就職が決まった余裕モードの大学4年生の夏休み。
主人公、馬淵 学《まぶち まなぶ》は久しぶりに母方の実家に戻り、曾祖母のお墓参りをした。
初めて訪れるその墓の墓石には小さく『外浦 虎造 《そとうら とらぞう》南方にて戦死 逝年21才』と刻
まれていた。
同い年で戦死した先祖がいた事を知り、経験した事の無い戦争へ思いを馳せる学だったが、その日の深夜、枕元に虎造と名乗る日本兵が現れ「ここはどこだ?」と訊ねられる。
最初は幽霊かと思ったが、触れられるし会話ができるという事で、学は虎造が戦時中からタイムスリップしてきたのだと推測。
未来の豊かな日本を見た虎造は、日本が戦争に勝ったのだと思い、喜んでしまう。
学は真実をなかなか伝えられる事ができず、一緒に生活をし遊んでいるうちにお互い惹かれあっている事に気付き、ますます後戻りが出来ない状態に。
しかし夏休み最後の日、別れは突然訪れた...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 12:00:00
18991文字
会話率:28%
年老いた男の独白。残酷な表現、女性との結婚表現があります。遠い夏の日。いつも以上に皆様に様々な事を想像して頂く文体です。受け取り方によるかと思います。ほのぼのを楽しみにしていて下さる方はスルーして下さいませ。祈りを込めて。ムーンより移植。
最終更新:2023-08-15 12:00:00
1313文字
会話率:16%
大学生の柾は、傷心旅行の電車内で、夫の墓参りの帰りだという喪服の未亡人・涼子と知り合う。涼子は、夫が急逝したのは性欲の強い自分が寝かさずに毎晩求めたせいだと明かす。墓石の前で自慰行為してきたと告げる涼子は、電車内で柾の肉体を求めてくるのだ
った……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 23:00:00
16966文字
会話率:20%
十年前、兄貴は俺の全てだった。
優しくて、穏やかな笑顔で俺のそばにいると約束してくれた。
そう信じていたのに。
突然酷い言葉を残して俺の前から消えてしまった。
心に憎しみがくすぶる中で、兄貴と再開した俺は何故か墓の前にいた。
墓石に刻まれた
「ルカ・ファラト」という自分の名を見て呆然とする。
そんな俺に兄貴は冷たく言い放った。「俺がお前を蘇らせた」と。
死霊術師の兄と不死者の弟の奇妙な生活。
自分を捨てたはずの兄に保護されることに弟が強く反発しながらも、次第に心を開いていく様子を描いていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-15 19:03:45
27965文字
会話率:31%
第二次大戦から続く人間の欲望と怨念が現代に怪物を誕生させた─
渋谷道玄坂の百軒店(ひゃっけんだな)で小さな探偵事務所を営む山中俊太郎の元に、大手調査会社から名指しで奇妙な依頼がきた。元衆議院議員濱田恒嘉の孫娘を殺害した犯人を探し出して欲しい
というものだった。孫娘は首が半分食い千切られていたらしい。刑事事件にも関わらず誰が、何故、俺に?
だが、目の前に現れた衝撃的事実が山中を巨大な渦に引き摺り込んでいく。
「この街の何処かに狼男がいる…」
墓石のような高層ビルと穴だらけの地下鉄道が建ち並ぶ大都市東京を舞台に、狼人間の出現とその裏で蠢く国家の陰謀、そしてその陰謀に立ち向かっていく半端者達の姿を描いたサスペンスアクション。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-24 02:53:43
389547文字
会話率:47%
白河良一は意中の相手である志賀愛子に告白できないでいた。
このままじゃいけないと思い学校で囁かれているある噂、裏山にある防空壕の奥にある墓石で願い事をするとその願いが叶うという伝説を実行しようと決意する。
良一は放課後、裏山の防空壕に入り墓
石で愛子と恋人になれるように願い事をする。 ※申し訳ございませんが、少し連載を休止します。1ヶ月以内には再開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-05 00:00:00
41759文字
会話率:34%
裸の女が墓石と夜な夜なまぐわっている――奇妙な怪談噺が、初秋の市中で流行っていた。菓子屋の倅であった森村武臣は、『食医』・九摺李笈助の元に相談に訪れる。和風もの。若干ホラー。BLではありませんが、少々BL風味かもしれません。
最終更新:2008-03-20 18:49:58
9978文字
会話率:48%