名誉ある王国騎士団、第3騎士団長の三男として生まれたアルノルフォ•イルデガルド。才能溢れる彼は、兄弟の中で唯一のαだろうと期待され、親からの期待を一身に受け跡継ぎとして、育てられてきた。
だが、12歳で彼の人生は変わる。
アルノルフォはΩ
であった。
貴族のΩの使い道など決まっている。
できる限り有力な家へと嫁ぎ、αの子を成すことだ。
その時点で、騎士となる夢は絶たれた。
だが、王都の北の果て、辺境伯に嫁いだ日からアルノルフォの生活は変わる。
辺境伯はアルノルフォに顔も見せず、まったく興味がない。辺境伯夫人としての仕事もするな、という契約書にサインまでさせられた。使用人たちもアルノルフォを別棟の廃れた屋敷に案内したまま去ってしまい、世話をする様子もない。
……これは、もしかして晴れて自由の身なのでは?!
誰に咎められるでもなく、自由に暮らせるようになったアルノルフォは、偶然に催されていた辺境伯領騎士団の入団試験を受けることとなる。
アルノルフォは騎士になる夢を叶えられるのか……?!
アルノルフォの夫である辺境伯は、一体どんな奴なのか?!
ファンタジーラブロマンス!お楽しみに!!
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創作オメガバースのお話です。
受け:アルノルフォ、強いけど美少年です。口が悪い。
攻め:ガブリエーレ、強くて美丈夫。でかい。無表情。
サブタイトルの前に◆がついているものは、攻め視点の回です。
サブタイトルの末尾に※が付いているものは、なんらかの性的表現が含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 19:00:00
149053文字
会話率:32%
三園家の次男として誕生した私・三園瑠佳は、常に三園家に恥じぬよう、αとして務めを果たすように求められてきた。
中等部に上がる際に受けた第二性の検査で、Ωと判明したにも関わらず…。
母は私を産んだことで死んでしまった。
それを恨む父
と母の死後迎えられた後妻、弟妹がいる自宅、αとしての仮面が求めらる学園。
そして母と瓜二つの私を病的に愛する兄。
息苦しい毎日に堪えることができているのは、ただ1人、本郷直興の存在によるものだ。
初等部の頃から直興とは幼馴染みのようにして育った。
とはいえ、直興は生粋のα。私が勝手に彼をライバル視して必死に追いかけ、そして心から憧れているだけだ。
彼だけは私をただの「瑠佳」として扱ってくれる。
どうか彼にだけはただの友人として私を傍に置いて欲しい。
そして、彼が幸せになるのを見届けさせてほしい。
私の気持ちは奥深くしまい続けるから。
ーーー生粋の良家ボンボンα × 自己肯定感皆無薄幸美少年Ωのお話。
創作オメガバースとなっていますので、ご了承ください。
近親相姦の描写があります、苦手な方は開かないようご注意ください。
そして兄弟シーン、本命シーンそれぞれにドロドロなR18描写があります。(一部暴力シーンも含みます)
R18回にはタイトル横に※がついていますので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 11:58:22
58973文字
会話率:30%
ヴァンパイアに支配された人間の国『ウェシュラム』。ヴァンパイアは血を求めるあまり、種族の存続にまで危機を迎えようとしている。ならば人間の「オメガ」に子を産ませよう。ヴァンパイアの人間「オメガ」狩りが始まる。
主人公・リオリュラはこのヴァンパ
イアの社会の中でどう生きていくのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 21:00:00
276137文字
会話率:23%