38
29468文字
会話率:41%
警官からフルボッコで殺されるかもしれないけど、愛してしまった以上は突き抜ける。
ラブホテルのドアの向こうで。
最終更新:2019-05-25 14:38:50
3511文字
会話率:28%