【03/20 新作単話投稿しました】
――優しいあなたが好きです、と恥ずかしそうに言葉にしながらちゅ、と短くキスをする彼女の親愛の行為はあまりにも甘く、優しかった。学生時代、お前はヤクザの子だからと中身のない、謂れのない因縁で一方的に殴られ
、血が滲んでいた深い傷を臆することなく手当てをしてくれた指先は今も変わらず自分に優しく――
背中に墨色の影を持つ企業経営者の今川司(34)と社会人生活に少し疲れてしまっていた小倉千代子(30)。学生時代、互いに思いを告げず淡い片想いのままに離ればなれになってしまっていた二人はある日、十数年ぶりに再会をする。
甘えて甘やかされて、時には切なく、落ち着いた大人同士の穏やかで静かな、ちょっぴり艶のある恋模様です。
(R-18シーンがあるページには※マーク)
(アルファポリス、pixivにも掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 20:00:00
168282文字
会話率:27%
(2025/02/26~ 改稿作業中につき、表記揺れがあります)
――私と恭次郎に血の繋がりはない。
東京一帯の極道を纏める桜東会四代目会長、三島櫻子(32)と彼女の影武者のような存在の四代目会長代行の三島恭次郎(37)。表向きには三島
一族の末席、桜東会のフロント企業の女性社長兼執行役員でしかないはずの櫻子。その正体は一年前、凶弾に倒れた三代目会長、三島誠一の唯一の実子だった。
そして恭次郎は誠一がバブル経済期の終焉あたり、とある現場から拾ってきた赤の他人の無戸籍児……当時極秘とされていた幼い櫻子の存在を差し置いて誠一は「俺の子だ」と嘘の情報を周囲に流していた。
時は経ち、大人になった櫻子は継いだ桜東会を関東一強の組織にしてしまおうと動き出すが恭次郎は彼女の強い野心にかつての誠一の姿を見てしまう。あまりにも鋭く、あまりにも危険な彼女の瞳に恭次郎は……。
ビターでスパイシーな文体硬め、地の文しっかりのスパダリヤクザ(37)×芯の強い女性(32)の慕情譚。
(R-18シーンには※マーク)
(アルファポリスにも掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 23:00:00
171745文字
会話率:36%
昔気質で硬派なヤクザの虎治(年齢不詳)×大任侠の一人娘の千鶴(27)のじれじれ恋模様。全話通して『虎治』の視点で物語は進みます。
虎治はボディーガードとして、千鶴は社会人として何気ない日常を送っていた年の瀬、クリスマスを前に千鶴は虎治にと
ある告白をして……。
クリスマスと姫初め、一作品で二度美味しい。スパダリヤクザ話なら緑野におまかせ!!なちょっと珍しい男性キャラクター視点のお話です。ブックマークやいいねをいただけたら嬉しいです~!!
(すでに手元の原稿は完結済み、2万字強くらいです)
(R18シーンには※マーク)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 23:00:00
25261文字
会話率:58%
次の潜入先は――ヤクザの組長の❝オンナ❞になることだった。
ドsスパダリヤクザの組長×誘い受けな美人スパイのハードボイルドストーリー。
秘密を持つ者同士が体を重ね、互いを暴き合う。
こちらは今執筆予定の作品の前日譚です。攻めはもう一人増え
ます。
ストーリー重視なのでエロは期待しないでいただけると嬉しいです(>_<)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 00:00:00
1337文字
会話率:35%