満月の夜、それは俺の家の押し入れから現れる。
俺はその女の──いや、女か人間かさえわからないものの身体の虜になっていて─────
最終更新:2022-01-30 04:13:21
2930文字
会話率:30%
【日間総合44位 日間短編6位作品】
「サ、サキュバスなんているわけないでしょ……。あなたなにを――うあああっ!?」
スイッチを押すと、再び訪れる苦痛におもちは悲鳴を上げた。
寝ている間につけられたブルートゥースイヤホンが大音量を奏
でただけだったが、正体不明の攻撃は一瞬にして少女を屈服させた。
「これでわかったでしょ? おとなしくしないと酷いわよ?」
「わかった! わかりました! おとなしくします!」
組み敷いた身体が怯えに丸まり、聞いたこともない情けない声を出す。
ススキの胸がチクリと痛んだ。
ススキにとって、おもちは幼なじみでもあり最愛の人でもあった。
ライクではなくラブの意味で。
だが、それには大きな壁がある。
女の子なのだ。
ススキも、おもちも。
時勢も変わってきているとはいえ、初恋を迎えた高校生が越えるにその壁は絶望的に高い。
両親にも友人にも相談できず、懊悩する日々。
おまけに当のおもちは“そろそろ彼氏いない歴年齢もキツイよねー”などとむごい冗談を飛ばす始末。
進めない弱さと立ち止まれない焦りの板挟みになったススキが選んだのが、このコスプレで正体を隠して夜這いをかけるというあまりにも卑怯な手段だった。(本文より)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 10:46:06
9884文字
会話率:32%
勇者ケインに助けられ育てられた女セシリアが、一人で盗賊の討伐へと出かける事になり、行く先々でモンスターや男達を搾精していく。そして盗賊達と遭遇し・・・・・セシリアはある事に気付く。
※これは全てフィクションです。この作品は、pixiv(ht
tps://www.pixiv.net/member.php?id=22438775)でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-15 22:20:54
12725文字
会話率:29%