異世界から現実世界へと戻り、二年の月日が経った里桜は、大学生になっていた。
父親が代表を務めるIT企業で副社長を担う伯父に異世界での記憶があることを知り、
新惑星発見の記者会見でフランスの天文学者が放った言葉は、異世界で出会ったファメール
からのメッセージであると信じた。
現実世界でファメールは亡くなったと聞いていたが、存在しているのだとすれば、レアンやアルカも存在しているのかもしれない。
里桜と伯父はそう信じ、二人で協力し合いながらファメールとのコンタクトを取るべく行動に移した。
しかし、消息は掴めず、時ばかりが過ぎていき、里桜はフランスへ行く決心をする。
ファメール、レアン、アルカの三人の消息は?
再び出会う事を夢見て行動する里桜だが、想像するよりも遥かに複雑な事実へと飲み込まれるうちに、里桜の心も同時に翻弄され、彼らを想う気持ちにも変化が生じていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 18:13:05
674424文字
会話率:57%
とある架空の王国。天文学者の娘・シャイはその美貌と知性を生かし反政府運動のリーダーとして活躍していたが、あるとき表舞台から姿を消す。
それから5年後。シャイは王立騎士団の防諜活動官として反政府運動の取締りを行っていた。いつの間にかシャイは裏
切者「バックスタバー」と呼ばれるようになる。
そんなシャイに、反政府運動の若きリーダー・クロイツが急接近する。
「生意気な年下男」「信頼できる上司」「優しい年上の愛人」の三人に愛されまくる、ひねくれた女性の物語。
基本的にファンタジーの世界ですが、中世をイメージしています。
残酷シーン有は◎、エロシーン有は☆をつけてます。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 01:24:12
26218文字
会話率:49%
江戸後期のある時期、謎の連続殺人事件が起きます。短い話の連載。ホラーです。
※登場人物達はあらゆる宗教を信じておらず、あらゆる宗教の信者を拒絶します
西田惣吉・・・講談師 好き勝手な話を講談する。子供には人気があるがあまりに滅茶苦茶な話
の上、男色話ばかりなので子供の親が時々クレームに来る。芍薬に惚れられている。
松 平定信・・・商人の倅で本名は 田中平助。松 平定信名で面白い話や怪談噺をしている。たまに松平定信と間違えられる。時々、国学者がクレームに来る。ヘテロセクシャル。
三浦芍薬・・・美少年。本業は天文学者。本名は石塚市右衛門。惣吉に恋をしている。浮世絵師歌川偽重にモデルにさせられている。歌川偽重は売れない浮世絵師。
歌川偽重・・・売れない浮世絵師。色男では無いが心優しい気の弱いおっさん。バイセクシャルで、恋人を作らない。
易者・・・大阪から来た易者。色男で神秘的なことを言う。妖怪を見たという男。
若侍・・・備南(びなん)菊之助と呼ばれているが、本名は水野なにがしというらしい。仕事の出来る父親が裏切りで浪人にされ、苦渋を舐めて少年時代を過ごした青年。父は赦されて幕府で儒学を教えている。何も取り得が無いから行商の本屋をやっている。
陰陽師・・・浅草寺の前で三味線を弾いたり、琵琶を弾いたりしている謎の陰陽師。眼鏡をかけていて、変な歌を歌うが一応ご利益がある。背がやたら高い。
雅あきんど・・・大阪の商人
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-26 22:07:28
55663文字
会話率:47%
「醜いおまえを愛せるのは、俺だけだということを、からだでよく、憶えておくんだ。おまえを抱いてあげられるのは、おまえを褒めてあげられるのは、俺だけだ。そのことは、おまえが一番、よく、知っている」
三文芝居じみた台詞が、月のない夜に映える。
月とはすなわち宇宙に浮かぶ衛星であると言った天文学者は、正気の沙汰ではなかったのだろう。
あれが空のずっと上をただよう星であるはずがない。
もしも星であったなら、機を見るように隠れはしない。
僻地を転々とする見世物小屋の一座に入団した美貌の奇術師、聿郎侘。
貧民街の出である聿郎侘は、同じく貧民街の出ながら一座の団長へと上り詰めた青年、貞吉と、
貞吉の率いる暗黒奇怨団の花形として活躍する「蛇娘」こと、少年、優市と出会う。
幌馬車での旅のさなか、聿郎侘は優市に惹かれてゆくが、やがて彼は、優市が貞吉とただならない関係であることを知る。
禁忌、罪、見世物。ただならぬ二人の関係に対する聿郎侘の嫉妬は、狂い咲く月の光の下で暴走する。
全4話。18禁。
この小説は「爛壊書簡(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)」に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 02:26:30
14234文字
会話率:13%
天文学者になったばかりのモーネはある夜、失恋したらしい酔っ払いの青年に出会った。
直ぐにこの場所から立ち去ると思われた彼は、モーネの予想を裏切り田舎の天文台に一週間滞在した。世間知らずな彼の世話を焼いている内に惹かれ始めたモーネの前に、彼の
恋人だという褐色の肌をした男が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-30 21:21:16
108910文字
会話率:32%
Purple Gray Catastrophe の続きです。色々消化不良な所があったので、再挑戦。単に二人が愉しんでいる所を描きたかっただけというしょうもない理由から。
社会人である【私】と天文学者の【教授】のとある夏の一時。
最終更新:2012-08-02 12:00:39
15137文字
会話率:40%
通勤途中、朝のカフェで出会った【教授】と私の物語。
雌鶏さま主催の「おっさん萌え企画」参加作品です。
現代もの。年の差もの。詳しくはキーワードからご想像ください。
最終更新:2012-07-16 07:00:00
9909文字
会話率:48%