誰もが驚くほど美しい貧乏男爵令嬢メリッサは放蕩を繰り返す父のせいで婚姻もままならず、使用人のツテでメイドとしてウォーカー伯爵家で働くことになる。
ところが雇われた日から三年以上を経たある夜、目覚めるとその約三年分の記憶がすっかり失われてい
た。旦那様の毒見役で毒を飲んだ結果、記憶喪失になった(らしい)けれど、目覚めた後から堅物と言われる騎士団長の旦那様から愛人に請われたり、隠居した伯爵に不穏な義母、変態従兄弟からの執着で、翻弄される毎日が始まる。
新しく着任したばかりのメイド長は軍馬に乗り、いつのまにか旦那様には気性の激しい婚約者がいて、さらには屋敷にたびたび現れる物騒な泥棒達…
旦那様の腕に抱かれると何だか良い匂いがするのは確かだけど、何か大切な事を忘れていない?
記憶喪失の間に一体何があったのか。
今と過去を行ったり来たりしながら旦那様とメイド(妻)の波乱に溢れ過ぎた物語。
※修正予定ですが完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 00:04:21
273689文字
会話率:51%
毒見役のアイリスと国王のルピナスは士官学校時代からの友人。今では女騎士団長のベロニカ・司祭のロータスと男女4人の友情を築いていたが、アイリスはルピナスに仄かな恋心をもっていた。その恋心を封印してルピナスに仕えていた時、ある事件がきっかけでア
イリスとルピナスの関係性が変わっていく。アイリスがルピナスの変化に戸惑う中、他国から王妃候補がやってきたり、ロータスとの仲まで疑われて……!?ーーーヒロインを溺愛するヒーローが勘違いの末、嫉妬・執着する話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 21:54:53
53943文字
会話率:67%
貧民街に暮らす貧乏一家の長男ロビンは、時折やってくる貴族の子息らしい少年ギャビィと話す時間を楽しみに日々過ごしていた。
十六歳になろうというある日、ロビンはギャビィに新しい仕事を反対され、強引に連れ去られる。手を引かれて辿り着いた先は王城で
、ギャビィは王子様だった。ロビンは高給に引かれ、危険な仕事である王族の「毒見役」となる。
■番外編含め完結済
■残酷描写はごく一部です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-05 15:16:53
56033文字
会話率:37%