まて!俺は社員だ。ま、食わせてもらってるから”ひも”とでも呼んでくれ!
「いやぁ。八神君お疲れさまでした」
たった一言。
肩に軽く手をふれられ、頭上でその一言を発せられて俺は会社を首になった。
なんて言う生やさしい解雇ではなかった。
意
味も分からず解雇宣告を受け、無職となった俺。
理由を求めたが一切答えてはもらえなかった。……退職金も、有給残もすべてカット。
名目上『懲戒解雇』!! いきなりそんなことってあるのか?
まったく身に覚えのない罪を擦り付けられ。俺は解雇となった。
貯蓄など一切ない31歳独身。のこの俺は明日から路頭に迷う生活に突き進む。
だが世の中そんなに捨てたもんじゃない。
捨てる神あれば拾う神あり。
あることがきっかけで、世の男なら即座に一部が反応してしまうほどのグラマラス美人社長に拾われ、何とか再就職ができた。橋の下生活から脱却出来たのだ。
しかしその会社は……。
株式会社異世界。
倒産寸前のこの会社を立て直すのが俺の仕事になった。
社名からしていかがわしさが充満する会社。
しかもそこの従業員はJKとませたJC?
俺は犯罪者にはなりたくねぇ。
「もう遅いよ! だって私達の初めてあなたに奪われたんだもん」
「そうよちゃんと責任取ってよ」
「あらあら、私もお相手してくれなきゃ怒っちゃう!」
ちょっと待て! 仕事しよう!
でないとほんとにつぶれちまうぞ!
この会社。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 00:00:00
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