1975年(昭50)4月、大学を出た山岡弘明は三重県四日市の造船所に就職した。ギリの卒業単位で卒業した弘明が設計技師を目指すのだが、その前途は甚だ多難だった。だがそれにも増して、高度成長を続けていた日本がオイルショックという未憎悪の経済混乱
に巻き込まれ、世情は混沌とする。そんな中で就職した弘明、いったい彼の前途に立ちはだかるものは……。
物語は、造船所が時の宰相に絡む事件に遭遇し、設計の緒方部長が奔走するのだが、その大きな渦の中に弘明も巻き込まれていく。驚くほどの初任給をもらう弘明だったが、入社1年後には残業カット、一時帰休、そしてボーナスカットと続き、会社は混迷を極める。雲の上で生じた風雲は、ある日突然地上に生きる者の平穏な生活を奪い、否応なく荒れる海に放り出すのだった。
(エブリスタ・アルファポリス掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 18:00:00
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会話率:29%
オヤジが会社倒産して苦学生になった俺だけどバイト先でクラスの人気の女子がいた。
それからお互い仲良くなり付き合うことに。
俺の人生は捨てたもんじゃない。
最終更新:2017-01-21 06:59:08
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会話率:63%