奥谷河鹿(おくたにかじか)、19歳。山奥にある温泉で育った彼は、ただ一人の家族だった母を亡くし、残された五匹の猫を養うため、なんとか自立しようとしていた。
旅館などでのフルタイム労働は体力不足でギブアップ。旅館の息子で幼馴染の健也と相談して
、新しい仕事を始めることに。
表向き旅館でのリラックスマッサージ、実は部屋付き露天風呂で男性客の背中を流してさしあげる、という『特別サービス』のバイト。
だが、お客を紹介してくれる健也が、なにやら怪しい。それに実を言うと河鹿にも心に秘めた秘密がある……?
楽しい癒し系にしたいと思っています。ファンタジー要素は後半に出てくる予定です。どうぞよろしくお願いします!
☆主人公の仕事上、不特定な相手とのシーンがあります。ご注意ください♪
☆この小説は紫藤ゆうの小説ブログでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-26 17:30:55
115896文字
会話率:24%
女子高生(高3)と警察官(白バイ隊員:隊長50歳)との微妙なカンケイ。
高校3年生の井川沙耶(いかわさや)は2学期の終業式の朝、自転車で転んだ拍子に外れたチェーンを、偶然通りかかった白バイ隊の隊長・高嶋陽介(たかしまようすけ)に直してもらっ
た。
落とした学生証と文庫本もわざわざ学校まで届けてくれた、とても親切で優しいオジサンで・・・。
落とした本から、同じ小説家のファンで家も近所だとわかり、警察官という安心感も手伝って、沙耶はその蔵書目当てに高嶋の家に通うようになる。
その作家は謎の覆面作家。
18歳の今まで好きになった男の子もいないし、『恋愛なんて面倒くさい』と思っていたのに、沙耶は覆面作家と同じくらい高嶋に対しても、どんどん引き込まれていく。
沙耶と高嶋が微妙な距離と関係のまま、高校の卒業を迎えるまでのお話。
理系女子が初めて興味を持った男性が、いぶし銀の『50歳やもめオジサン』という、ちょっと変わった恋愛模様を描いてゆきます。
※警察組織や勤務状況などは、ネットや趣味(笑)で調べた程度の知識しかありませんが、そのあたりは物語の流れにはあまり影響ないと考えていますので、追及はお許しください。
※サブタイトルは約5日おきに巡って来る七十二候を、物語の季節に当てはめています。
※『女子高生編』なので、プラトニック・ラブで進めていますが、きわどい表現が出てきてからでは遅いので、R-18で連載します。
『本とメガネと・・・』シリーズとして、女子大生編に続きます。こちらはR描写が入ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-24 00:00:00
108516文字
会話率:44%