ルキアセルフ健康チャンネル
https://www.youtube.com/@user-xc4eg8kv6i
大きく耳が張り出した緑色の不気味な仮面が空中にユラユラと浮遊(ふゆう)している。
邪悪に歪んだ口から暗緑色の無数の光り輝いている
透明な触手が、纏(まと)わり付くように、少女のスカートの中に……。
綺麗に閉じている割れ目を貫き少女の身体に融合(ゆうごう)する。
少女は、ガクガクと操り人形みたいに、動きながら、不自然な形で首が傾く。
突然少女の肩甲骨がメリメリと脊柱起立筋を突き破り飛び出した。
そして黒に近い深緑のトンボの羽に似た翼に変化しだした。
少女の顔面は奇妙に歪みながら悪魔のようにおぞましく変化していく。
羽の動きに合わせて毛細血管がモコモコと蠢(うごめ)く。
少女の口は横に大きく裂け黒目はひっくり返る。
両足は獰猛(どうもう)な鷹(たか)の足。
左手はエビの足が鞭(むち)状に変形したように伸びて右手は、まるで蟷螂(かまきり)の大鎌に変化した。
この悪魔が人間や動物をゾンビにする。
人類の滅亡のカウントダウンは始まっていた。
真田幸村の子供で大陸に倭寇船に渡り、明の大軍に一人で勇敢に戦いを挑んだ星龍の転生した豊が覚醒すれば人類は滅亡の危機が回避できるかも……
その頃、
北條豊は多数の少女を独房に監禁して首枷や足枷をしてペットとして飼いならしハーレムを作るのを夢みて地下4階に11の独房と地下3階とそっくりな住居も作った。
ところが秘密の独房の建設を請け負った、もう一人の小林豊は北條豊に内緒で地下5階に4階と同じ独房と部屋を造った。
小心者の小林豊は偶然、塾帰りの女子高生を車で引っ掛けた。
豊は女子高生がピクリともしないので死んだと思い、怖くなって地下5階の
独房に連れ込んだ。
地下4階5階は、6畳の独房が10、20畳の独房が1と20畳の住居の合わせて12。
小林豊が拉致した美少女の中に、化け物がいた。
現在は鉛で囲って磁気を遮断してある20畳の独房に麻酔弾を打ち込んで眠らせている。この化け物を外に出したら人類は滅亡するかも……
パラレルワールドのもう一人の北條豊や異次元侵略者、異星人、ゾンビ、仮面の忍者、雪欄(くノ一ヴァンパイア)などが乱入。
時を超え次元を超えて暴れまくるエロバイオレンス
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 06:45:54
539149文字
会話率:38%
ラフレシアと呼ばれた女がいた。
SNSで都市伝説のように語り継がれている彼女には、嘘か真かわからない、様々な噂がひとり歩きをしていた。
ラフレシアは生活保護で暮らしている。
ラフレシアはとても不潔で、嫌な臭いを漂わせている。
ラフレシアは
まだ十代の女の子だ。
いくつもの噂がSNS上で飛び交う中、一つだけ、誰もが口を揃えて言う情報があった。
ラフレシアと性交したら、彼女から離れられなくなる。
これは、ラフレシアと呼ばれた女の子が、男を弄ぶだけの性交譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 00:05:29
23218文字
会話率:20%
ダーリング小路には、表向きは下宿だが実際はモグリの売春・連れ込み宿の《女王蜂亭》がある。それとは分からない外観と秘密厳守が徹底されているおかげで商売は上々だったが、女将のマーガレットは都会暮らしと商売に疲れ、店を畳んで田舎に帰ろうかと思い悩
んでいた。そんな彼女の前に、一組の気になるカップルが現れた。下町に似つかわしくない上等な服を着た上品な男女。一目で上流階級の人間と分かる彼らに、マーガレットは気になりつつも部屋を貸す。そして翌日、予定時間を過ぎても音沙汰のないこの二人のもとへマーガレットが行ってみると、そこには変わり果てた姿の女がいた。
被害者の女は身元不明と公表され、売春婦によくある客とのトラブルがらみの事件と思われ、捜査打ち切りとなる。だが、刑事のゴードン・マトロニックにはこれがただの痴情事件には思えず、ひとり秘かに捜査を始める。
そして、別にこの事件を追っていた新聞記者のリディア・ハミルトンと出会い、殺された女が堕落していった真相を追っていくうちに、上流階級社会が抱えていた暗部にたどり着く……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 17:35:37
5099文字
会話率:14%
ダーリング小路には、表向きは下宿だが実際はモグリの売春・連れ込み宿の《女王蜂亭》がある。それとは分からない外観と秘密厳守が徹底されているおかげで商売は上々だったが、女将のマーガレットは都会暮らしと商売に疲れ、店を畳んで田舎に帰ろうかと思い悩
んでいた。そんな彼女の前に、一組の気になるカップルが現れた。下町に似つかわしくない上等な服を着た上品な男女。一目で上流階級の人間と分かる彼らに、マーガレットは気になりつつも部屋を貸す。そして翌日、予定時間を過ぎても音沙汰のないこの二人のもとへマーガレットが行ってみると、そこには変わり果てた姿の女がいた。
当初は身元不明だった女の素性が明らかになるにつれ、彼女がどうしてこのような最期を遂げねばならなかったかと世間の関心は高まる。
そして、この事件を追っていた刑事のゴードン・マトロニックと新聞記者のリディア・ハミルトンは、彼女が堕落していった真相を知っていくうちに、上流階級社会が抱えていた暗部にたどり着く……。
エロティックミステリというかサスペンスのお話です。
シロウトが書いているのであちらこちら詰めが甘い部分があるかと思いますが、そこらへんは生温かく見守ってやってください。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 13:14:18
4826文字
会話率:18%
私の名前は麻楽。「まら」って読むの。素敵な名前でしょ?私が敬愛する麗奈お嬢様に名づけていただいたの。
まらって別の字で書くと男性器っていう意味があるのよ。
男性器を私のぐちょぐちょの女性器や排泄物をひりだす穴に突っ込むことが大好きな私にぴっ
たりの名前よね。
麗奈お嬢様はとってもお金持ち。お屋敷はお嬢様専用で20畳ぐらいの部屋が十数個もあるとっても大きなところなの。
お嬢様は孤児だった私をメイドとして雇ってくださっていて、私が悪いことをしたときにはいつも愛情のこもったお仕置きをしてくださるとっても優しいかたなの。
お給金ももらってるみたいだけど興味ないの。
お嬢様の便器としてお役に立ててお嬢様からでてくるものを全ていただければ、他に欲しいものなんてあるわけないの。
あぁ、思い出しただけで私の女性器濡れてきちゃった。
お嬢様は完璧な女性なんだけど、中学に入る前ころから女性器に異変が現れ始めて、今では立派な男性器が付いているの。
もちろん女性器もなくなったりはしていないから、両方ついているの。
そういう人の事を『ふたなり』っていうみたい。
お嬢様、そのことですごく悩んでいらっしゃったけど、私ともう一人のメイドの湯女(ゆな)で周囲を黙らせるのと並行して、男性器がとても役に立つものなんだってことを体を張って理解していただいたの。
今ではお嬢様のお父様の会社が開催している乱交パーティにも参加するようになって、自信を取り戻していただけたみたい。
お嬢様が中学を卒業して高校に入ったとき、お嬢様の運命をガラリと変える人に出会ったの。
小春様とおっしゃるとっても可憐な方なんだけど、お嬢様、小春様に一目ぼれしちゃったみたい。小春様もお嬢様に惹かれたみたいだから相思相愛ね。うらやましすぎる~!!
このお話はそんなお嬢様と小春様のお話です。
かなりハードな表現や描写もあるから、そういうのがいやな人は私がダイジェスト版を書いてあげる。いつになるかわからないけど、楽しみにしててね。
※直接的な表現を一般的な表現に変更いたしました。(管理人)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 16:00:00
714341文字
会話率:41%
聖女候補発見の知らせを受け辺境の村にやってきた神殿騎士ヴァレリー。
仲間に追いやられるかたちでひとり、聖女候補の迎えにいくも、そこには血だまりの跡だけがのこされていた。
(まさか暗殺……?)
いぶかしむヴァレリーに突如、血だまりが異形の怪物
となって襲いかかる。
窮地を救ってくれたのは一頭の白い狼だった。
「――おい人間。お前、俺のつがいになれ」
仲間からの裏切り、村人たちの救出、畳みかけるように襲いかかる苦難を乗りこえるため、ヴァレリーは狼の提案に乗るのだったが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 17:00:00
74125文字
会話率:23%
お江戸。
下級武家の次男坊・東雲文彌(しののめ ぶんや)は、女中の「そよ」に好意を抱いていた。そよも脈のある反応を返してくれるので、いつか所帯を持ちたいと思っていた。
しかし、文彌の兄がそよを手籠めにしてしまう。
文彌はそよを守るた
め生家(せいか)を捨てることを決意。六畳一間の長屋を借りて、そよと二人暮らしをはじめる。とはいえ自分は加害者の身内。そよと添うことはできないと諦めていたが……。
寄る辺ない者同士が、同じ鞘に収まるまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 21:07:00
11051文字
会話率:29%
pixivにも掲載してます。
四畳半×異世界×オナホ×ファンタジー
《あらすじ》
ある日、侍女長レフィアと名乗るメイドが、突然、俺のアパートを訪ねてきた。
彼女は異世界の住人らしく、以下の状況を説明してくれた。
“自分は魔王
城で魔王とその5人の寵姫たちに使えるメイドで
魔王軍は敵である人類の軍勢と日々戦っていて
ある日の戦闘で精強な人類軍に全滅寸前になるまで押し負けてしまった
最強の魔王も瀕死状態で最悪の大ピンチになってしまう
同じく瀕死の5人の寵姫たちが愛する魔王の魂だけでもなんとか別の世界に逃そうと
全員で残りの魔力を振り絞って異世界へのゲートを開く
それでなんとか魔王の魂だけでも異世界に逃すことに成功する
しかし
偶々その場にいた自分と5人の寵姫たちもその時空転移に巻き込まれてしまう
異世界に飛ばされて目覚めた自身が見た光景はなんと一面の凍土である北極大陸
傍らには魔力を全て使い果たし小さく醜い見るも無残な姿になってしまった5人の寵姫達が
僅かに感じる魔王の魔力の残滓を辿って5年程この世界を彷徨った後
這う這うの体で漸くこの安アパートまでなんとか辿り着いたと
だがしかし
無事に逃がせた魔王の魂がこの世界の原住民である俺の身体に何故か宿ってしまっていて
さらに魔王であった頃の記憶もなく...”
そんな話を熱っぽく語るレフィアさん
自身や寵姫達が元の世界に戻るためには
もう一度ゲートを開かねばならず
その為には5人の寵姫全員を復活させねばならないらしい
その方法を問うと、小さくなった寵姫の身体に魔王の魔力を注ぐと蘇るらしいのだが...
どう見てもそれはただのオナホにしか見えなくて...
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 04:13:23
13894文字
会話率:45%
2030年にサービスを開始した――――
『エロゲを、つくろう』は瞬く間に人気サイトの階段を駆け上がっていった。
利用者は基本的にシナリオの文章作成がメインとなる。
キャラクターデザイン、音楽、音声、背景は膨大なテンプレートやネッ
ト素材の中からAIが自動生成なり調整をし、作者とともに作成する。
当然だがオリジナル素材も利用可能で…………。
個人趣味、同人レベル、プロレベルとさまざまな作品が生まれている。
『エロゲ作品数250,959』 『登録ユーザー数 5,001,911』
運営開始4年目を超えて、『エロゲを、つくろう』は絶頂期を迎えようとしていた。
20世紀末から21世紀初頭に全盛期だった、エロゲ文化は衰退期を経て、AⅠによる第二次革命が起こり、過去の歴史を遙かに超えるブームを巻き起こしていた。
この物語は『エロゲを、つくろう』に大学生活の全てを捧げる――――
東京都心、四畳半、未だに風呂無しボロアパートに引っ越してきた、萌え、エロには人の10倍は拘る、一人のオタクのあまり明るくない青春のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 19:48:27
8047文字
会話率:36%
女房と畳は新しい方が良い――。
昔の人が使っていた言葉です。
洒落になりません。ひどい言葉です。心から、そう思います。
最終更新:2022-08-14 00:00:00
1922文字
会話率:20%
ある日、学校からの帰りに電車に乗っていたはずの主人公『三鍵唯人』は気がつくとたった1人で石畳みの部屋にいた。
混乱する唯人をよそにゲームが開始される。それは俺1人VSカースト最上位女子7人によるルール無用の殺戮ゲームだった。
女子たちは
相手があの三鍵だと知り、わざわざ危険を冒して攻める必要がないと迎え撃つことにする。
その間に唯人は着々とアイテムを集め…
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 05:27:33
2120文字
会話率:24%
ドスケベドマゾド天然の黒髪ほくろメス男子、芽洲まひろさんが隣人モブA男と丸一日デロデロ甘々ラブハメ交尾をする話。付き合っていませんが特濃にイチャラブです。これまでのアホエロなお話と違いエモエロ度が強めのためご注意ください。
体内放尿/小スカ
描写(◆18:00/7ページ目)、受けの攻めに対するアナル舐め描写(◆1:30/10ページ目)あり。
甘え甘やかされ濃密に愛し合う24時間定点カメラセックス、性癖しかありません。
すべてはよくある!フィクションのファンタジーです。
pixiv/アルファポリスにも同作品を投稿しています。
配信にコメントなどありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・返信はこちらにて
https://twitter.com/show1write折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-02 21:34:09
43447文字
会話率:58%
四畳半の空間、触手、穢れを知らないような女王。
狭い狭い部屋の中で、女王を屈服させるべく、触手による調教が始まった。
全五話、4時、8時、12時、16時、20時更新予定。
注意:本作には人を選ぶ表現が多々含まれています。合わないと感じたら
、素直に読むのをお止めください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 20:00:00
40549文字
会話率:27%
ここは時代劇めいた和風異世界の古都「ヒノヤマ藩」。
現世で不幸な亡くなり方をした「俺」は、下級武家の次男坊に転生する。
家督を継げない立場のため、不遇をかこつ暮らしを送りながらも、女中の「すみ」に密かな好意を寄せていた。
ある時、近所の不良
侍が、すみに手を出した。囲われ者にされかけた彼女を助けるため「俺」は生家を捨て、浪人となる。
ほとぼりが冷めるまで、うらぶれた四畳半の長屋で彼女と「かりそめの夫婦」となるのだが……。
◎全9話構成。最終回までのおおまかな下書きは完成しているので追記修正しながら随時投稿していきます。
◎性描写有りのエピソードには★マークが付きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 21:45:07
15286文字
会話率:33%
お給料日に回転寿司、自分へのご褒美。
寿司を擬人化して性欲も満たしてしまえ、気軽に満足感!
基本は対面座位の、1畳半の個室でのショートタイムえっち。
思いつくまま500字くらいで煩悩を曝け出していきます。
すいませんコロナの外出自粛
ストレスと満たされない性欲をぶつけております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 08:20:52
5923文字
会話率:24%
ドルウィンは悩んでいた。どうやってエレナに結婚を申し込むかをだ。タイミングはあってもなかなか恥ずかしくて言い出せないその言葉を言い出すために、エレナが食材を買うついでにアクセサリー店に連れこもうとするが。
短編、「裏稼業を畳む爺さんから金貨
一枚で買い受けたエルフは跳ねっ返りだった」(https://novel18.syosetu.com/n9870hk/)の結婚初夜に至るまでのお話です。このお話だけでも楽しめると思いますが、前編を読まれたほうがより楽しめるので、まだの方はぜひお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 22:24:47
9648文字
会話率:56%
ある日、ドルウィンの家に奴隷家業を裏商売にしていた商人の爺さんから奴隷を買わないかと相談がやってきた。ちょうど部屋の掃除などが滞っていたドルウィンはそれを買う交渉を取り決める。後日送られてきた少女は想像以上の美少女だった。
最終更新:2022-01-18 22:19:02
11678文字
会話率:51%
そして、私はウル・ナンムの法則を心から嫌います。 彼らは彼らの墓で永遠に眠らなければなりません。
Sumerian language.
屈折はほとんど見られず、名詞や動詞へ接辞を繋ぎ合わせる膠着語的な性質が強い。典型的な接辞や修飾語の順序
は名詞 - 形容詞 - 数詞 - 属格句 - 関係節 - 所有接辞 - 複数接辞 - その他の格接辞である。例えば、 dig̃ir gal-gal-g̃u-ne-ra は、神-偉大な(畳語)-私の-複数-与格 であり、全体的な意味は「我の偉大なる神々の全てのために」となる。[4]所有接辞、複数接辞、その他格接辞はかつては接尾辞として扱われてきたが、最近では前接語[5]または後置詞[6]とみなされている。
日本文学とウル・ナンム法の類似点に違和感を覚えます。 シュメール語は、膠着語、後置詞などの機能を日本語と共有しています。これらの語順は、両方ともサブジェクト-オブジェクト-動詞です。 だから私は他の膠着語話者も嫌いになり始めることにしました。
そして、私はウル・ナンムの法則から派生した旧約聖書の可能性を嫌います。 そして旧約聖書の信者たちは世界中に住んでいます。 私は明らかに現在の日本人を憎んでおり、彼らはこの現代の旧約聖書にどれほど影響を受けているのだろうか。 それらを分析して、ある要素を別の要素から分割できれば。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 17:43:58
78707文字
会話率:1%
誘拐Ⅳ
【一話】
気が付けばそこは薄暗い窓の無い鉄板で覆われた部屋だった。
俺の名前は工藤俊介、三十八歳で小さな商社の営業マンであり十二歳の子の父親でもあったが、仕事帰りの昨日の深夜、駅の終電に乗ろうと駅のホームで待
っていると携帯が鳴った。
電話を見てみると非通知だった。
聞いたことの無い男の声だったが、内容は簡単明瞭で子供と妻を預かったと言う内容に俺はは驚くこともせずに電源を切った。
電車に乗って帰宅途中の電車の中でイタズラ電話のことを考えながらも、自宅に電話しようと言う気にもなれずに、そのまま自宅へと足を運んだ。
三十年ローンで買った灯りの消えた家が男を待っていた。
片手にカバンを持ちポケットから出した鍵で玄関を開け中に入ると、玄関の上がりもとに走り書きされたノートが広げられ放置されていた。
「家族は預かった。 帰して欲しくば南に二丁離れた廃病院の前に来い」
俺は妻のイタズラかとノートを拾い上げると、家中の中に隠れているであろう妻と子供を捜した。
家の中は俺以外に誰も居なかった。
俺は自転車に乗ると指定先へと半信半疑のままペダルを漕いだ。
「何で俺みたいな貧乏人の家族を!!」
半信半疑なのに何故か口に出していた。
廃病院の前に着くと、そこは静まり返って街灯もない幽霊屋敷のようだった。
自転車を投げ捨てるように降りると病院の玄関の前に立って暗い中で首を左右に振って見回した。
「ガツン!」
後から硬い物で殴られ気絶した。
肌寒さに目を覚ました俺は無意識に殴られた後頭部に手を当て、うつ伏せの身体を起こした。
「何処だここは!」
小さな裸電球の光りに俺の姿を確認した時、俺は自分が素っ裸だと気が付いた。
広さ十畳ほどの薄暗い部屋の壁は手探りすると、ヒンヤリと冷たかった。
異様に高い天井に張り付く裸電球は立ち上がって両手を伸ばしても届かないほどで三メートルはあるように思えた。
窓は何処にもなく天井も床も全てが鉄板で覆いつくされていた。
俺は訳が解からずガチガチと口元を震わせ小部屋を壁伝いに歩き回った。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-12-29 13:43:27
28552文字
会話率:33%
丁度1年前、なんとなく神社に参拝する習慣を始めた『俺』は、いつも通り神社へと参拝に行く。
いつも通りの道のを歩き、いつも通りの風景を見ながら神社についた。
いつもと違うのは、参拝を初めて丁度1年ということもあり、持ってきた日本酒の徳利を供え
たことくらい。
鳥居をくぐり、短い石畳の参道を歩き、いつも通りの参拝をする。
そしてそのまま、いつも通り、秋口のひんやりとした空気を感じながら家に帰る、はずだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 00:38:53
20921文字
会話率:46%
「もっとえっちなコト、していいよ。お姉ちゃんをお嫁さんにしてくれるってクーちゃん言ってたもんね」
30年前と同じ姿でお姉ちゃんは帰ってきた。
5畳一間のワンルーム、お盆の間の奇妙な同棲生活が始まる。
妙に詩的に始まるが、この物語は作者の「
あ~……なんかの間違えで年下のお姉ちゃんできねぇかな~」という極めて低俗な思いつきから産まれた代物である。自分でも気持ち悪いと思ったから詩的にして誤魔化したのだ。
イラスト:うれい先生折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 23:02:33
18520文字
会話率:26%
苛立ちを隠せずにセオドアは石畳を歩く。
未だ慣れない街はどこかセオドアを拒んでいるようで‥。
※『エッチは同意が~』の数年後小話。
もしかしたら前半気分悪くなる方いるかも…。その為残酷な描写ありにチェックしてます。
最終更新:2021-10-13 17:00:00
4805文字
会話率:15%