わたしと夏天の出会いは八年前の冬のこと。兎泥棒の容疑をかけられて殴られていたわたしを夏天が救ってくれた。それからずっと、夏天がわたしの唯一だ。呪われてると言われても、手放せないくらいに。
あなたに言って欲しい言葉がある。
あなたの口から
聞きたい言葉がある。
──この胸の願いはいつか、叶うだろうか。
◆天涯孤独な少女と、その少女が唯一心を寄せる青年道士、そして少女に魂を囚われ歪んだ男の話◆
(※この作品はなろうに掲載している短編N2308CZのR18版です。タイトルと作者名が少々異なりますが本人です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 06:29:21
13180文字
会話率:37%
2020/8/16完結済み。
たった一人の、唯一無二の存在を失った時、生きていけるのか。
新興の釧国と歴史ある大帝国織糸帝国が戦火を交えた。
織糸帝国は戦上手な舜暁皇帝の前に王都直轄地までの侵攻を許し、休戦することとなった。
戦利品
として舜暁に嫁入りすることになったのは、戦死した織糸帝国第二王子の側室、貴紫。
泣き濡れ、引きこもる若き未亡人の貴紫を哀れに思った舜暁は足繁く通い始めた。不思議に印象が薄かったり、美しかったりととらえどころのない貴紫に、舜暁は引き込まれていく。
一方、貴紫は身分を偽り、復讐のため、釧国の朝廷に文官として出仕し始める。
※めちゃくちゃ登場人物多い。
エセ中華風味/名前は適当読み流し推奨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 21:23:35
183408文字
会話率:30%