「わらわに蛮族の王の慰め物になれと!父上と母上の敵の寵を受けよと言うのかっ!」
卑劣な戦に負け、父母を殺され、妹たちとの別離を余儀なくされた誇り高き公主は、自分の運命を呪って叫んだ。
歴史書は語る。
かつて、南海に他国の追随を許さない大国
があった。
名は、永鳳。
彼の国には花にたとえられる公主が三名いた。
長姫の名は彩昭。
気高く、誇らしく、武人の長を冠する彼女が好んだのは、凛と咲く曼珠沙華。
これは、彼女の物語。
以前HP(閉鎖済み)で連載していた作品です。今度こそ、完結できるよう頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-22 18:19:18
35567文字
会話率:36%
不透明な薔薇の王冠で読まれる短編の一つ。
最終更新:2015-05-08 00:38:23
6084文字
会話率:62%
固く繋いだ優しい手。初めて腕に抱いた時の感動。歳の離れた弟の事を我が子の様に想って来た。 /兄弟の別離と再会、新たな行路の話。
最終更新:2014-11-30 23:55:13
6907文字
会話率:30%
ユンドラの里、''双翼''の託宣を受けた兄妹。やがて訪れる別離と、雨の中の再会。''二人永劫に分かたれることのないように''ーー君を取り戻す。翼が朽ちる、その前に。
最終更新:2014-09-27 15:25:11
3529文字
会話率:26%
建設会社の営業マン、25歳の田之倉陽輔は、大学時代からの友人、杏奈と食事をしていたレストランで、社内恋愛中の先輩たちの別れの現場に遭遇する。女性は資材課の石崎多香子、32歳。クライアントの娘との逆玉縁談が進む恋人にワインをぶっかけて別れを宣
言した彼女の凛とした潔さ、気の強さに惹かれる陽輔。恋人との別離が知れ渡り、好奇心とスケベ心にあふれた男たちが多香子の前に列をなす中、陽輔も多香子に何かとちょっかいを出すが、相手にしてもらえない。「日本人の平均寿命を考えれば、7つ年下ということは一緒に死ねる確率が高い」と多香子を口説く陽輔の恋の行方は?
他サイトに連載中のお話の転載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-27 21:00:00
168070文字
会話率:25%
関係を決めないで、それでも手放しでお互いを受け入れてきたはずの二人。それはまるで、「風の花嫁」の画家ココシュカと、ミューズと呼ばれた大音楽家、マーラーの妻、アルマとの愛情・・・いや愛欲の物語のようだった。夜、普段は私を遠ざける彼が、理性の薄
い夢の中、私を求めると、私は彼の手をとり、己の心(いや・・・欲望)の赴くまま彼に私の全てを開いた。いつしか別離の時がやって来る事を思いながらも、彼の優しい腕の中で私は、舟の中で二人寄り添う「風の花嫁」のように眠った。マッカラン・12年のロックの氷は溶け出し、カラン、と音をたてた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-09 06:03:13
3477文字
会話率:21%
行待慧(ゆきまちけい)は、恋人岡部敬志(おかべたかし)の浮気癖に悩みながらも、別れることができず悩んでいた。しかし週末の逢瀬の前に、敬志が同僚の女性と部屋に入る場面を目撃し、慧は別離を決意する。
最終更新:2010-11-22 06:47:53
12919文字
会話率:58%
クールな康平と、隣家に住む寂しがり屋・クォーターの雅也。
2年の別離の後、雅也は康平の家に居候となる。
康平には計り知れない、雅也の過去、孤独、そして……
康平のカノジョ・佳澄、雅也のフランスでの恩人・仁科。周囲を巻き込んで、2人の恋が回り
始める。
注:すみません、懸賞応募のため、一旦作品を下げたまま失念しておりましたorz大変遅れましたが、公開の再開です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-12 07:42:59
126882文字
会話率:48%