舞台は現代日本。外国から野菜、肉、魚等を依存レベルで輸入を頼っている自給率低下の我が国。そんな中抗うべく立ち向かう巨大会社がいた。会社の名は「多賀畜産・農業・漁業開発グループ」
その名を知らぬ第一次産業に関わる仕事人はいない。家庭農園で
使う肥料から漁師に必須な漁船の製造から販売まで幅広く事業を拡大していた。
そんなグループの息子「多賀 満」は会社を大きくした祖父とは違い、少しだけ生活レベルが上だと感じるだけで娯楽の少ない田舎で過ごすごく普通の16歳男子高校生である。
ゴリラのような体格の執事、そんなゴリラに痴女だろとツッコミを入れたくなるような好意を何回も伝えお約束のように玉砕する姉、養鶏場の息子でリアルの女性恐怖症を患う漫画家志望の友人など数多くの変人に囲まれて平和に過ごしていた。
そんな騒々しい日々を卒業するまで過ごすのだろうと思っていた矢先、ゴールデンウィーク明けに近隣のお嬢様学校から転校生がやってきた。名は「橘 真夏」
うなじが見えるポニーテールをした艶やかな黒髪に透き通るような綺麗な瞳、そして男女問わず釘付けにしたのは新品のセーラー服をはち切れんばかりの大きな胸とスカートの上からでもわかる丸みのある尻。田舎ではそうそう見ない極上の美少女であった。
「最近近隣の農家で流行っている豚熱で倒産した」と父親から聞いていた代々家族で養豚を営んでいたお嬢様であった。
同情しながら彼女を眺めているとまとめた髪に1つの赤い三日月を見つけた。どこか見覚えがあると思っているとかつて初恋の相手に送った宝石であった。
衝撃を受けた満は他の生徒と混じって彼女と接触を図ろうとしたが冷たく拒絶される。
そうこうしているうちに放課後になり明日出直そうと帰ろうとした時、真夏が人気の少ない山の中に入っていくのが目に入った。なんとなく胸騒ぎがし彼女の後を追いかけると地元の人でも近寄らない足が着かないという自殺で有名な深い沼の中に入ろうとしていた。
この物語は全てを無くし絶望の淵にいる元お嬢様が倒産した養豚会社の借金返済の為メイドになり、抱えきれない程の愛を注がれ立ち直る話。かつて好意を向けてくれた少年とそれぞれ秘密のある変人たちと紡ぐ笑いあり涙ありスケベ少しありの話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 21:46:25
16808文字
会話率:18%
真白ゆずオーヴァーシーズに入って1年半、この会社半年ほど前倒産の危機に陥り、桐島コーポレーションから手を差し伸べられる。そこにコンサルタントとしてやってきた城ケ崎太陽。彼はゆずの超ドストライクの好みでゆずは一目で恋に落ちる。でもゆずには言え
ない身体的な悩みがあって、彼に告白する気もなかった。おまけにゆずの自宅は父親が動物病院を開いていて、彼の猫があのコマだったなんて…‥彼はコマを預けに病院にやって来るし‥‥太陽から好きと言われて……もうわたしはどうすればいいんですか?そんなつもりないのに‥‥あああ……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 06:22:24
91859文字
会話率:38%
アデラインは26歳。ボストンでグローバル企業の秘書をして4年になる。父はボストンから北に40キロほど行ったロウェルという町の昔から有力者だ。だが最近の景気の落ち込みで今やこのブラッドリーコーポレーションは倒産の危機に瀕していた。そこで父は
ボストンの有力企業の御曹司からの結婚話を受けて早速アデラインに結婚話を持ち掛けてきた。会社に乗り込んだアデラインは会社の現状を聞いて愕然とする。そこにもう一人このブラッドリーコーポレーシを乗っ取ろうとする男がいた。この男は5年前アデラインにいきなり別れを告げていなくなった恋人のフェルナンドだ。いきなり現れたフェルナンドに驚くアデライン! そして5年前別れた理由が明らかにされていく。それはアデラインにとって残酷な事実だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 06:10:22
110645文字
会話率:42%
父親の会社が突然倒産してしまい途方に暮れる一家。そこで母親の実家で暮らす事になった。そこは山の中の田舎。しかも今までの暮らしとは大きく違った!
☆がエッチシーンがある話です。
最終更新:2023-07-07 16:34:32
15779文字
会話率:65%
キラキラとした芸能人一家の養子である俺は弟にコンプレックスを抱いていた。惨めで寂しくてつい家族と距離を置いて生活をしていたが、なんと就職先が倒産!強制的に弟に頼らないといけなくなった。でも大丈夫。早く新しい仕事先を探して離れるからって…え?
逃げないでって?……そんなの今更だろ。もう俺なんかほっといてくれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 22:13:30
10103文字
会話率:67%
会社が倒産し途方に暮れていたアラフォーの3D(独身、童貞、どうしようもない)おっさん、
《川名淳二(かわなじゅんじ)》
は、ハローワークで
《支援観察士(しえんかんさつし)》
の資格研修のパンフレットを見つける。
支援観察士とはDVや
いじめ、そして性犯罪によって心に傷を負った少年少女と一つ屋根の下一緒に暮らし、彼らの社会復帰を支援する資格である。
JKを妖精とあがめる淳二は、
『あこがれのJKと共同生活できる!』
たった一つの動機によって応募し、適性検査も合格し、研修後の資格試験すら合格してしまう。
空き家をリフォームした一軒家で今か今かと待っていた淳二の元へ現れたのは、お嬢様高校と名高い
《鶯ヶ丘(うぐいすがおか)女學院》高等部二年
《柏木紫織(かしわぎしおり)》
心を閉ざしているのか、それとも生まれつきドS属性が備わっているのか、紫織は淳二をあるときは動物以下と見下し、隠しカメラによる“観察”で下着姿を見られても気にせず、あるときは魂を切り刻み、フル勃起させるほどの“ご褒美”の毒舌を浴びせていた。
それでも淳二は紫織を支援する。
紫織が元の生活を送れるように……。
※この物語はフィクションです。登場する官公庁、公的機関、法律、資格、固有名詞、医療行為、料理のレシピ等、すべて作者の妄想の産物で、実在するモノとは何ら関係ありません。
※実在する《子(こ)ども110番の家》とは、何ら関係ありません。また《JK110番の家》の名称はタイトルのみであり、作中では登場しません。
※児童、学生を支援なさっている資格、職業の方々を揶揄する意図は全くありません。
※物語が進むにつれて、違うキャラにスポットが当たることがあります。
※ある程度書きためてから、順に投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 00:00:00
68902文字
会話率:36%
債権を回収できずに倒産してしまう企業が相次ぐ中、国は、新たに人身売買を認める法律を制定した。これは、債権の代わりに人を回収して、それを売却することで債権に充当するという仕組み。
さらに国は、その回収した人をより高価に売却するために、様々な教
育を行うための施設「奴隷収容所」を設立した。
そして、その奴隷収容所の中でも10代から20代の若い女性だけを集めている、少女奴隷の育成を専門とした収容所があり、そこでは日々彼女たちを性奴隷に仕上げるための、調教教育が行われているとか……
☆がついている描写には、痛みを生じるような描写があります。
(鞭や調教・拷問系(焼印や電流などを含む予定です)の描写はありますが、リョナ・グロ表現はありません)
ほぼ全ての話に性的描写があります。また、陵辱や強制絶頂系の描写は含まれます。
※pixivにも同時に掲載しています。
※2020/7/1に、各話のタイトルを全体的に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 22:14:14
196269文字
会話率:36%
水仙宗太郎36歳。彼が勤めている会社が倒産し退職銀代わりに手に入れた懐中時計。
その時計は時間を止める物だった!男ならそんな夢のような時計を手に入れればすぐにハーレムやエロイ事に使うはず。
しかし現代社会で育ち、なおかつ心配性な水仙宗太郎は
大いに悩んだ。
彼も男だ女や金は欲しい! 欲しいがどうすれば合法的に物にできるのか。と……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 15:58:52
7701文字
会話率:20%
倒産寸前の会社を放り出して失踪した父の負債を少しでも減らすため、完全会員制の高級クラブで男性キャストとして働くことになった万里の初めてのお客様は、華やかな見た目とは裏腹にやたらと意地の悪い社長様、久世だった。
「『初めてだから優しくしてくだ
さい』って言えば優しくしてやるよ」などとのたまう男に万里は怒り心頭。
だがある日、偶然街で出会ったことで久世の素顔に触れ、距離が近付く。
心を許しかけていた矢先、久世が父の失踪に関わっているという噂を耳にしてしまい……。
※完結済み※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 00:00:00
199407文字
会話率:37%
当時の技術の全てを注ぎ込まれ、社運掛けて作られたロールプレイングゲーム
【ジョブメドレーRPG】
100種ものジョブ そのジョブ達が創り出す 武器 装備 装飾品 魔道具 アイテム 料理 家具 その数1万点に及び、根気や粘り、運までも絡ん
でくるゲーム 余りの組み合わせの多さに容量を取られマップや戦闘シーンはドットキャラがぴこぴこ動くだけだったが、要所要所では開始時に造られたキャラクターが見事なグラフィック映像により再現されゲームファンの期待度はその年のゲームの中で一番であった。
発売前の予約では50万個の予定に対して100万個の予約が入った。
しかしながら発売前に大きなバグが発見され、予約者に届けられたのは早期予約1万個のみで有った。
幸運にも手に入れた灰プレイヤーが寝る間も惜しんでプレイするものの、一週間、二週間たっても畑を耕す農民だった。
余りの面倒臭さにバグだらけのゲームと炎上し、有名灰プレイヤーから糞ゲーの烙印を押され、たちまち予約のキャンセルが続出、増産体制が整ったのと同時だったため、会社は倒産、店先では農業ゲームとして数百円で売られていた。
その糞ゲーをコンプリートした男の身に起こった幸運?の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 23:00:00
462535文字
会話率:56%
姉の兵藤直美はT女子大経済学部の4年生である。
大手生命保険会社に就職が内定していたが昨年末に倒産してしまい、臨時の教員採用試験を兼ねた教育実習として母校の女子高校に赴任してきた。
成績優秀で卒業した直美は幾つかの伝説的エピソードを残して
いた。
スポーツ万能で、とりわけ新体操では個人で全国大会3位に輝いた程である。
抜群のプロポーションと天使のような美貌は雑誌にも取り上げられ、一躍スターになった有名人でもあったのだ。
着任して二週間になるが生徒達の評判も良く、満足の研修期間を送っていた。
校長の田所も直美を一目見るなり気に入ってくれて、何かと気遣ってくれる。
反面、幼い頃から直美と比べ続けられた妹の静香は暗い日々を送っていた。
只でさえ、地味な性格なのに野暮ったい三つ編みに結いメガネをかける静香はコンプレックスの塊であった。
友達もいない静香は五つ年が離れているため今まで、目立たないだけであったのだが直美が赴任してきた事で再び比べられるようになってしまった。
「お姉さんは、あんなに綺麗なのにねぇ・・・」
影で囁かれる言葉は17歳の少女の胸に突き刺さり傷つけていく。
尚更ふさぎ込むようになった妹を直美も心から心配するのだった。
だが、直美は知っていた。
静香の美しさを。
静香も直美を妬むことではなく尊敬し、憧れていた。
直美も可愛い妹を心から愛していた。
直美と静香。
二人の清純な天使を毒牙が襲おうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 14:00:00
88404文字
会話率:34%
倒産寸前の会社の為に強制的お見合いをさせられる。
お見合い相手がブヨブヨの肥った年上の気持ち悪い男だった。
最終更新:2022-10-25 12:18:04
2702文字
会話率:27%
会社が倒産寸前。
両親はお金と引き換えに私を売ったの。
結婚生活は最悪で、両手首両脚を鎖でベッドに繋がれ全裸で毎日過ごす。
セックスは、自分の思うがままに私を抱く。
吐き気がして仕方ない。
最終更新:2019-09-23 22:18:59
7607文字
会話率:46%
入社した会社が一か月で倒産した高杉涼介22歳。
絶望の中、10年ぶりに祖母に会いに行くと、祖母が経営するシェアハウスの管理人をすることに!?突然始まった女性3人との同居生活。
洗濯カゴに入れられたブラジャー…
無防備な服で部屋う
ろつく住人…
涼介は誘惑だらけの生活にどこまで耐えられるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 17:00:00
62493文字
会話率:30%
魔法使いになんてなれなかった。
阿幌良重(あほろよししげ)、四十三歳独身、童貞。
二十年務めていた会社が倒産して、失業。再就職しようとあちこち面接を受けるが、特にスキルがあるわけでもない良重は次々と撃沈。今日もがっくりと肩を落とし、電
車に揺られていた。
不吉な夢の居眠りから目覚めた良重は股間に違和感を感じる。
なんと良重の股間に目の前の女性の柔らかな尻が押し付けられていた。
驚く良重を弄ぶように、硬度を増してゆく男根を女の尻が嬲る。
痴女? 痴女のなのか? 訝しむ良重を無視して女の腰が大胆に良重の男を呼び覚ましてゆく。
良重は痴女に出会っていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 18:50:50
195355文字
会話率:38%
まて!俺は社員だ。ま、食わせてもらってるから”ひも”とでも呼んでくれ!
「いやぁ。八神君お疲れさまでした」
たった一言。
肩に軽く手をふれられ、頭上でその一言を発せられて俺は会社を首になった。
なんて言う生やさしい解雇ではなかった。
意
味も分からず解雇宣告を受け、無職となった俺。
理由を求めたが一切答えてはもらえなかった。……退職金も、有給残もすべてカット。
名目上『懲戒解雇』!! いきなりそんなことってあるのか?
まったく身に覚えのない罪を擦り付けられ。俺は解雇となった。
貯蓄など一切ない31歳独身。のこの俺は明日から路頭に迷う生活に突き進む。
だが世の中そんなに捨てたもんじゃない。
捨てる神あれば拾う神あり。
あることがきっかけで、世の男なら即座に一部が反応してしまうほどのグラマラス美人社長に拾われ、何とか再就職ができた。橋の下生活から脱却出来たのだ。
しかしその会社は……。
株式会社異世界。
倒産寸前のこの会社を立て直すのが俺の仕事になった。
社名からしていかがわしさが充満する会社。
しかもそこの従業員はJKとませたJC?
俺は犯罪者にはなりたくねぇ。
「もう遅いよ! だって私達の初めてあなたに奪われたんだもん」
「そうよちゃんと責任取ってよ」
「あらあら、私もお相手してくれなきゃ怒っちゃう!」
ちょっと待て! 仕事しよう!
でないとほんとにつぶれちまうぞ!
この会社。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 00:00:00
24954文字
会話率:38%
中学生の頃に地元一の金持ち女に虐められていた男は、株で荒稼ぎした金で地方の屋敷を買って暮らしていた。
男1人ではバカデカい屋敷の手入れが出来ないのでメイドを買うことに。
ネットで注文したメイドは、男が市場を弄ったせいで倒産し多額の借金を背負
ったかつての虐めっ子だった。
“どんな仕事でも絶対にこなしてみせます”絶対服従のメイドは男の言うことに逆らえない。
トラウマを植え付けたクソ女を辱めて復讐してやろう。
※男主人公視点(タイトルに☆)と女主人公視点(タイトルに♥)の2種類で書き分けてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-05 00:08:29
17880文字
会話率:20%
ワケあって捻くれた若手人気俳優×根性だけが取り柄のサブマネージャー
会社が倒産し、大学時代の先輩のコネで芸能事務所に再就職した篠塚。
任されたのは、素行の悪い売れっ子俳優、新出のサブマネージャー(監視役兼雑用係)。
女を取っ替え引っ替えす
る新出を更生させるため、
先輩から「新出を惚れさせてこい」と命令されてしまうが…?
R−18シーンには※マークが着きます。
pixivに♡喘ぎ版を掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 06:00:00
45068文字
会話率:34%
夢は画家で有名私立校に通う主人公の少年。
だが、実家の会社が倒産して学費も払えない一文無しに!そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、同じ部活に所属してる大金持ちの後輩だった。
しかし、借金の肩代わりに後輩が提示した条件は、【自分の所有物】
になれというトンデモ内容で…
実は密かに主人公に想いを寄せていた後輩。弱みをフル活用して急接近?歪んだ後輩の片思いで、毎日エッチな調教を受ける羽目になった主人公の運命は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 19:32:46
48611文字
会話率:34%
職場が倒産して34歳にして無職になった林山守人は、チート転生等の小説の事を考えながら現実逃避をして歩いていた。
ひょんな事から異世界である神に見捨てられた世界に迷い込むのだが、そこは、今や人の存在しない獣や獣人の世界で…………
書き手が地
雷少ないので無意識に地雷大量に設置してたりします。又行き当たりばったり、ご都合主義で進むパターンです……最終的には、広げた風呂敷を真ん中でつまんで終わらせるタイプなのでいい加減な最後が苦手な方やきちんと話が組まれて進むものを好まれる方は、注意してください。
基本として獣姦、無理矢理、複数、エロがかなりの頻度であります。注意書きするようにしてますが最近よく書き忘れます、後、下ネタ平常運転です。すいません……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 20:00:00
268024文字
会話率:36%
夫──橘修一の経営する会社が倒産してからすべてが一変した。
普通に生活していたらとうてい払いきる事のできない莫大な借金。
明日を生きていけるかすら危うい生活。
そんな生活から助けてくれたのは夫─修一の親友、赤井亮平だった。
赤井亮平の
おかげで元に近い生活を送れるようになった私たち。
そして赤井亮平が私たちを助ける代わりに出した条件……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 20:47:13
7972文字
会話率:30%
1975年(昭50)4月、大学を出た山岡弘明は三重県四日市の造船所に就職した。ギリの卒業単位で卒業した弘明が設計技師を目指すのだが、その前途は甚だ多難だった。だがそれにも増して、高度成長を続けていた日本がオイルショックという未憎悪の経済混乱
に巻き込まれ、世情は混沌とする。そんな中で就職した弘明、いったい彼の前途に立ちはだかるものは……。
物語は、造船所が時の宰相に絡む事件に遭遇し、設計の緒方部長が奔走するのだが、その大きな渦の中に弘明も巻き込まれていく。驚くほどの初任給をもらう弘明だったが、入社1年後には残業カット、一時帰休、そしてボーナスカットと続き、会社は混迷を極める。雲の上で生じた風雲は、ある日突然地上に生きる者の平穏な生活を奪い、否応なく荒れる海に放り出すのだった。
(エブリスタ・アルファポリス掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 18:00:00
104498文字
会話率:29%
1982年(昭和57年)6月、主人公山岡弘明の勤める富双造船が破産。
オイルショックで倒産して5年余、再建を目指したが万策尽きついに破綻。
すでに30歳となり妻子のいる弘明は、造船技師の道を諦めざるを得ない。
そんな中、会社の机から未使用の
パスポートを見つけ、激しく心が揺らぐ。
かつて新造船監督から「アメリカへ来るなら学校へ行け」と言われ、それ
から英会話学校へ通い3年、お陰で会話には不自由しない。転職する前に
パスポートを使ってみたい、アメリカへ行きたいと親から借金して旅立つ。
San Francisco、New YorkそしてLos Angelesと1週間のツワーに参加する。
1980年代のアメリカ、なにが弘明を突き動かし、なにを得ようとする。
30歳を越えて未知の世界へ……なぜアメリカへ、されどアメリカなのか。
「エブリスタ・アルファポリス掲載」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 01:00:00
52826文字
会話率:16%