「――1つ、私の願いを聞いていただけませんか?」 「……お前の、願い?」 「ええ、……今は少し疲れておりますので、次に貴女とお会いする時に」 「次に会う時って、明日だろう?……いいぞ。構わない、何でも言ってくれ」 ――――『彼』に会う明日は
来ない。それを分かっていながら、『わたし』は微笑って嘘を吐いた。だが、『彼』もまた、『わたし』に会う明日が来ないことを知っていたのだ……。――過去の呪いに囚われた、塾講師『さくら』と『彼』の、今を生きる恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-04 22:03:20
68904文字
会話率:37%
「私は、妻を裏切っている」美しい閣下と側近のお話。
最終更新:2012-10-28 03:56:53
5196文字
会話率:52%
我がジャイ国の王さまが王妃さまをお選びになりました。王さまは王妃さまさえいれば他の女性はいらないとおっしゃり、30人の側室たちのいる後宮をお閉めになられました。側室たちは恩赦としていくらかのお祝を与えられ、実家に戻ったり新しい婚家へ嫁いだり
願われて臣下に降嫁したりしました。王さまの側近でもある宰相さまのご嫡男さまも、お相手をその側室からお選びになりました。この物語は、新しく奥様となられた側室と、若き青年の恋物語です。恋物語なんです。誰がなんと言おうと、そうなんです。*一応3話完結 9/5旦那様編を更新しました。***11月書籍化いたします。続きをたくさん書きました。よろしくお願いします***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-05 21:42:08
37223文字
会話率:27%
『貪婪なる我欲と悪行の果てに』のスピンオフ作品です。
『元寵姫達の物語』の老王や側近どもの余りの暴挙に怒り爆発です!
玲珠・柳・悧按・秀静や他の寵姫達の怨みを晴らさんと執筆を始めました。
あっ、朱詩を忘れてた!
奴らに天誅を下してやる所存で
す。
『元寵姫の激白』『「元寵姫の激白」取材を受けた彼のその後』『ザ・乙男走(オトメンバシ)り』『君は月、僕を照らす優しい光』にも関連してます。
※この作品は原作者の大雪さまの了解を得て公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-04 20:43:21
20208文字
会話率:24%
このお話は「小説家になろう」で連載していた「カマクラ」の続編(後日談)になります。本編を読まれた方向けの内容になっており、読まれてない方への配慮(あらすじの説明、ネタバレ防止等)を行っておりませんので、初めて読まれる方はご了承ください。二十
年前の因縁から「御恩」と「奉公」の関係で結ばれた、東の主「カマクラ」―― 一湖とその右腕で側近の玄次。五歳の子供だった彼と孤独な大人だった彼女が、悲しい別れを経て十年後に再び出会い、過去のことを互いに禁句にしたまま主従関係を結んでいた。それから更に十年。ひとつの戦いの果てに遂にその均衡が崩れ、男と女の関係へと変化する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-15 14:34:16
26428文字
会話率:14%