沖野剛樹はある日、車がはねた水をかぶった瞬間、異世界に飛ばされてしまう。
その国にある聖域――宙の泉には、異世界から物が流れ着くという。
異世界漂着物の研究者・狼獣人の王子ユーフェ・ラズリアに助けられ、剛樹はひとまず助手として働くが…
…。
※狼獣人は、獣頭獣身のことです。獣耳のついた人間のような可愛らしいものではありません。
この世界では、魚、虫、爬虫類、両生類、鳥以外は、吉祥花というもので生まれます。
※R18は後半あたりに入る予定。
※主人公が受です。
募集してたお題、以下10個をどこかに使う予定です。何がどう使われるかは、お楽しみに(^ ^)
電卓、メスシリンダー、しゃっくり、つめ、くじら、南の一つ星、ひも、スプレー、オムレツ、バランスボール
お題にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
ショートショート集を予定してましたが、普通に長編になりそうです。
のんびり更新しますので、のんびりよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 01:21:43
123759文字
会話率:55%
「まさか、可愛い弟子に食べられる羽目になるなんて!?」
コジュリー王国外れにある、さえずりの森に暮らす魔女エミリは、身元を隠した元日本人。本名は上野恵美里。十年前十八歳の時にこの世界に迷い込んだ。途方に暮れていたところを魔女ルドミラに助けら
れ、弟子となって生きる術を身に付ける。
ところが、地球とは流れる時間が違うのか、あるいは転移で体質が変わったのか、実年齢二十八歳だというのに、いまだに外見は十代のままだった。
さらに一年が過ぎていよいよ二十九歳になろうかという前日、エミリは森で行き倒れた十四、五歳ほどの少年カレルを拾う。手当てをして家に帰そうとするのだが、カレルは孤児で身内はいないというばかり。エミリは過去に自分がルドミラに助けられたこともあり、カレルを引き取って弟子にすることに決めた。
ところが、カレルには魔法がまったく使えないダメ弟子だった。カレルはなんとかエミリに認められようとして、魔女の適性がないなら家事で勝負!とでも思ったのか、とりわけ料理はプロも顔負けの腕前に。オムレツ、ハンバーグ、シチューにグラタン、なんと手作りパンまで!? 一方エミリは胃袋を掴まれカレルの料理の虜に。
それから五年が経ちカレルが立派な青年になった頃、エミリは「そろそろカレルを独立させなければ」と我に返るのだが……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-21 04:00:00
4365文字
会話率:10%
その日、ギルは夢を見た。甘く抗いがたい夢のせいで寝坊したギルは昼休みの食堂で同期や先輩に散々からかわれる。昼食を持ってやっとからかいの渦中から逃げ出したギルに声をかけたのは、想い人でもあるアリアだった。ギルが見た今朝の夢はアリアにいかがわし
いことをしている内容で、ギルは気まずさからアリアと普通に話すことができず昼食を終えた。
その夜、今日こそは絶対早く寝ると意気ごむギルの元にアリアが訪れる。「昼間ギルの様子がおかしかった理由を聞くまで帰らない」というアリアに困り果てるギルだったが――。
ブリューテ・ドウタ7話(第10部)の間にもしかしたらあったかもしれない話。番外編扱いで三人称の練習です。
※pixivに掲載済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-23 19:24:27
13433文字
会話率:42%