フロリア王国の王都・ハルニレに店を構える花屋の一人息子・セツは幼少に前世の記憶を取り戻し、ここが弟がハマっていた美少女ゲームの世界であることに気づく。
弟の熱烈な布教によりセツもプレイをしたことがあるそのゲームで彼が心奪われたのはヒロインで
はなく、魔法学校で主人公の級友となる第二王子・カレル。
この第二王子、とにかく顔がいいのだ。それはもう世界的に保護すべきレベルで。
カレルはその見目にぴったりの女性にモテるプレイボーイ設定と気さくで面倒見のいい性格から、ときには主人公の恋の相談に乗ったり場合によってはお膳立てまでしてくれ、ときには主人公のピンチに駆けつけてくれる。しかしその笑顔の裏では第一王子である兄と比較され育てられてきたことや、平凡な家庭の出でありながらめきめき才能を開花させていく主人公に対するコンプレックスに苛まれ、物語中盤では巨悪にその心を利用されルートによっては命を落としたり、一番マシなものでも意識が戻らないままエンディングを迎えることになってしまう……。
この世界に転生したからにはカレルを絶対に闇堕ちなんかさせたくない——よし、じゃあ俺が彼を激推しして自己肯定感をブチ上げていこう!
そう決意したセツは、幼少から大人になった今もカレルが花を買いに来たり、セツ王宮に花を届けに行くたびに全力で愛を伝えるのだった。
「よ、カレル!今日も最高に麗しいな!」
「うるさい、とっとと花を売れ」
気づいたらカレルはセツにだけツンツンするようになってしまったけれど、それもそれで愛いからよし!と思っていたのだが……。
ある日、セツはカレルから夜伽を命じられ、二人の関係は新たな方向に動き出す——。
※R18回は*
※毎週水・土曜日更新(ときどきおやすみ)
※随時加筆修正(誤字報告一旦停止させていただきます)
※アルファポリスにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 06:00:00
145854文字
会話率:49%
26歳でありながらまだ妃を娶っていない王シュワイザは、英雄ではなく、好色として他国にまで名を轟かせる有名な好色王だった。
武に長け屈強な肉体と明晰な頭脳を持ちながら、英雄であろうとはせず、侍女や他国の姫にまでも手を出し、己の好色を隠そうと
もしない。
そんな孤独の王シュワイザの元に侍従として姿を見せた少年アリア。
ところ構わず女を抱く、好色王シュワイザに苛立ちを感じるアリア。
敵国を倒し、制圧する長けた武能を持ちながら、国のことも民のことも、どうでも良いように扱うシュワイザに、ついに堪忍袋の緒が切れて、誰も逆らうことのできない王を引っ叩いてしまう。
殺されることも覚悟したアリアだったが、なぜかそこから王の態度が変わり始めて・・。
誰にも言えない秘密をもつアリアと王シュワイザの秘密の恋の物語りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 20:30:22
27329文字
会話率:34%
リクエスト頂きましたお話です。
異国の奴隷(敗戦国の将軍)×王子
逆レ〜反撃
大変楽しく書かせて頂きました。
最終更新:2019-10-17 08:29:25
7016文字
会話率:36%
乙女ゲームのおバカな王子様。その侍女に選抜された少女の冷静でシニカルな語りです。
最終更新:2017-11-28 06:00:00
13325文字
会話率:17%